代表長谷亜希ノート

#25 モニター実施でみえてきた新事業「まるサポ」に必要なこと。そして、新スタッフ募集へ!

新事業「子育て家族のまるごとサポート」のモニター実施から、もうすぐで半年が経とうとしています。

私もガイドとして現場に入ることで、多くの気づき・学びがあります。いよいよ来年の公式リリースに向けて、より精度を高めたプロダクト開発のアクセルを踏む時期にきました。

今日はこの約半年間を振り返り、どんなことが見えてきているのか、またどんな壁があるのか、今実際に試行錯誤していることを書いてみたいと思います。

新事業「子育て家族のまるごとサポート」って?

まずは、私たちが昨年リリースした新しい事業「子育て家族のまるごとサポート」(以下、まるサポ)の概要を改めて説明します。

子育て家族のまるごとサポート

まるサポには2つの機能があります。

1.家庭内の仕組みづくり
  開発したアセスメントツールを活かし、ヒアリングからプランニング、
  導入から定着までのサポートをする
2.暮らし(生活まわり)のサポート
  担当ガイドとの面談中の保育や、家事、送迎等、日常の暮らしのお手伝いをする

下記のような流れで、まずはその家庭の特徴を知り、ガイドがお話を聞きながら子育て家庭の困りごとを聞き、解決策を一緒に考え、解決できるように背中を押します。

「子育て家族のまるごとサポート」

その解決策の中に、例えば「子どもをお預かりする」「ちょっとした家事をする」などがあればケアスタッフが入って生活周りのサポートをします。

これを昨年11月にリリースをし、モニターを募集しました。そして、1月~約30組の家庭のサポートに入っています。

自身で意思決定して行動に移すことができる人はほんのわずか

以前も記事として書きましたが、現場に入っていると子育て家庭の困りごとは一家庭ずつ違い、多様なニーズがあります。そのニーズを知るためにも親御さんにヒアリングしながら紐解いていく作業が必要となります。

ガイドとして紐解く際に役立つのがCoBe-Tech株式会社と共同開発したアセスメントツールです。アセスメントツールに回答すると、11タイプの属性に分けられますが、ガイドである私たちは親御さんに会う前に、必ずこの属性を確認し、面談の準備をします。

半年経過してみて、事例を積み重ねてくると、タイプごとの思考や価値観、また困りごとなど、共通するものがみられてきました。

また、毎月、CoBe-Tech株式会社との定例ミーティングで事例を共有し、話し方や解決策の提案手段もアドバイスをいただき、ガイド自身が工夫や試行錯誤しすることで、どういう型を作ればいいのかがみえてきました。

ただし、一方で現場に入ることで11タイプだけの属性だけでは面談時での話し方や解決策の手段も精度が低くなってしまうことの課題も感じていました。

例えば高さ10Mの壁を上るのに階段を設置するとして、その階段を10段にするのか8段にするのか、はたまた15段にするのか、その1段ずつの高さは人のその家庭の状況や価値観などによって投じる手段が変わるのです。

その家庭にとってどの手段がベターなのか、より個別最適化した提案を親御さんにしたい、そのためには11タイプ以外にも別の軸を追加して属性を分けられるのではないかということもわかってきました。

子育ての意思決定の複雑さ

ここの解像度を上げない限り、本当の困りごとは何か、そして、提案内容も変わってきます。CoBe-Tech株式会社に相談し、より特徴がガイド側で把握できるように、アセスメントツールの見直しを現在行っています。

この6か月で、世の中、自身で物事を決めてどんどん行動できる人はほんのわずかであるということ。まさに現場に入ることによって、子育て世帯の意思決定に関わる要因はとても多く、複雑に絡み合っていることを身をもって体感をしています。

子育て家庭の共通する困りごとのテーマがみえてきた

何度も様々な親御さんとじっくりお話をすることで、声としてでてくる困りごとが、いくつかみえてきました。

その中でも上位ランキングに入ってくるのが

・夫婦でのコミュニケーション
・子どもとの関わり
・食にまつわること
・片付けや掃除

こちらも、片付けと掃除に困っているからといって、じゃあ、「家事代行をたのみましょう!」とか「片づけないで済むノウハウを伝授します!」というような単純な話でないことは、先ほどの意思決定の複雑さのお話でわかるかと思います。

ただ、この共通のテーマが絞れてきたことで、アセスメントツールツールの開発とは別に、各テーマの情報を集め、それらの情報を各属性に合ったものにカスタマイズする準備を現在しています。

実際に、先日ノーベル社内では様々なお惣菜やいミールキットなど約20種類ほどを取り寄せ、「注文するまで、してから届くまで、開封してから作るまで〜食べる」までの設計を確認しました。

ミールキットの食べ比べ

時短と言われてるものが、時短ではなかったり、面倒な作業が含まれてたり、
美味しいものもあれば、そうでないものもありました。

こういった情報を集約し、その家庭に合った提案ができるようにしたいと思います。

2025年度の正式リリースに向けて、採用開始!

半年間現場に入ってみたことで、様々な学びを得ることができました。モニターのみなさんのおかげでもあり、丁寧に現場を積み重ねてくれるスタッフのおかげでもあります。

来年の正式リリースに向けて、精度をより高めて創り上げていく時期に入りました。
どの家庭にとっても、今日よりも明日、今月よりも来月、今年よりも来年と子育て生活がよりよくなるようなサポートをしたいと思っています。

私自身、「まるサポ」は、まだ世の中にはない事業であり、これからの子育てのあり方を問う事業と感じていまして、わくわくドキドキしています。

一緒にこのまるサポを創る役割を担いませんか??

近い将来、気づいたときには「社会全体で子育てをすることが当たり前=まるサポを使うことが当たり前」という未来を一緒に作りましょう!

▼募集職種

ガイド

まるサポ運営スタッフ募集

ケアスタッフ

まるサポケアスタッフ募集

TAG

この記事をシェアする

この記事をシェアする
  • LINEで送る
この記事をシェアする
両立をつくりなおすメールマガジンに登録

RELATED POSTS

ノーベルが描く未来と今
2024.07.04

代表長谷亜希ノート

訪問型保育のパターンランゲージが完成!~ノーベルの訪問型保育は25のパターンからできていた~
ノーベルが描く未来と今
2024.05.17

社会の課題

遺贈寄付の疑問や不安を解消するガイドブック完成
ノーベルが描く未来と今
2024.05.07

代表長谷亜希ノート

#24 代表として、チカラを入れる3つの役割