心身の余白づくり

ノーベルのワーママ体験談|こんなにしんどい?!わが子から病気をもらった妊婦の話

こんにちは!ノーベル事務局の小室です。

ノーベルの働くお母さんたちが綴る、ノーベルのワーママ体験談。
さて、今回は第2子妊娠中に思わず白目をむいたエピソード、とくとご覧ください…!

 

その前に、当時の家族構成をご紹介しておきますね。

豊中市在住の夫、私、そして幼稚園に通う娘の3人家族。
私は、娘を幼稚園の延長保育に預けながら仕事をしていました。

これは、第2子妊娠7か月目のとある冬場に起きた出来事です。

雪遊びする女の子

ホッとできる年末、のハズでした

「いや~、今年も私、よく頑張ったわ~。」
年の瀬を迎え、仕事納めを無事済ませた私は、やりきった感に浸りながら娘のお迎えへと向かいました。

到着した私を見つけるなり、すっ飛んできた幼稚園の先生の言葉に愕然。

「お嬢さん、さっきから熱っぽくって・・・」
娘の状況から事態の深刻さは一目瞭然、さっきまでの私の満足感は即崩壊。
続く先生の言葉が、さらに追い打ちをかけてきます。

「実は延長保育クラスで、インフルエンザが流行りだしています。」

あああああああああ・・・!!!

この時期いちばん聞きたくないワード「インフルエンザ」
いや、待てよ、ちゃんと予防接種を受けたよね、単なるお熱に違いない。

大丈夫、ダイジョウブ。

娘に、いえ、自分自身に言い聞かせながら、半ばうわのそらで「よいお年を」挨拶を済ませ、園をあとにしたのでした。

単なる体調不良、のハズでした

翌日。楽しい冬休み初日・・・のはずが、娘のお熱は下がらず。年末年始の休診期間に突入する前に、滑り込みで小児科へ。

結果は…、やはり「インフルエンザA型」。「お母さん、妊婦さんだから予防接種してると思うけど、あなたも感染してる可能性が高いよ。年末年始に異変があったら、すぐに救急病院に行くようにしなさい。」

えええええええええ・・・!!!

いや、こういうときのために妊婦はいち早く予防接種を受けてるんじゃないか。

大丈夫、ダイジョウブ。

またしても念仏を唱えるかのように、病院をあとにしたのでした。

その後、娘はタミフル効果で解熱。
熱さえ下がればこっちのものと言わんばかりに、めきめき回復です。
ありがとう、タミフル。君はなんて頼れるヤツなんだ。
と、ほっとするのも束の間。魔の手は着実に忍び寄っていたのです。

楽しいお正月を迎えている、ハズでした

新しい年を迎え、家族で和やかに過ごしていた元旦の朝。
突然の悪寒に私の体調は急転直下。熱!頭も痛い!かつてない倦怠感!

思えば、人生初のインフルエンザ体験です。こんなにもしんどいものだったとは・・・

娘はあんなに小さな体でこのつらさを経験し、乗り切ったのか!(涙)
ふと、小児科でかけられた言葉を思い出しました。

そう、私は妊婦。とにかく医師の判断を仰がねば!

さすがに元旦ともなると、救急対応も2駅先の総合病院しかやっていません。
夫と娘はばあばのお宅に避難し、私は大きなおなかを抱えてひとり病院へと向かいました。
タクシーを呼ぶほどでもない、電車で行けるとついケチってしまった。

これが、大きな間違いだったのです。

風邪を引いている女性

診察結果は・・・

意識は朦朧、お腹は張る、歩けば歩くほど呼吸も荒くなり、「フラフラ」という言葉をこのとき世界中の誰よりも体現していたという自信があります。

何度もくじけそうになりながら、ようやくたどり着いた病院で座れたときの安堵感といったらありません。

待合には、救急車で運ばれてきた晴れ着姿のお嬢さん。こんな風景でやっと「お正月」感を味わったという悲しさよ。

検査結果は、皆さんのお察しどおり「インフルエンザA型」。

産婦人科医にも確認いただき、タミフルで治療することになりました。
妊娠7か月を過ぎているので、服用に問題はないとの判断です。

それでも薬の副作用が気になり、「本当に飲んでもいいのか」何度も確認しましたが、薬を飲まずに体力を消耗する方がお腹の子によくない、とにかく早く体調を戻すことがなによりも大事ですよ!とのお言葉。
先生を信じてタミフルを飲んだところほどなくして回復、2か月後、無事元気な男の子を出産できたのでした。めでたし、めでたし。 

おかんが病気になったときの救世主

しかし、息子が健康な体であることが確認できるまでは、どこかしら頭の片隅に薬の副作用のことがあり、喉に小骨がひっかかっているような感覚はぬぐいきれませんでした。

やはり、妊娠中は万全の体調で過ごすに越したことはありません。
もしもあのとき、身近に病児保育サービスがあったら、娘から妊婦の母への感染リスクは少なかったかもしれません。

また、一時保育施設やベビーシッターを頼っていれば、病気で超しんどい私は療養に専念できて、精神的にもとても助かっただろうと思います。病気のおかんを気にすることなく、元気なお子さんが目いっぱい遊べる場は貴重ですよね。

妊娠中じゃなくてもインフルエンザ対策を

子どもが鼻水ズルズル、咳コンコンしている時も予防は大事ですが、インフルエンザの時とは、家庭内の警報レベルが変わってきますよね。もちろん、小児科の先生ですら判断しにくいケースも多々あるので、「インフルエンザかな?」と感じたら、受診をして検査をしてもらいましょう。

ただし、発熱してすぐに受診しても、インフルエンザの反応が出ないので、検査は半日以上たってからするのがオススメといわれています。朝発熱した場合は、夕方の午後診であれば、検査をしてもらえるはずです。

以上、私のワーママ体験談でした!

赤ちゃんのあし

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