気づけば16年、子育て家庭に向き合ってきました。

時代の変化とともに、子育てを取り巻く価値観や環境も大きく変わりつつあります。

そんな今だからこそ、私たちが本当に取り組むべきことは何か――

その問いに、もう一度向き合いました。
いま感じているこの閉塞感は、どこから来ているのか。

そして、私はなぜノーベルを立ち上げたのか。

私たちは何をすべきなのか。
問い続けるなかで、ひとつの決意にたどりつきました。

それは、「希望をもって子どもを産み育てられる社会を、本気で実現したい」という想いです。
そのためには、やはり子どもを家庭だけでなく、社会全体で育てていくことが必要です。

子どもが生まれたとき、自然と“チーム”が立ち上がり、家庭や地域、そしてさまざまな立場の人たちが手を取り合って子育てを支え合う。

そんな姿が、当たり前になる社会にしたいと思いました。
その光景を思い描いたとき、私自身の中にも、新たな希望が芽生えました。
「子育てこそ、みんなで」。

この言葉には、そんな願いと決意を込めています。
これまでの歩みを大切にしながら、私たちはこれからも挑戦を続けてまいります。

認定NPO法人ノーベル　代表理事