(2018.09.07更新)
ノーベルの保育品質
のぞき見!病児保育の舞台裏|災害時の対策・安否確認
こんにちは、ノーベル事務局です。
先日の台風21号、昨日の北海道での地震など、災害が続いています。
この度の災害で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。これ以上の被害が広がらないことを祈るばかりです。
わたしたちノーベルは、ご利用会員様のご自宅に訪問して保育を行います。
しかし、今回の台風21号は強い勢力を持ち、危険であることが事前に分かっていたため、保育スタッフの安全確保のために、台風当日の保育中止を決断させていただきました。
ご利用会員のみなさまにはご不便をおかけする結果となってしまいましたことを心よりお詫びいたします。
今回の記事では「のぞき見!病児保育の舞台裏」のタイトルを借りて、災害について日頃から心にとめておきたいことを書きたいと思います。
保育スタッフ全員に安否確認
台風通過後、ノーベル本部では保育スタッフ全員に対し、安否確認のアンケートを行いました。家屋に被害を受けたり、停電・断水でライフラインがストップした!というスタッフもおりましたが、不幸中の幸いで大きな怪我などをすることもなくひとまずは安堵いたしました。
その安否確認のアンケート中で、感じたこと・共有したいこと・役立ったことなど多くの声があがりましたので、今後の備えとしてぜひみなさまにもお読みいただければと思います。
早い判断、早めの行動
保育スタッフH
事前に植木鉢など飛びそうな物を片付けたり、ベランダの物干し竿をおろした。自宅だけではなく、近隣の家に迷惑をかけない対策も必要。
保育スタッフK
子どもの休校も早々に決まり、本部からも「明日は保育休み」という判断が早く出たので不安や迷いがなく安心できた。
保育スタッフY
予報で早い段階から分かっていたので、家で待機をしたり、ゆっくりと落ち着いて過ごした。でも、地震など急な災害などあったときに、色々と対処できるのかなど、今年は特に現実的に考えないといけない…と思うことが多い。
保育スタッフO
今までに体験したことのない、地震と竜巻が合わさって襲ってきた様な台風で予想をはるかに超えていた。これが事前に休みが決まらずに保育中や、保育に向かう道中だったら…と考えると怖い。安全安心の保育のために、今回のような予測できる災害は何事にも早目早目に指示をもらい、今後も一層安全第一で保育をしなければ!と強く思った。
保育スタッフM
台風通過しても、駅まで通行止めになっていて迂回が必要な状況だった。保育中でもあり得る事なので、保育に訪問する際は、しっかり時間の余裕をみて、家を出発するなど自分で出来ることを考えたいと思った。
保育スタッフT
台風当日は勤務予定日だったが、報道されている情報から前日の早い段階で本部が保育中止の決定をしたことは客観的にも素晴らしい決断だと感じた。適切な指示が適切なタイミングであり、安心して自宅待機することが出来た。
・・・といった声がスタッフから多く寄せられました。保育中止を早めに決定したことで、台風当日、保育スタッフは自宅待機をして安全に過ごすことができました。
「これぐらいなら大丈夫だろう」と高を括ることなく、早め早めに決定・情報共有・行動することが非常に重要だということを改めて感じました。
役に立ったもの、今後に備えたいこと
保育スタッフI
懐中電灯はあっても使える電池がなかったり、食料も備蓄がなかったり、窓ガラスにテープを貼るなど事前にもっと出来たことがあったかもしれない。キャンプ用のランタンが3台あったのと、ロウソクは本当に役立った。明かりがあると、人は大分落ち着くんだと体感した。
保育スタッフI
朝に停電が考えられたので、ご飯を炊いておにぎりを作っておいたのがよかった。
保育スタッフU
被害を大きくしないために不要不急の外出をしない。窓ガラスに、飛散防止フィルムを貼ることを検討したい。
保育スタッフS
カーテンを閉めて、窓から離れて過ごした。
保育スタッフS
お風呂の水は、洗濯水として使えるので捨てずに置いておいた。
保育スタッフN
前日に食料品の買い出しをすませ、当日は家族全員外出しなかった。
・・・やはり、電力・水・食料。この3つを日常からどう確保しておくのか。また、家族・ご近所で対策をしっかり話し合えているのか。なかなか、いざとならないと考えにくい事かもしれませんが、備えあれば憂いなし!今回の災害を機にしっかり考えたいですね。
より質の高い安全安心の保育をご提供するために
保育スタッフに台風通過後の出勤について確認をしたところ、
・台風が通過すれば出動可能!
・家に被害があったのでシフトから外して欲しい
・保育園が休園の場合、休めない親御さんたちは大変だと思う
・・・という返答が保育スタッフそれぞれからありました。
安心安全の保育をご提供するためには、まず出動できる保育スタッフの人数確保も大切なことです。早々に保育スタッフとの連携が取れ、人数を確保出来たことで体制が整い、保育の準備をすることができました。
災害時だけに限らず、常に多角的な視点を持ち「安心安全の保育」をご提供するために、わたしたちノーベルはもっともっと考えぬく必要があるのではないか、今までの対応で本当に十分なのか、改めてそう考えるタイミングが来たのかもしれません。
台風21号が過ぎ去った関西は、まだまだ、停電・断水・電車の運休などが続いているエリアもあり、少しずつストレスや疲れも溜まってくる頃です。
どうぞみなさま、無理はなさらずご安全にお過ごしください。
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