support
経済的な困難を抱える「ひとり親家庭」、お預かりに専門性が必要となる「スペシャルニーズっ子家庭」を対象に、 皆さまからの毎月の継続的なご寄付を財源に、病児保育サポートを届けます。発熱や病気をしがちな幼少期を、みんなで助け合うプロジェクト。 皆さまの支えを、よろしくお願いいたします。
※支援対象となる障がい児家庭は、ひとり親に限定せず、両親が揃っているご家庭も含みます。
全国で2番目に多い大阪のひとり親家庭。その約5割は収入の安定しない「非正規雇用」です。子どもの病気で欠勤すると、その月の収入が減り、生活苦に直結するリスクを抱えています。使いたくても、経済的余裕がなくて、使えない。そんなひとり親家庭に、通常月約10,000円かかる病児保育を、月1,000円で安価で使えるようご寄付を活用することで、ひとり親の安定的な就労、経済的な自立、そして子どもの貧困の連鎖を断ち切り、安心して暮らせるようサポートします。
障がいを持つお子さんの母親の多くが働くことを断念し、預け先を探そうにも「預かれません」と断られることの連続です。ノーベルでは、出来る限りの受入れ体制を整えるため、入会時・入会後の定期面談、 2名体制での保育費、スタッフ研修費・採用費等をご寄付でまかない、障がいの有無に関わらず一般料金で利用ができるようサポートし、安心して働くことのできる環境を整えます。
■ 自閉症スペクトラム ■ 二分脊椎症 ■ 水頭症 ■ 脳性麻痺 ■ 染色体異常(21トリソミー) ■ 遺伝子異常症
※お子さまの成長や変化とともに保育体制も変わるため、定期面談を重ねながら実施しています。
クレジットカードまたは銀行口座振替がご利用いただけます。
episode
経済的な余裕がなく‥
5歳の子どもに我慢をさせていた
全国で東京についで2番目に多い大阪のひとり親家庭。その9割は母子家庭で、約5割は収入の安定しない「非正規雇用」です。現在5歳の息子さんと暮らすシングルマザーの直子さん(仮名・大阪府寝屋川市在住)もそのひとりでした。平日と土日も掛け持ちでアルバイトをする日々。周りの親族やママ友には頼れず綱渡りの生活を送っています。
「経済的に本当に困ってて、食べるものがないってことも…。夜も仕事を入れないといけないほどです」
離婚の際に借金があり、いまも貯金がなく、アルバイトの収入で暮らす直子さん。
特に、最近の物価高で、スーパーに行くのも怖く、不安な日々で夜も眠れないと今の苦しい境遇をお話してくれました。
もうすぐ小学生になるお子さん。でも、ランドセルを買ってあげる余裕も無く、小学校に入ったらと考えるのもしんどく、「子どもの成長を純粋に喜べない」と直子さんはいいます。
「まず年末年始、お盆、小学校の夏休み、GWの長期休みが一番困る。うわー、仕事どうしようって。預け先がない、園が閉まっている、仕事も6連休も7連休もできない。いつもそれに悩んでいる。長期休暇が怖いです。」
「この夏、プールに行きたいと何回も言われてたんですけど、金銭的にも私の気持ちの余裕もなくて、連れていけてません。本人も母が不機嫌になるからか、いつしか行きたいといわなくなりました…」
風邪を引かないようにするために、夏場も水遊びをさせてあげられない、そんなご家庭もありました。病気になった時の預け先がないことで、子どもたちの健全な成長や、大事な思い出作りが阻害されてしまうのです。
休みが続くと、仕事を失う。
病児保育を使いたくても、経済的な余裕がない。
そんなひとり親家庭に、通常月平均10,000円かかる病児保育を、いただいた寄付を原資に、月1,000円と安価で提供し、これまで累計426世帯に病児保育を提供してきました。直子さんも、病児保育を利用することで、なんとかしてシフトをこなす姿勢が評価され、時給アップにつながったそうです。周りの人が見る目もそれまでの冷ややかな目から変わったといいます。
「やっぱり安心感が違う。子どもが熱を出したらノーベルさん、と一番に頼れるところがある。」と、気持ちの面でも楽になった直子さん。
給料が上がったことで、お子さんをどこかに連れて行ってあげる見通しも立てることができました。そのほかにも、これまで支援を行ってきたご家庭からたくさんのお声をいただいています。その一部をご紹介します。
