心身の余白づくり

ノーベルのワーママ体験談|家庭内同時多発テロ!?陣痛と救急車とインフルエンザ

こんにちは!ノーベル事務局の谷脇です。ノーベルのメンバーが自身の出産・育児を語る、このシリーズ。果たして、心身の余白があるのかは分かりませんが、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

今回、私がお届けするのは第2子の妊娠中~出産前後のエピソードです。

まずは、我が家の紹介から。

家族構成は大阪出身の私と夫、5歳と2歳半の子どもがいます。当時は夫の仕事の都合で東京住まい。あまり知り合いもいない中で、1歳の子どものワンオペ育児をしながらの妊娠でした。
そして、上の子どもがちょうど2歳になるころに、第2子の産休・育休を取りました。 

一人目とは違う、つわりの症状

妊娠判明から2週間後、つらい「つわり」が始まりました。

1人目は吐きつわりだったのですが、2人目は食べつわり。

朝ごはんを食べ、仕事中の10時に間食、昼ごはんを食べ、また仕事中の15時におやつ。17時退勤後は食べながら子どものお迎えに行っていました。
2時間毎に見事に食べてました。食べるものも、おにぎりやサンドイッチ、野菜スティックにゆで卵…間食とは言えないようなものばかり(笑)。
職場の上司や同僚には妊娠の報告をしていたものの、安定期に入るまでは全員には伝えていなかったので、10時からもりもり食べる私を二度見する同僚も。

そして仕事中はいいのですが、退勤後からは体がとにかく怠くてつらい!

上の子がいると寝てばかりもいられないのが2人目妊娠のまたつらいところです…。

子どもにはEテレの録画を見せてやり過ごしますが、15分毎に子どもから呼び出しがあります。子どもの番組は細切れですよね…。

夕飯作りもそこそこに、つらいつわり時期を過ごしていたのですが、ある日、夫から「晩御飯これだけ?!」と言われてイラっ!!
「誰の子どもがお腹にいると思ってるんだ!ごはんくらい買って来い!」と思いました。

いや、夫は「ごはん買って行こうか?」と聞いてくれてたのに、私が食費をケチって「大丈夫、作るよ~」て言ったんですね。それでも、頑張って作ったのに、そんなこと言われると、イラっとしますよね?!

だって、こっちはつわりでしんどいのに子どもの相手もしてるんですもの!

なおかつ夫は出張が多い仕事で、毎週、毎月、出張。2日、3日はざらで、長いと5日間家に居ないなんてことも。完全なワンオペ状態です。妊娠してなくても乳児を抱えてのワンオペは辛いのに、仕事をしながらの1歳児を抱えての妊婦生活はほんと~に辛かったです。

妊娠中のワンオペ育児をどう乗り切る?

つわりの時期以外も以下の方法で乗りきりました。

宅配サービスを有効活用

ネットスーパーと生協に登録して、この2つを活用して、買い物の負担と料理の手間を省いてました。

区が運営する施設型病児保育に登録

認可保育園に入園と同時に案内がきて、登録しました。園のお友達も登録して活用していました。

訪問型病児保育に登録

幸いなことに我が子はあまり風邪など引かず、結局利用することなく、産休に入るのと同時に卒業しました

大阪から実母を招集!

もうお母さん様様でした。やはり一番のサポートになったのは言うまでもありません!我が子もばぁばに会えて大喜びでした。ただ、ばぁばの疲労感といったらもう大変だったと思います。

出産間近のある週末のこと…

日帰り出張もある夫。ある日、正産期に入ったというのに、週末に日帰り出張で京都に行くと。
私の父母も大阪。東京に残されたのは妊娠37週の私と2歳の子ども。

「産気づいたらどうするの?」というと、「子どもは病院で預かってくれるでしょ?」との返事。いやいやいや、病院は子ども預かってくれないよ~!!
出産する病院からも「上のお子さんの預け先をしっかり確保しておいてください。」との通達を受けたばかりでした。

