(2011.02.25更新)
心身の余白づくり
ワーママたちのつぶやきから考えること【後編】
こんにちは。ノーベルスタッフの吉田です。
今回は前回の続きを書こうと思ってたのですが、あまりにも複雑に要素が絡まり合ってて、考えれば考えるほど、難しい…書けない…(-_-)
ひとつ言えることは、長時間労働をベースにした組織を作ってはいけない、ということでしょうか。
例えば前の職場は、「成長意欲のある人にはどんどん仕事を任せる」という風土。
若手だろうと、ワーキングマザーだろうと関係なく、やる気があって結果を出せば評価される、成果主義の社風です。
だからみんな夜遅くまで頑張って仕事をするんです、自発的に。そうやって業績は伸び、次の目標が設定され、その目標を達成するためにさらに頑張る。
人事では「残業はいけません」と社内規制をひくけれど、でも現場の上司たちは「成長意欲のある頑張る人を応援する」会社で育ってきたわけですから、残業を厳しく取り締まることはしないんですよね。
仕事にかけた時間は関係なく、意欲的に仕事に取り組んで良い結果を出した人が評価される。
ワーキングマザーだろうと関係なく評価してもらえることはありがたいと思ってましたし、実際、それを望む人も多いと思います。
けれど9-17時で仕事量をセーブしたかった私は、「組織の足を引っ張る」存在になってしまっていたと思います。
成長したくないわけではなく、成長スピードを遅らせたかっただけなのですが、それが許される雰囲気・組織ではなかった。
上司から言わせると、「今まで会ってきたこの会社のワーキングマザーとあなたは違う、覚悟がない」と。
どうやら先輩ワーキングマザーたちは育児中だからと言い訳をせず、覚悟を決めて、しんどい思いしながらも仕事もバリバリこなし、貪欲にキャリアを積んでいった方々ばかりのようです。
社風だから、と言ってしまえば何も言い返せないですが、現場レベルで、働き方の多様性を受け入れられる組織がひとつでも増えてほしいと心から思います。
「成長意欲のある人にどんどん仕事を任せる」のは大いに賛成です。
しかし、それだけだと長時間労働が生み出される危険大です。
どれだけの時間で、その仕事を行ったのか、その効率性も併せて見て、効率よく働く人を評価して行く必要があるのだと思います。
また“効率”だけでも足りません。
やっぱこれは○○さんが一番だよね、とか
○○さんだからこそできること、とか
組織の中での役割をしっかり持っているかも大事。
普段、周囲に迷惑を掛けることも多いワーキングマザーは余計に大事だなと思います。
仕事できる時間は少ないけど、少しでも組織の役に立てていると「貢献感」「自己肯定感」を持てることは評価制度以上に心の支えになる場合もあります。
もちろん、本人だけでなく、周囲の同僚も見る目が変わりますもんね。
なんか評価制度っていうと、大きな話に聞こえますが、グループ、チーム単位でも、ちょっとした仕組みで評価し合える雰囲気って作れますよね。まずはそんなレベルでもいいから取り入れてもいいかもしれません。
なんだか書いててじわっと脇汗が出てきます。
私はノーベルでどんな役割を果たせているかしら(-_-)
きっとひとりひとりが自分の役割を意識してる組織って強いですよね。
さ、「役割」「自分の存在意義」を意識して、来週からも気を引き締めて、頑張りますっ!!!
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