(2024.02.01更新)
保育者として働く
「スカッ!と委員会」とは?ー保育スタッフの保育がない日の過ごし方
こんにちは、ノーベル広報担当の徳増です。
突然ですがみなさん、「働く親御さんの助けになりたい」「社会の力になりたい」と思ったことはありませんか?
ノーベルでは、保育スタッフとして一緒に働いてくださる方を募集しています。
ただ、訪問保育なので、直行直帰でひとりでの仕事が多く、もしかしたらお仕事に不安に感じている方がいるかもしれません。
でも、安心してください。困った時はすぐ事務局スタッフへ相談できるため、一人で保育を担う必要はないのです。むしろ、密なコミュニケーションにより、強い結束力があると感じます。
また、些細な困りごとを相談したり、保育を学び合える場「スカッ!と委員会」もあります。どの方も、チームの一人として保育を楽しみながら活動されています。
今回は、保育スタッフ同士の学びの場となっている「スカッ!と委員会」についてご紹介します。
スカッと委員会の一日
「スカッ!と委員会」では、保育の予約の少ない日に、出動しなかったメンバーが、事務所に出勤し、知識や経験を共有します。場合によっては、普段あまり会わないスタッフと一緒になるため、委員会は参加者の緊張をほぐすためのさまざまな工夫がなされています。
目的・ルールの確認
まずは、「スカッ!と委員会」の目的やルールを参加者で確認します。
目的は、保育が入らなかった日の時間を有意義で価値のある時間にすること。ゴールは、「今日来てよかったな」「明日からもがんばろう!」という前向きな気持ちになること。この場にいない人の話題は避ける、別の意見を持っていてもまずは人の話を聞く、など互いに気持ちよく時間を共有するためのルールもあり、最初に全員で確認します。
話しやすい雰囲気づくり
次に、ウォーミングアップ。
筆者の徳増が参加した日は、インターネットでできる性格占いをしました!やりたいことは妥協しないタイプ、人見知りするタイプ、自分の心の変化に素直に従うタイプ…
それぞれが診断された結果を報告し、これは合ってるかも、ちょっと違うかも、と感想を伝え合いました!
既に話しやすい雰囲気はできていましたが、より場の空気を和ませ、コミュニケーションが円滑に進むよう、アイスブレイクの「チェックイン」を行いました。
今朝のニュースが気になってそわそわしてる、最近忘れ物をよくしてしまうから気を付けている、など、今の心境をありのままに話します。中には保育に関する質問をする人もいて、参加者全員が気持ちを共有したあと、そのままお悩み相談タイムに移りました。
相談タイム
「保育中、子どものやりたいことが分からないとき、どう対応してますか?」「最近親御さんのご自宅に忘れ物をしてしまった。何か対策していることはありますか?」など、保育スタッフならではの悩みがいくつか打ち明けられました。
保育スタッフのメンバーには、保育士や看護師、主婦など、さまざまなバックグラウンドを持った方が集まっています。これだけ多くのメンバーが集まると、アドバイスも豊富に出てきます。
別の参加者は「あるある!」と共感しつつ、「根詰めてずっと遊ぶのではなく、自分のペースも大事にして遊んだらいい」「自分の持ち物は、すぐにリュックに入れている」など、次々にアドバイスの声をかけていました。
相談したスタッフもみんな納得した様子で、「スッキリした!気持ちが楽になった」と話していました。
制作タイム
全員の相談が終わった後、お子さんと遊ぶ制作物の作成をしました。
動画を見ながらその季節ならではのものを折り紙で作ったり、次の保育の準備をしたりします。互いに作っているものを見て、「これどうやって作るの?」「どういう子でもこの遊び方は大丈夫かな?」などと会話を交わしていました。
参加してないメンバーに活動報告
最後に、その日の委員会の様子を社内SNSで報告。保育の仕方の悩みを相談したスタッフは「来週は気持ちを切り替えて過ごすことができそうです!」とコメント。「スカッ!と委員会」に参加していない保育スタッフ以外のメンバーも「ロケットすごいですね お花も鬼も女の子もかわいいです 」と制作物への感想を書き込んでいて、部署を超えてスタッフ同士が交流していました。
徳増は初めての参加でしたが、保育スタッフの皆さんが日ごろどのような気持ちでお子さんと向き合っているのか、興味深い話を聞くことができ、勉強になりました。また、保育スタッフ同士では話に共感できる部分が多くあり、委員会は、共感しつつもスキルを高め合う、保育をするうえで欠かせない場所になっていると感じました。
保育スタッフの「居場所」に
保育スタッフにとって、「スカッ!と委員会」は、保育のノウハウや方法を情報収集する貴重な機会です。お預かりする子どもが変われば、当然そのニーズも変わります。日々の業務でスタッフが直面する課題や困りごとは少なくありません。
委員会での学びは、日々子どもと遊ぶ際に使う制作物や、対応に困った時の子どもとの向き合い方、災害など緊急時の対応方法と多岐にわたります。
スタッフの中には、日ごろ相談したいことを手帳に記しておき、まとめて委員会で相談するという人もいました。
質問がたまると、「スカッ!と委員会に参加したい!」という気持ちになるそうです。
そんな、今となってはすっかり定着している「スカッ!と委員会」が始まったのは、コロナが落ち着き始めた2022年9月頃でした。
それまではコロナ禍だったこともあり、保育スタッフ同士が顔を合わせ、話し合う機会は多くありませんでした。今は、保育スタッフが主体的に知識や経験を共有し、学び合っています。些細な悩みも、積極的に打ち明けるようになったそうです。
スタッフの一人は「コロナ前だったら、保育がない日は自宅にいる選択をしていた。でも、委員会ができてからは、必ず本部に行くようにしている」と話していました。別のスタッフも、本部へは「義務」として行っていたけど、委員会ができてからは「楽しみ」に変わったと振り返っていました。
保育スタッフお仕事説明会申し込み受付中!
先日、親御さんから「皆様活き活きと働かれている姿にいつも励まされます。余談ですが、娘から『ノーベルさんは、お仕事好きなんだって。ママは?』と聞かれて少し答えに詰まってしまいました。」というお声をいただきました。
スタッフが楽しんで保育ができてると、親御さんやお子さんにも伝わるのかもしれません。
互いに知識を共有し合う「スカッ!と委員会」の活動は、保育スタッフの働きがいや自信、安心・安全の保育につながっていると感じます。
もし、ノーベルのお仕事に興味を持ってくださった方、もう少し具体的に仕事内容や働きかたを聞いてみたいという方は、随時、お仕事説明会を開催していますので、ぜひお申込みください。
オンラインか事務所での対面か、いずれかを選択可能です。事務所に来ていただいた場合は、高確率で「スカっ!と委員会」の様子を実際に間近で見られるかと思います。ぜひ雰囲気を体感しにお越しください。
これからも今回ご紹介しきれなかった委員会で共有された保育のノウハウや様子を発信していきます。どうぞ、お楽しみに!
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