というわけで、まだママ友とも呼べない間柄の、同じ保育園に通う、さらにマンションも同じママに意を決して相談したのでした。

「週末、何してる?」と我が家の事情を話すと子どもの世話を快諾してくれたものの、ママは「韓国旅行に行く~!」とのことで、パパが子どもを預かってくれることになったのでした。ちなみにパパはオーストラリア人で、どぎまぎしたのを覚えています(笑)結果的には、出産の兆しもなく過ごせたので、一安心しました。

ワーママ

いよいよ出産!!というときに…

出産予定日1週間前から、また夫が出張へ行ってしまったので、実母を大阪から招いて陣痛に備えていました。

そんな出産予定日4日前、保育園からの上の娘の発熱によるお迎えコール。

こんな時にお熱やだな~、かわいそうだな~と思いながら、病院へ連れていき受診させると、まさかのインフルエンザとの診断が!!

もう出産予定日だし、私がうつるわけにはいかない!

でも子どもと一緒に寝てるし、なんなら、2人で過ごす最後の蜜月・・・そう、確実なる濃厚接触です。ここは覚悟を決めて、お腹に語りかけました。

「もう出てきていいよ!」

するとなんということでしょう。その夜に陣痛が始まったのです!

その夜には、夫も出張から帰ってきており、私と母と娘も一緒に4人で過ごしておりました。これで慌てることなく娘にも「ママ赤ちゃん産んでくるね」と安心して行けると思ったのですが…

食後の薬を飲んだ娘の異変に夫が気づきます。

「なんか、娘震えてるねんけど。薬になにか入っているの??」

確かにインフルエンザの薬を飲みましたが、副作用?!え?と思い慌てて薬の袋を見ていると、さらに夫から「娘、目の焦点合ってないけど!」との声が…!

もうここから大慌てです!これはもしや痙攣?!と思い、すぐに救急相談へ電話。指示ではすぐに救急車を呼ぶ方がいい、とのことで急いで救急車を呼びました。

ところで、皆さん、忘れていませんか?

そう、私はこの時、陣痛が来ているんです!

間隔がまだ長いとはいえ、15分に1回くらいの間隔で来ています。

夫と実母は痙攣している娘にかかりっきりなので、救急相談に電話するのも救急車との連携をするのも、陣痛が来ている私です!!

今、思い出してもひえ~!となります。電話しながら「いったたたたたた~!」となっておりました。はい。

救急車が到着する前に娘の荷物をまとめてマンションから出て(すごく大きなマンションで救急車が入ってくるとややこしいので、外まで連れだしました)、救急車に乗り込もうとしたその時! 

「そんなお腹で来るの??」との夫の声でハッとしました。

そうだった、目の前の娘のことで必死だったけど、陣痛きているんだった!!

救急隊員に「出産を控えているので、父親が付き添います。」と伝えて、娘と夫を見送ったのでした・・・。

その後、私と母はタクシーで産院へ。

上の娘がインフルエンザで痙攣をお越して救急車で搬送されたことを伝えると、

「え~!!大変でしたね!お母さんはお熱ない?」と、私がインフルエンザに感染していないかで産院もまた大慌て・・・

赤ちゃんの手
とても良い個室部屋で『隔離』されながらの出産となりました。

出産の付き添いにきてくれた母もすごく咳き込んでいたため、感染疑惑の目を向けられ、検査を受けさせられて(結果は陰性でしたが)、抗インフルエンザ薬も処方されていました

そして、出産後の入院生活で感染疑いの我が家のメンバーは誰も産院に入室できず、かなり寂しい入院生活となったのでした。トホホ。でもコロナ禍で、出産を経験された方も、皆さん同じように産院への立ち入りが厳しく、お一人での出産だったのではないでしょうか。

夫も1週間、生まれたばかりの赤ちゃんに会えず、「私の着替えを届ける係」を果たしておりました。

この一連の騒動を振り返ってみても、2人目妊娠中のワンオペ時期が一番体力・気力ともに辛かったです。

この後、無事に生まれた2人目が生後6ヵ月になるくらいまでも、また大変で白目を剥いていましたが、それはまた別の機会にお話できたらと思います。

私のような経験はめったにないかと思いますが、こんなこともあるんだ~!と一緒に驚いて笑って読んでいただけたら幸いです。それでも子どもはすくすくと育っていますよー!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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