保育者として働く

代表・副代表インタビュー|社会への違和感を自分の仕事で変えていく

こんにちは、ノーベル採用広報チームです。

今回は、ノーベルの代表・副代表に突撃インタビューをして、ノーベルのビジョンや組織の今後についてなど、様々なことを語ってもらいます。
非常に幅広いお話のなかで、社会課題と長年向き合ってきたお二人の熱意が伝わってくる、そんなインタビューでまとめるのが非常に大変でした笑。

ノーベルを立ち上げて10年以上が経ち、社会の変化とともにノーベルもどのように変わっていったのか、いま応募者に求めていることはなにか、ずばり聞いてみました!

ノーベル代表・副代表

ノーベルの保育スタッフはめっちゃすごい

病児保育の事業をしていて、まず実感するのが現場の保育スタッフが本当に頑張っていることです。とにかくすごい、一日中病気の子どもと向き合い、寄り添って、お母さんの負担を楽にする。お子さんの大事な命をお預かりし、不安を安心に変える。こうした保育の実践は10年以上の積み重ねで大きなノーベルの財産として築かれています。

現場での声、また会員さんからの声をノーベルではとても大切にしていて、それをもとにブラッシュアップしていく、ということは、これまでずっと変わらずに続けていることです。また、ノーベルが目指している社会『子どもを産んでも当たり前に働ける社会』の実現も、ずっとブレずに活動をしています。

一方で、社会の変化とともに、この10年間のなかでノーベル自身も変わったこともたくさんあります。

共働きは当たり前になったけれども

夫婦共働きの世帯数は全体のなかで2/3を上回り、もうすぐ8割になる、というデータもあります。そのため、当然ノーベルの病児保育はもっと必要とされる存在になりますが、共働きが増えて「子どもを産んでも働く」人が増え、そういう働き方も多様性のひとつとして捉えられ、結果的に楽になったかといえば、そんなことはありません。

グラフ

むしろ、共働きになったけれども、母親だけにその負担が集中することになってしまっています。お父さんが頑張っていない、とかではなく、社会の構造として、実際に時短勤務や長く育休を取って主に育児をするのは母親、というのは変わっていません。そこに労働時間がプラスされるので、以前よりも母親の負担が増えていることになります。

私たちはそこに違和感を持っているし、だれかに負担が集中するのではなく、私たちのようなNPO、自治体や地域、企業、いろんな社会的なリソースをもってその負担を軽減し、みんなで子育てをしていく、そんな社会に変えていきたいと思っています。

だから、同じようにいまの社会に違和感を持ってきている人と一緒に仕事をしたい、と思っています。

これからは一人ひとりの自律性を大切に

これまでは、まだ事業規模も小さく少人数の組織だったので、トップダウンで代表の高がやるぞ!と言ったらやる、という感じで組織が回っていました。でも、今後はそうもいかないと思います。それで回る規模ではなくなっているし、もっとひとり一人が個性やその人だけの価値を発揮できるようなフラットな組織へと変わっていく必要があります。

もちろん、何をしてもいいわけではなく、ノーベルにはビジョンがあり、その同じビジョンを共有するのは大前提で、そのために何ができるかひとり一人が考えて、自分の意見を発信できる、それを取り入れていく、そういうことを大切にしています。

仕事に対して、もっとこうしたらいいんじゃないか、と自律的に動ける人がいいなと思っています。保育スタッフさんは、まさに直行直帰で自律的に動いて自分で仕事を管理しながら保育をしていくことが求められます。そうした一人ひとりの自律的な働きで一緒にノーベルの保育・価値観を作っていっています。また、ノーベルでは助け合う文化も根付いています。なんでも一人で頑張るのではなく、一人ひとりが力を発揮して、連携プレーでチームで頑張っていくというスタンスは変わらずに大切にしたいと思っています。

社会への違和感を自分の仕事で解決する

これから入職される方には、先ほども伝えた「いまの社会への違和感」を共有できる、ビジョン共感してもらえることが一番大切だと感じています。
そして、変化を楽しめる、自ら声を上げていくことができる、そんな人を求めています。自身の子育ての経験で、違和感を持つこともあれば、保育士として勤務していて違和感を感じることもあると思います。そうしたそれぞれの違和感を、社会課題として捉えて解決していく、それができるのがノーベルのいいところです。

実際いまノーベルにいるメンバーもそれぞれ違和感を感じて集まっています。共働き世帯の負担、育児や保育への支援の少なさ、男性の長時間労働や短時間の育休、労働人口の減少…など、社会は多様化しているようで、まだ全然していないので、社会課題は挙げだしたらキリがないですが、まずノーベルは訪問型病児保育事業でできることからやっていきます。

今後のノーベルの展望は?

今後のノーベルは訪問型病児保育だけではない「両立をつくりなおす」ための様々な事業を展開していきます。これは以前作成したビジョンブックの通りです。

ロードマップ

ノーベルのビジョンブック

まずはその第一弾として、2022年は本格的に、担い手育成のプログラムを始めます。中長期的に共働き世帯の増加とともに、ますます病児保育のニーズは増える一方で、その担い手はどんどん足りなくなっていきます。同時に保育士業界の人材市場も年々競争が激しくなっているため、ただ保育士を集めていくだけではなく、多様な担い手づくりのプラットフォームを作る必要がります。

Google.org インパクトチャレンジ for Women and Girlsにノーベルが採択されました!

こちらはGoogleからも大きな支援を得ることができ、具体的にやっていくぞ!という実感がノーベル内でも生まれています。

いま介護保険制度ができ介護が社会化されたように、保育も同様に社会化していきます。子育ての担い手は母親やその家族だけでなく、社会全体で担っていく、そういう社会に作り変えていきます。その子育ての社会化の一端を先駆けて担っているのが、私たちノーベルの保育スタッフのメンバーです。いまの保育スタッフの働き方や保育実践がこれからの社会を変えていく原動力になります。病児保育事業もこれまで同様より多くの人に届けられるように拡大していきます。

保育スタッフとして、本部の事務局のスタッフとして、これからの社会を変えていきたい、という熱意のある方とぜひ一緒にこれからのノーベルを作っていきたいです!!

ノーベルの採用情報

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