ノーベルと学ぶ保育

子どもの病気乗りきり術|夏の手足口病にご注意を!

こんにちは、ノーベル事務局です!

今回はノーベルでも例年6月頃からお預かりが急増する「手足口病」についての情報をお届けします!
この手足口病、現状では有効なワクチンや予防薬が存在しません。そのため、毎日の感染予防をきちんと行うしかないんです(泣)

過去10年の手足口病の感染者数推移

感染経路と正しい予防策を知り、この夏を乗り切りましょう!

手足口病の感染経路

感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)の3つが知られています。

接触感染

ウイルスが付着した粘膜や皮膚に触れることで感染します。
舐めて唾液や鼻水がついた「おもちゃ」の貸し借りなど、手が触れることで感染することがあります。自宅では予防できたとしても、保育園ではなかなか予防が難しいかもしれませんね。

飛沫感染

手足口病が飛沫感染するイメージは弱いかもしれません。
しかし、風邪などと同様に咳やくしゃみによって感染します。
マスク着用は効果的な飛沫感染の予防法の1つだと言えます。

回復後も口(呼吸器)から約1〜2週間、便から約2〜4週間にわたってウイルスが排泄されます。
発疹が消えるとついつい安心してしまいますが、意外と長い間、注意が必要ということはあまり知られていないかも。

糞口感染

おむつの交換後にウイルスが付着した手や指を介して感染が広がることもあります。
特に小さなお子さんがいる親御さんは、おむつ交換や食事のお世話など十分な手洗いをすることが大切です。

手足口病の初期症状と主な症状は? 

2~3mmの発疹が出る

初期症状だけでは普通の風邪と診断されることがありますが、感染後、約3~6日で手のひら、口の中、足の裏、おしりなどに小さな盛り上がった水疱性の発疹が出てきます。
水疱(水ぶくれ)で痛みがでる場合も多いです。

合併症により発熱することも

まれにですが、合併症などにより発熱する場合もあります。手足口病にかかったこどもの経過を注意深く観察し、合併症に注意をする必要があります。

水疱の治癒

かさぶたにならずに治る場合が多く、約1週間程度でなくなります。
1〜2ヶ月後に手足の爪がはがれることがありますが、大事にはいたらず、すぐ新しい爪がはえてきます。

登園できるの?

通われている保育園にもよりますが、一般的には、発熱やしんどさ、食事摂取が可能などお子さんの全身状態が安定している場合、登園許可書があれば登園可能とされています。
しかし、痛がったり、食事摂取が難しい、しんどそうな様子があれば無理をせずに自宅療養をする方が良いでしょう。(いずれの場合も、医師・保育園に確認をお願いします)

食べやすいもの・食べにくいもの

口の中の発疹で、食事や水分摂取を嫌がり、「脱水症状」をおこす可能性があるので気をつけましょう。

口の中や喉にできた発疹が痛くて食事がとりにくい場合があります。一口ご飯を食べさせただけなのに激しく泣いてしまったり、ミルクは飲むけれども食事は嫌がったり…。
そういう場合は痛みが原因かもしれません。

おすすめの食事

・やわらかい、喉越しのよい、薄味の食事(おかゆ、おじや、うどん、パンがゆなど)
・塩味や酸味がない(弱い)食事
・口当たりのよいもの(プリン、ヨーグルト、アイスクリーム、ゼリーなど)

おかゆやうどんは、やわらかくて喉越しがよいのですが、熱さで痛みを感じることがあります。
冷ましてからの方が食べやすいでしょう。

飲み物も冷たすぎるとこれもまた痛みに繋がるので、常温の飲み物を用意しておきましょう。

大人も感染する病気です

お子さんのお世話をする中で親御さんが感染してしまうケースもあります。
発疹の痛みは大人の方が「痛み」が強く出る場合があるようです。全身倦怠感・悪寒・関節痛などの症状が出ることもあります。残念ながら、手足口病に特効薬はありません。さらに、1度感染しても再度感染することもありますので、予防を徹底しましょう!

参考

厚生労働省「手足口病に関するQ&A」

国立感染研究所「手足口病とは」

IDWR 2021年第43号<注目すべき感染症> 手足口病・ヘルパンギーナ

大阪府感染症センター「手足口病」

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