納得して働く

育休復帰の不安を解消!復帰前の社員に向けて、復帰準備のためのセミナーを開催しました

こんにちは、ノーベル広報担当の水野です。

4月に入り、新たな年度が始まりました。この春も、育休を終えて職場に復帰したお母さんがたくさんいらっしゃいます。

少し前のことになりますが、3月の上旬、とある企業からの依頼で、育休復帰予定の社員を対象に育休復帰セミナーを開催しました。これから両立生活が始まるパパ・ママに向けて復帰にまつわるノウハウをお伝えし、復帰を迎える前から具体的に準備が進められるようにワークを実施しました。

このブログでは、その内容をご紹介し、育休復帰への備え方や仕事と育児の両立のコツを皆様にも共有できればと思います。

育休復帰5大あるある

復帰を迎える前は、復帰後の生活がどんなふうになるのか、なかなか想像がつきにくいものです。セミナーではまず、復帰後に起こりがちな困りごとについてインプットする時間を持ちました。

1.保育園で泣いている子どもを見て、罪悪感…

保育園へ連れていったは良いものの、保育士さんに抱かれて大泣きするわが子を見たら、つらい気持ちになりますね。でも、4月の保育園は大合唱が当たり前!親御さんが迎えに来てくれる経験を繰り返すことで、子どもも少しずつ預けられることに慣れていくものです。

育休復帰セミナー

2.子どもが発熱!こんなに風邪をひくの?!子どもの風邪がうつってツライ…

保育園での集団生活が始まると、子どもはしょっちゅう熱を出すようになります。37.5度を超えると保育園からお迎えコールが・・。小さな子どもは病気をしながら免疫を獲得していきます。急な発熱やお迎えコールに備えて、夫婦で対応を相談しておいたり、病児保育サービスを調べておくようにしましょう。

3.家事がまわらない…!

平日はとにかく時間がなく、バタバタと毎日が過ぎていきます。子どもと一緒に寝落ちしてしまって洗い物ができてない!明日の準備が終わってない!なんてこともよくあるのでは。理想は高く持ちすぎず、時短家電の活用や、ネットスーパーや作り置きサービスなどの利用も検討してみましょう。

育休復帰セミナー

4.シゴトのリズムがつかめない…!

復帰後、体が思うように動かなかったり、早退やお休みが多くなり「自分は役にたっているんだろうか」と悩む方も多くいます。1人で抱えず、同僚や先輩、上司で相談しやすい人を見つけましょう。ランチの時間を使って気分転換をしたり、休息の時間も取りながら、自身の心身の健康も大事にしてくださいね。

5.夫婦でギスギスし始める…。

復帰をきっかけに、家事育児の負担が片方に偏っていることへの不公平感や不満がたまって、ケンカが勃発!ということもよくあること。あらかじめ夫婦で役割について相談したり、情報共有がしやすいツールを探してみるのも良いでしょう。また、行政がやっている支援サービスや、勤務先の福利厚生もうまく活用できたら良いですね。

1日のスケジュールを書き出してみる

育休復帰セミナー

5大あるあるのインプットをした後は、各自で復帰後の生活をシミュレーションして、1日のスケジュールを書き出す作業をしました。ポイントは、出勤の時間から逆算して、起床時間や支度の時間、朝食の時間などを決めていくこと。退勤の時間からお迎え、帰宅後のお風呂や夕食、自身の就寝時間を書き出していくこと。

1日のスケジュールがイメージできると、おのずと復帰までにすべきこと(TO DO)も見えてきます。生活リズムをつくることや、卒乳のタイミングの検討、離乳食の準備について計画したりと、親と子どもの状況に応じてTO DOは様々。

セミナーではこの後グループに分かれてお互いの気づきやTO DOで挙げた内容を共有しあう時間を持ちました。

会社の制度や申請のルールもチェック

セミナーの中では他にも、人事部の方からあまり知られていない・でも知っておくと役に立つ制度の紹介がありました。また、申請書作成のポイントや注意事項の解説も。
職場での手続きや、自治体への届け出など、この時期はやることがたくさんあります。ルールを正しく理解することで、必要な手続きの抜け漏れを防げたり、無理のない復帰プランを立てやすくなります。今回のように人事の方から直接説明してもらえる場があると、この先の手続きを安心して進められそうですね。

両立のポイントは

子育てをしていると「大人の手が欲しい」と感じる瞬間が多くあります。両立をする上での大事なポイントは「子育てを家庭に閉じないこと」。そして、「頼れる先をいかに増やすか」です。家事や育児は家のことなので、自分たちで何とかしないとと思いがちですが、家庭の中だけでやりくりするのはとても大変です。頼れる人やサービスの選択肢を多くもつことが、心身の余裕につながっていきます。

育休復帰セミナー

ノーベルは、「子どもを産んでも当たり前に働ける社会」をビジョンに掲げ、14年間、病児保育のサービスを通じて4,000名近い親御さんをサポートしてきました。現在は子育て世帯の多様なニーズに応えられるよう、新事業「子育て家族のまるごとサポート(通称:まるサポ)」の開発に取り組んでいます。
今回のセミナーは14年間病児保育をする中で蓄積してきたノウハウと、「まるサポ」開発における取り組みを活かして、復帰に向けたプランニングをアドバイスさせていただきました。

参加してくださった方からは下記のような感想をいただきました。

保育園に預ける不安がありましたが、復職後のあるあるの項目を見て気にしすぎないようにしようと思いました。

通勤時間を調べてみることによって実際のスケジュールを逆算して考えることができ、毎日の流れを把握することができました。いまから復職、保育園が始まる前までに朝起きる時間やご飯の時間などシュミレーションして練習してみようと思います!

同じ状況で悩みのある方々の話を聞いたり情報の共有が出来たことで育児休業特有の孤独感や不安が和らぎました。とても心強く感じました。

セミナーの大きな目標は参加者が自身の状況に合わせた生活プランを立てられるようにすることでしたが、そのほかにも、当事者同士の横のつながりが生まれたり、人事部と社員間で顔が見られる形でのコミュニケーションが取れたりと、プラスαの効果もありました。

ノーベルでは今後も、仕事と育児の両立がしやすい職場環境づくりに取り組む企業を支援していきたいと思っています。企業ごとのニーズに合わせてカスタマイズが可能です。

「社員向けの育休復帰支援をしたいけど、何をすればいいかわからない…」
「社内の育休復帰支援の制度はあるけれど、うまく活用されていない…」
「もっと社内での育休取得者どうしの情報共有を活性化したい…」

など、人事担当者の皆様のなかでお困りのことがありましたら、ぜひノーベルにお声がけください!

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