(2013.11.29更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|玄関で大泣きの1歳の男の子、どうやって仲良くなる?
こんにちは。ノーベル事務局です。
今日は、保育スタッフTから届いた保育のワンシーンをお届けします!
今回始めてお預かりするSちゃんは1歳2ヶ月の男の子です。
お母さまから引き継ぎをしていよいよお見送り。
保育園ならSちゃんも慣れた保育士さんがおられるでしょうが、今日は初めて会った人とおうちでお留守番なんて初めてのはずです。
やはり、お母さまを見送った玄関で大泣きです。
しかも、Sちゃん自身の靴を握りしめ、座り込んでしまいました。
無理に抱っこして部屋に戻るより、Sちゃんが少し落ち着くまで様子をみてみようと思いました。
こんなとき、登録資料の情報が役に立ちます。
Sちゃんの好きなものの欄に「ボール」と記入があったのを思い出し、急いでおもちゃのボールを玄関に持ってきました。
Sちゃんのほうにコロコロと転がしてみます。
大泣きだったのに一瞬泣きやんでボールを目で追っています。
更にボールをコロコロ・・・
Sちゃん、靴を手放し、ボールを転がし返してくれました。
でもしばらくはボールの転がし合いをしたのに、また思い出したように泣いてしまいました。
他にSちゃんの好きなものはないかな?
リビングに遊んでいる途中のように汽車のおもちゃがあったので、今度は汽車のおもちゃにしました。にぎやかな音楽が流れて走る汽車です。
廊下から玄関に向けて汽車を走らせ、スタッフも汽車になってシュポシュポと登場です。
Sちゃんは「なんだ!」という感じで泣きやみました。
歌い踊るスタッフをびっくりして見ています。
汽車を追いかけて、玄関から少し離れるようにもなりました。
もうそろそろスタッフにも少しは慣れたかな?
抱っこしようかと手を差し出すとすんなり応じてくれました。泣き疲れたのでしょう。
すぐにスタッフの方に寄り添って抱っこを嫌がることなく、無事リビングへ移動できました。
それからはお昼寝もたっぷりして、お熱があるのに活発に遊んでくれました。
音楽が好きで、おててをパチパチしてリズムをとる姿がとてもかわいいSちゃんでした。
お会いすることがないほうが本当はいいのですが、また成長したお子さまにお会いしたいなぁと思ってしまいます。
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