ノーベルと学ぶ保育

利用会員様と共に学ぶ「防災」。お子さまの命を守るためのノーベルの取り組み

いつ何時起こるか分からない自然災害、皆さまはどのような防災対策をしていますか?

今回は、先日ノーベルで実施した防災研修について2回に分けて、その様子をご紹介します。今回も、NPO法人プラス・アーツさんにお越しいただき、わかりやすくて楽しい研修を行っていただきました。(※前回の様子はこちら

防災というと、なんとなく堅苦しく感じてしまったり、必要だとは思いつつもなかなか身近なこととして感じられない、という人も多くいると思います。しかし、もしもの時に備えて事前にしっかりと対策をしておくこと、お互いに意識を共有しあいながら有事の際の対応策を相談して決めておくことはとても重要なことです。

ノーベルでは、利用会員様に向けて病気になったお子さまをご自宅でお預りする「訪問型病児保育」というサービスを提供しています。大切なお子さまの命をお預かりする以上、万が一の事態にしっかりとお子さまの命をお守りし、親御さんの元に帰せるよう、災害時の対応マニュアルを整備し、日ごろから防災意識を高める研修や取り組みを継続しています。
例えば、保育スタッフの安否確認はもちろん、実際に保育中に災害が起こった場合に備え、親御さんには連絡方法や避難場所について確認させていただいています。

災害時の連絡方法

しかし、個々のお家の対策状況はご家庭によって様々。日々の保育の中でもお子さまの昼寝の際、近くにテレビや倒れやすい家具がないのか、高い所に物が置いてないかなど、保育スタッフたちも気配りが欠かせません。

保育スタッフにとっては現場でもあるご家庭でも防災をより身近に感じてもらえたらという思いと、何より「防災は楽しく学べる!」ということを親御さんにもお伝えしたいという思いから、今回は利用会員様にもご参加いただき、防災研修を実施しました。
利用会員の皆様はもちろん子育て真っ最中の方ばかりですが、気兼ねなくご受講いただけるよう、ノーベルの保育スタッフがお子さまをお預かりする託児スペースも設けました。

預かり保育の様子

当日、研修会場と同じ施設内に設けられた託児スペースには、受付開始時間になると少しずつお子さまと一緒に訪れた親御さんの姿が見え始めました。笑顔のスタッフに迎えられ、用意されたおもちゃですぐに遊び始めるお子さまもいれば、保育スタッフに預けられ、泣き出してしまうお子さまも。でも、研修が始まるころには馴染んできたようです。託児スペースがあることで、2時間超の研修も、親御さんに安心して受講いただくことができました。

利用会員様と共に学ぶ「防災」。お子さまの命を守るためのノーベルの取り組み

研修終了後、参加した利用会員様からは

「これまでも阪神淡路大震災の被災者から聞いた体験談を基に自分なりに備蓄をしてきたけれど、今回の講座で、実際に備蓄しておいたほうがいい物や量が明確になった。帰ったらさっそく買い足そうと思う。」

「備蓄数について具体的な計算式が聞けたことで実際に必要な数が分かった。色々な防災イベントがあることが分かり将来子供と一緒に参加しようと思った。」

「被災した時のトイレの必要性は知っていたものの実行にうつせていなかったので、研修後に1番に取り組んだ。」

「講座の内容には親子で取り組めるものがあったので、親子で知識を深めていきたいと思った。」

など、「必要な物や量が明確になった」「子どもと一緒に学びたいと思った」といった前向きな声が多数寄せられました。今回参加してくださった会員の皆さまは、すでに対策はしていた、または必要性は分かっていた、でも十分な対策ができていなかった、という比較的防災対策に積極的な方が多かったようです。「託児があったことで研修の受講をあきらめずに済んだ」というお声もいただきました。今後は、親子で参加して楽しく学べるイベントも企画できたら良いね、と社内で話しています。

災害はいつ起こるかわかりません。いざというとき、とっさに適切な判断と行動ができるようにするためには、日頃の備えは絶対に必要。ノーベルとしても、お子さまの命を守るために保育現場にいる保育スタッフはどのように行動するべきか、どのような体制で情報を共有し、必要な対応をとるべきかなど、いろいろな状況を想定しながら、今後もアップデートを図っていきたいと思っています。

なかなかとっつきにくい防災、されど大事な防災。いざというとき、「しっかり備えておけば良かった…」と後悔することがないように、今できることから少しずつ対策を進めていきましょう!

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