ノーベルを利用するようになってからは、絶対に出席しなければならない仕事の予定を入れられるようになりました。小さい子を育てていると、急な発熱などで休む可能性があるため、責任のある仕事を引き受けられません。月に一度預かってもらえるだけで、仕事の幅が広がり、信用につながりました。ありがとうございました。
(Mさん 大阪府豊中市在住、1歳のお子さん)
ノーベルを利用して子どもの病気の際にも安心して預けられるようになって、無事に新しい職場にも就職することができました。2人の子どもたちを抱えて、働く時間を増やしたり、仕事の幅を増やすことは困難だと諦めていましたが、仕事面でも子供に対する態度でも、以前より精神的にゆとりを持つことができています。
(Sさん 大阪府東大阪市在住、4歳・2歳のお子さん)
to donate
ドノ親子ニモ応援団となり、継続的にご寄付で支援いただける制度です。ご寄付の金額を4種類から選べます(ご無理のない範囲でお願いします)。認定NPO法人であるノーベルへのご寄付は、寄付金控除の対象となります。
※ご支援いただきましたご寄付は、基盤を整え、事業を支える人材採用・育成にも使わせていただきます。
※2023年12月1日より適用
【特典】 応援団メールマガジン(配信)
【特典】応援団メールマガジン(配信)、活動報告書
【特典】応援団メールマガジン(配信)、支援家庭からのお手紙 、活動報告書
【特典】応援団メールマガジン(配信)、支援家庭からのお手紙、活動報告書 、活動説明会・寄付者交流会へご招待
クレジットカードまたは銀行口座振替がご利用いただけます。
SUPPORTER
私は子どもを育てる機会がありませんでしたが、50歳を過ぎたころから、ひとり親やそのお子さんの未来を支援し、社会貢献したいと思うようになりました。ノーベルの「子育てを社会全体で」というビジョンに深く共感し、寄付を始めました。日々、本や説明会を通じてひとり親支援について学び、信頼できる団体にのみ寄付を行っています。その中でも、ノーベルの病児保育は、他では実現が難しい、ひとり親家庭の生活基盤を支える非常に重要な活動だと確信しています。
(大阪市淀川区、60代男性)
私は4年前からノーベルに寄付をしています。ひとり親のお子さんが部屋に閉じ込められて亡くなったというニュースを見て、同じ年代の子どもがいる自分に何かできないかと感じたことがきっかけでした。私は以前、ノーベルの利用会員でした。病児保育の予約を当日朝8時にしても必ず来てくれる安心感がありました。自宅での保育なので、感染症の心配も少なく、大変助かりました。ひとり親家庭にもぜひ利用してもらいたいサービスです。
(尼崎市、中嶋 裕子さん)
MESSAGE
ノーベルは、子育てを「家族だけで」から「社会全体で」する、そんな社会をつくっていきたいと強く思っています。
特に、頼り先の少ないひとり親家庭では、苦しい現状のなかでも、ひとりで頑張りすぎてしまう、そんな実態もアンケートや直接お会いするなかで見えてきました。
ノーベルがあることで、頼り先の選択肢がひとつ増えることで、日々の生活に安心や余裕が生まれる、そして「ひとりじゃない」って思える、そんな声もいただきました。
頼り先がたくさんあることが、自立できる力になります。そして、お子さんにとっても、たくさんの大人に出会い、安心して成長できる機会が生まれます。親子ともに希望をもって生きることができます。
ドノ親子ニモ応援団のご支援を通じて、家庭内に閉じていて見えづらい部分に光を当て、ひとり親家庭の実情をもっと多くの方に知ってほしい、そして私達と一緒にひとり親家庭を支援する仲間になってほしい。そしてその先にある子育てを「社会全体で」する社会を目指したいと思っています。
ぜひ皆様からのご支援をお待ちしております。
ノーベルへのご寄付は税制優遇の対象となります。2017年3月21日に大阪市から認定NPO法人の認定を受けました。認定NPO法人であるノーベルへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、確定申告を行うことで税金が還付されます。所得控除と税額控除から、いずれか有利な方を選択することができます。
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