ノーベルがめざすこと
社会全体で子育てを
子どもを産んでも当たり前
に働ける社会へ
増える共働き世帯と、働く「親」の生きづらさ
かつてはみんなで助け合いながら子どもを見守ってきたのに、核家族化の影響もあり、今はほとんど親だけで子育てを担う状況になっています。そして夫婦共働きが当たり前に。男性育休の普及など社会は変わり始めていますが、親だけで子育てをする状況は変わらず、また「家事・育児は母親の仕事」という考えも根強く残っており、働く母親の生きづらさを助長。働く子育て世帯をこれ以上追い詰めず、社会がサポートしていける助け合いの仕組みづくりが、今こそ必要です。
ノーベルの主な事業
訪問型病児保育事業
「深夜に子どもが発熱。でも明日は仕事を休めない」。そんな「困った」に直面している家庭に保育スタッフが駆けつけ、親に代わり自宅で子どもをケアする病児保育。当日予約にも100%対応し、いざという時に頼れる安心を提供。現在、大阪市と周辺の計16自治体にサポートエリアを広げています。
子育て家族の
まるごとサポート
(テスト実施中)
育児家事をスムーズにする家庭内の仕組みづくりや外部サービスのコーディネートを担うガイドと、生活まわりをケアするスタッフがチームを組み、家庭ごとに応じたサポートを提供。家庭が抱える日々のまわりづらさや頼みづらさを解消するとともに、子育てをチームで支える環境づくりを推進しています。
ひとり親・障がいのある
子ども家庭支援
経済的な困窮を抱える「ひとり親家庭」と、お預かりに専門性が必要となる「スペシャルニーズのある子ども家庭」には、ご寄付を財源に病児保育を安価で提供するサポートを展開。所得の格差や障がいの有無に関係なく誰もが必要なサポートを受けられるセーフティネットづくりに注力しています。
担い手のための
学び・つながり事業
保育の人材不足が問題視されるなか、担い手の裾野を広げる活動に注力。保育者がイキイキと働き続けられるよう、保育者同士がつながり学び合えるコミュニティの運営を進めています。ソーシャルワークや看護など専門分野へも学びを広げる一方、保育者の社会的地位向上のための政策提言も行っています。
ノーベルの団体理念
実現する未来
Vision
子どもを産んでも
当たり前に働ける社会
掲げる使命
Mission
たすけあえる
仕掛けをつくる
大切にする価値観
Value
私たちは解決するまで
前を向き 寄り添いつづける
代表 ごあいさつ
から「社会全体で」
ノーベルの活動がスタートした2010年、日本では年間約107万人の子どもが生まれていました。ところが今や100万人をきるどころか、70万人台前半で毎年過去最少を更新しています。
この間、何が起こったのでしょうか。
日本は『希望をもって子どもを産み育てることができる国』だと自信をもって言えるでしょうか。
朝起きると子どもの世話や準備をしてバタバタと出かけ、会社では責任のある仕事を任され、遅くまで働く。
そして、急いで子どもを迎えにいき、育児家事をしていたらあっという間に就寝時間。
毎日が平穏ではなく、子育てや家族のさまざまな問題に直面し思い悩むこともあるでしょう。
未来ある子どもの子育てを家庭だけに抱え込ませる社会のままでいいのでしょうか。
私たちノーベルは “社会全体で子育てをする” 、そんな社会をつくっていきたいと強く思っています。
認定NPO法人ノーベル代表理事
代表プロフィール
- 2003年
- 関西学院大学商学部を卒業後、株式会社JTBに入社
- 2005年
- 株式会社リクルートHRマーケティングに転職
- 2007年
- 韓国留学中に同僚や友人など女性がどんどん会社を辞めていくことに疑問を抱く。何とかしなければという使命感から「女性が働き続けられる環境を作る」と起業を決意し帰国
- 2008年
- NPO法人フローレンスに入社
- 2009年4月
- ノーベル設立
- 2009年8月
- 大阪市男女共同参画審議会委員に選出
- 2010年2月
- 関西初となる共済型病児保育事業をスタート
団体名
「ノーベル」
の由来と想い
私(代表)の誕生日である12月10日は毎年行われるノーベル賞授賞式と同じ日です。
ノーベル賞は世の中にもっとも貢献した人(科学及び人文分野における多大な功績をあげた人物もしくは団体)に与えられるものですが、受賞されている人や団体の功績は、全てが何年・何十年もかかって認められたり、成果が出てくるものばかりなのです。
各団体や個人が夢やビジョンを追い続けて、築く信念。
そしてそれが形になり世に貢献し、世を変えることにつながっています。
私たちノーベルもそんな団体でありたいという意味を込めて「ノーベル」と名づけました。
今いる子どもたち・親御さんのためにも、そして未来の子どもたちのためにもノーベルは走り続けていきます。
団体概要
- 団体名
- 認定NPO法人ノーベル
- 住所
- 〒540-0026
大阪市中央区内本町2-4-12 中央内本町ビルディング701
- 設立年度
- 2009年11月10日
- 従業員数
- 本部スタッフ30人 / 保育スタッフ48人(2024年3月現在)
- 定款
- 定款をみる
- 決算報告
- アニュアルレポート
沿革
- 2009年 4月
- ノーベルプロジェクトを立ち上げる
- 2009年10月
- 特定非営利活動法人大阪府認証取得
- 2009年11月
- 法人設立
- 2010年11月
- 訪問型病児保育サービス開始
- 2012年2月
- サービスエリアを大阪市内全域(24区)に拡大
- 2013年4月
- 寄付で支えるひとりおかんっ子家庭向け安価な病児保育
「ひとりおかんっ子応援団プロジェクト」スタート
- 2014年2月
- 大阪マラソン公式寄付先団体に採択される(以降、連続6年採択)
- 2014年4月
- 淀川区委託事業開始
- 2015年12月
- 西区委託事業開始
- 2017年3月
- 認定NPO法人格取得
- 2019年1月
- 寄付で支えるひとりおかんっ子家庭・スペシャルニーズっ子家庭向け 安価な病児保育 「ドノ親子ニモ応援団プロジェクト」スタート
- 2019年3月
- 最短即日入会・翌日利用のオンライン入会をスタート
- 2019年11月
- 10周年を迎え2030に向けてVISIONBOOKを発表
- 2020年7月
- 訪問型一時保育“げんきっ子保育”を開始
- 2023年11月
- 子育て家族のまるごとサポート事業開始
受賞歴
- 2022年
- マサチューセッツ工科大学ソーシャルインパクトアワード ファイナリスト選出
- 2021年
- Google.org インパクトチャレンジ for Women and Girlsに選出
- 2019年
- 第13回大阪商工信金社会貢献賞(ソーシャルビジネスの部) 受賞
- 2016年
- 関西財界セミナー賞2016 輝く女性賞 受賞
第7回ファンドレイジング大賞 受賞
- 2015年
- ビジネス・イノベーション・アワード2015 受賞
Google インパクトチャレンジ みんなのグランプリ賞 受賞
- 2014年
- 第8回キッズデザイン賞(子ども視点の安全安心デザイン 一般部門)受賞
- 2013年
- 大阪市きらめき企業賞 受賞
近畿ろうきんNPOアワード大賞 受賞
- 2012年
- 第9回日本パートナーシップ大賞パートナーシップ賞 受賞