納得して預ける

育休復帰特集|ファミサポとは?注意点・利用方法のポイント

こんにちは!ノーベル事務局です。
4月から育休復帰される方に向けて、連載している「育休復帰特集」。

育休復帰特集|「復帰後1年は病気ばかり!病児保育の情報を集めておこう」では、子どもが病気になった時に頼れるサポートについて簡単にご紹介しました。

今回は、その中の「ファミリーサポートセンター」について、さらに掘り下げて詳しくお届けします。

ファミリーサポートセンター(ファミサポ)とは?

「自治体の子育てサポート」と聞いてまず頭に浮かぶのが、「ファミリーサポートセンター」、通称「ファミサポ」ではないでしょうか?子育てをしている親御さんには、耳なじみのある存在ですよね。

ファミリーサポートセンターは、子育ての援助が必要な人(依頼会員)と、援助ができる人(提供会員)を結びつける相互扶助組織で、各自治体が主体となって運営しています。

まずは、お住まいの自治体のファミサポを、「自治体名 ファミサポ」で検索してみましょう!
こちらにも、主な自治体のリンクをまとめましたよ~。

主な関西の自治体のファミリーサポートセンター

大阪市ファミリー・サポート・センター事業
  ・各区の窓口一覧
吹田市すいたファミリー・サポート・センター
東大阪市ファミリーサポートセンター
豊中市とよなかファミリーサポートセンター
堺市ファミリーサポートセンター
八尾市やおファミリー・サポート・センター
守口市ファミリー・サポート
茨木市ファミリー・サポート・センター
尼崎市ファミリー・サポート・センター
西宮市ファミリー・サポート・センター
高槻市ファミリー・サポート・センター
摂津市ファミリー・サポート・センター
枚方市ファミリー・サポート・センター
箕面市みのおファミリー・サポート・センター
宝塚市ファミリー・サポート・センター
池田市ファミリー・サポート・センター

※料金など詳細がわかるページを掲載しています。

ファミサポ

ファミサポでお願いできることは?利用方法は?

では、実際に何を依頼できて、利用するにはどうしたらいいのでしょうか?
詳細は各自治体により異なりますが、以下におおむね共通する内容をまとめてみました。

利用できる人(依頼会員)

自治体により異なりますが、おおむね生後3ヵ月~10歳程度までの子どもがいる方が利用できます。

依頼できること

大きく分けて「送り迎え」と「預かり」があります。

 ・保育園や幼稚園の送り迎え
 ・保育園や幼稚園の開始前や終了後に、子どもを預かってもらう
 ・保護者の急用や病気の際に子どもを預かってもらう、など
 (※預かる場所は、原則として提供会員の自宅となります)

近くに頼れる祖父母がいない方や、急な残業などの時には、とても助かりそうなサービスですよね!

ただ、ここで注意が必要なのは、子どもが病気の時は依頼できない場合が多いということです。
これは自治体により基準は異なるのですが、おおむね、回復期で集団保育が可能な状況であれば依頼可能になることが多いようです。
なお、病児でも依頼可能な自治体もあるようですので、詳細はお住まいの自治体のファミサポにお問合せくださいね。

利用方法

そしてこれも注意なのですが、ファミサポは、申込んですぐ利用できる、というものではありません。利用の前に、「ペアリング」という事前打ち合わせが必要となります。

ファミサポのコーディネーターが依頼会員と提供会員のマッチングを行い、コーディネーター立ち合いのもと面談を行い、双方了解の上ペアが成立すれば、はじめて依頼可能となります。

ファミサポはいくらぐらいかかるの?

さて、気になる利用料ですが、民間のベビーシッター等と比べてかなり格安となっています。
利用料は自治体により多少異なりますので、以下にいくつか例をあげますね。

大阪市

 ・7:00~20:00まで:1時間あたり 800円
 ・上記以外の時間、土日祝:1時間あたり 900円
 ・子どもが体調不良の場合:1時間あたり 900円(※病後児・集団保育可能な状態のみ)

吹田市

 ・8:00~20:00まで:1時間当たり700円
 ・上記以外の時間、土日祝:1時間あたり 800円

豊中市

 ・8:00~20:00まで:1時間あたり 800円
 ・上記以外の時間、土日祝:1時間あたり 900円
 ・病気回復期の子どもを預ける場合:1時間あたり 900円(※病後児・集団保育可能な状態のみ)

このほか、交通費、食事代(ミルク、おやつ)等は、実費となります。

ファミサポのメリット・デメリットは?

ファミサポのこうしたサービス、それぞれメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

・料金が格安
・保育園や学童の時間外に子どもを預かってもらえる
・保育園・小学校~習い事への送迎も依頼できる
・自治体がやっている安心感
・事前に打合せがあり、どんな人かわかっている安心感
・地域との繋がりができる

デメリット

・提供会員によって資格や経験にばらつきがある
・提供会員によって保育や子育ての方法や質に差がある
・提供会員との相性(親/子ども)が合わない場合もある
・子どもが病気の時は依頼ができない

ポイントを確認しながら、自分の家庭に合うサービスかどうか、ぜひ一度検討してみてくださいね。
登録やマッチングには時間がかかるため、なるべく早くに登録に行かれることをおすすめします!

スマホで予約

二児のワーママが育休復帰した時は…

ちなみに、私も一人目の育休復帰前に説明会に参加、登録に行きましたよ。

そのとき言われたことは、「提供会員のほうが不足していて、希望に沿えるかどうかはマッチングしてみないとわからない」ということ。

これは恐らく、どの自治体も同じような状況なのではないでしょうか…。

また、私は保育園が決まる前に登録に行ったのですが、「保育園が決まってからでないとマッチングできない」とも。確かに、お迎えに行く園がわからなければマッチングできないですよね…。

子どもの月齢によってもマッチングの状況は刻々と変わっていくとのことで、0歳児や1歳児は預かれないという提供会員さんも多い、ともおっしゃっていました。自分が逆の立場なら、たしかに、わかる気がします。

そんなこんなで、結局は私はマッチング依頼をしないままバタバタと育休復帰し、現在に至ります。

コーディネーターさんの話を聞いていると、子どもが4、5歳になって習い事をはじめたりしたときに、送迎を依頼したりする使い方がちょうど合うのかな?と感じました。

私はまだ登録しただけで利用には至っていませんが、条件が合う提供会員さんとペアになれたら、民間のベビーシッターサービスなどよりも随分割安となるので、ありがたい存在かと思います!

子どもの病気時には訪問型病児保育を頼ってください

以上、ファミリーサポートセンターのご紹介でした。これから育休復帰する親御さんの参考になれば、うれしく思います。

ちなみに・・・
育休復帰後に働く親御さんがまず直面するのが、「子どもが思った以上に病気する!」ということなんですが、ファミサポさんでは原則として病児は預かれないため、保育園からのお迎え電話が入ったときには、頼れない場合がほとんどです。

そんな時は、保育園のお迎え代行も可能で、そのまま病院へ受診代行もできるノーベルのような「訪問病児保育」という存在があることも、知っておいていただきたいです。

我が家にはどんなサポートが必要なのか?

一度、紙に書き出すなどして整理して、必要なサポートを必要な分だけ、復帰前にしっかり用意できますように!

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