代表長谷亜希ノート

2025年、新事業「まるサポ」はどうやって世の中に生み出される?!

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、多くの皆さまに支えられ、私たちの活動を進めることができました。心より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2025年は新事業「子育て家族のまるごとサポート」を正式に世の中に生み出します。私たちにとって、挑戦の年となります。

本日は、リリースまで「まるサポ」はどう作られていくのか赤裸々にお伝えしたいと思います。

ビジネスモデルをどうつくりあげるの??

事業を持続可能なものにするためには欠かせないマネタイズ。

・当事者からお金をいただくのか?!
・もしくは、企業から?!
・それとも、行政から??
・補助金や助成金を頼りにするのか?
・寄付で継続したモデルをつくるのか???

1年ほどかけて色々な手法を話し合ってきました。世の中でいう、ターゲットを決めて、そのターゲットのペインを解決できるベネフィットをサービス設計する。そして、ターゲットとなりうる市場規模を確認して、価格感度調査をして、収支シミュレーションを何度もする。

訪問型病児保育事業の立ち上げ時は、まずは事業として成り立たせるために上記のようにしました。その後、セーフティーネットをつくりたい!という思いを実現するために、行政と提携したり、寄付を募ってきました。

創業から15年たって、セーフティネットについて改めて議論しました。誰もが利用できるものにしたい、利用する人を選ばない、お客様と呼ばない。NPOを選択した意味。

本当に実現できているのか?やろうとしているのか?

そう考えたときに、新事業のまるサポはどうするのか?その答えとして、当事者のみが利用料を支払うという答えにはいたりませんでした。

どういう手法でいくかは夏ころに正式発表となりますが、私たちが実現したいことの方針に向けたマネタイズに向けて現在準備中です。

大きな挑戦となりますが、実現に向けて動いていきたいと思います。

 

まるサポって、結局どんなサービス内容なの?!

これまでよく使ってきたこの2つの図。

 

今、この図をさらに誰でもわかりやすく伝えられるように試行錯誤中です。
現在、モニター実施を通して、親御さんに良かったところ、改善できそうなところをインタビュー中です。それを元にどういうコトバや文章、絵で伝えていくのか、まさにブランドをどう作っていくのかの話し合いをスタートさせてます。

今回、私たちはまだ世の中にないものを生み出そうとしています。よく私は介護制度の子育て版という説明をするのですが、もっとわかりやすいものをつくりたいなと思っています。

家庭ごとに異なる課題と希望を抱えている難しさがある中で、最終的にどういう表現になるのかお楽しみに。

まるサポの独自性となるコンテンツ開発

今回の新事業まるサポの独自性を構築しているのはなんといっても、行動経済学を活かし、家庭の特性を把握できるアセスメントツールを開発していることです。

モニター実施を通して得た知見をデータ化し、生成AIを活かしたツールを開発中です。

これがあることで、サポートに携わるスタッフが子育て家庭の現状を深く理解でき、またどのようにサポートすればいいのかがわかります。

以前にも書いた開発にいたった経緯を書いているブログがありますのでそちらもぜひお読みください。

こちらの開発についてはCoBe-Tech株式会社さんの多大なるサポートをいただいています。

 

チームづくり

さて、こちらもノーベルの独自性を貫きたいと思います。ここ2~3年種まきをしてきたことがようやく成果が出せるのかもとワクワクドキドキでございます。

まるサポメンバーに昨年手渡した本がコチラ「自主経営組織のはじめ方」

コロナ禍から1年が経過したころ「経営において優先すべきを働き手にする。」と誓いました。

当時、ルールばかりつくり、上から下へ共有していく流れがありました。整えることによって彼女たちの可能性を制限している。そして、結果、事務局もがんじがらめになっているのではと思うようになりました。そこで、私自身が働き手を第一優先にしようとマインドセットをしたんです。(その時のブログがコチラ

私たちのスタッフはビジョナリーで、そもそもノーベルに共感して入ってきている。採用でもそこを大事にしている。であれば、そのスタッフを信じて、育成するという考え方自体をなくそう。学び合おう。やりたいことをやってもらおう。極論、ルールもマニュアルも必要ないんじゃないか。働いている一人ひとりが楽しいか、イキイキしているか、そのためには何をするべきかを考え続けてきました。

そして、上記のような方針でモニター実施をしてきた1年。参考として学ばせてもらっていたのが、ビュートゾルフというオランダの組織でした(その詳細についてはコチラ

ティール組織の開設者でもあるNPO法人home’s viの代表嘉村氏にお願いして、学び始めたのが2022年1月頃でした。そう考えるともう3年が経過していますね。

日本ではあまり見かけられない組織のあり方を模索してきましたが、いよいよ正式に実践することに挑戦します。

 

それぞれで動いていたことが重なり合い、紡ぎ合い、子育て家族のまるごとサポート事業として生み出す最終準備にさしかかりました。

2025年は、これまでの活動を通じて得た知見を活かし、みなさまとともに未来の子育て環境をより良くするために全力で取り組んでまいります。ぜひ、これからの私たちの活動にご期待ください。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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