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子どもの病気乗り切り術|冬場も注意!子どもの脱水症。下痢・嘔吐時の水分補給

こんにちは!ノーベル事務局です。冬場は子どもも風邪をひきやすく、感染症も流行り始める季節。

冬場は夏に比べて、飲み物を意識的に摂ることをしないと脱水症にもなりがち。じつは、冬場のほうが子どもの脱水症の事例が多いのです(参考:OS-1・2010年調査

風邪による発熱時もそうですが、下痢・嘔吐時にも重要となる「水分補給」について今回はご紹介します。

冬場、子どもは脱水症になりやすい!

水分補給

ところでみなさん、「脱水症」というと「夏場に多い」というイメージがないですか?
実は、子どもが脱水症を起こすのが一番多いのは、1~2月の冬場なんだそうです!

冬場に流行る風邪・インフルエンザや感染性胃腸炎による、高熱・下痢・嘔吐で失った水分を、上手に補給できないからなんですね。

またそもそも、乳児・幼児は身体の水分量が大人より多く、腎臓の機能も未発達で、脱水症になりやすいのです。赤ちゃんや小さな子どもの場合は自分で「喉が乾いた」と言えないケースも多いので、しっかり観察してあげてくださいね。

脱水のサイン

▢ 尿の量が少ない、色が濃い、間隔が長い
▢ 唇や舌、皮膚が乾いている
▢ 不機嫌、またはぼーっとしている

イオンウォーター

飲ませるのは経口補水液、子ども用イオン飲料など

子どもに脱水症状がみられたら、効率よく水分・電解質を与えましょう。
おすすめは

▢ 経口補水液(OS-1)
▢ 乳幼児用のイオン水(アクアライト)
▢ ポカリスウェット(離乳食期完了後の子どもならOK)

ですが・・・
私自身の経験を言うと、1歳児に「OS-1」を飲ませるのは大変でした!(というか飲んでくれない)
スポーツドリンクのように甘い成分が入っていないので、単純に、子どもには美味しくないんですよね・・・

氷が好きなお子さんの場合は、「OS-1」を製氷皿で凍らせると、アイス感覚で食べてくれるかも?

製氷皿

ノーベルに入って初めて知った「アクアライト」は、まだ試していないのですが、ゼリータイプもあって、飲ませやすそうですね。ただし、子ども用も含め、イオン飲料には糖分が多く含まれているため、飲みすぎるとビタミンB1欠乏症になってしまうとのことです。飲みすぎには注意です!

水分と食事を与えるステップ

水分補給

では、子どもの状態に合わせた水分・食事の与え方をご紹介しますね。

嘔吐・下痢がひどく顔色が悪い(白い)とき

⇒絶食で大丈夫

嘔吐・下痢が多く、顔色も白っぽいときは、かなり症状が重いと考えられます。この段階では水分・食事はほとんど摂らなくても大丈夫です。
嘔気が強い場合は、水分を摂っても嘔吐してしまうケースも多いです。
静かに寝かせあげて1時間ほどは飲まない・食べない状況で様子をみます。
(乳幼児の場合は嘔吐物で窒息する危険もあるので、必ず様子を見てくださいね)

顔色が良くなり、水分を欲しがるようになったら

⇒水分補給開始

「OS-1」や「イオン水」を1さじ量から開始。
15分経っても嘔吐が無ければ、水分補給量を3さじ量ほどに増やしてみます。
この量を15分おきに与え、半日の間に様子を見ながら、5さじ、10さじと増やしていきましょう。
一気に与えると嘔吐してしまう可能性があるので、少量ずつ、時間を空けてこまめに飲ませるようにしましょう。

半日ほどして水分を摂れるようになってきたら

⇒水分補給量を増やす

2を半日ほど続けてみて、嘔吐がなければ、水分補給量を増やしていきましょう。目安は30cc~50cc(コップ半分~1杯)。
ここでも少量づつをこまめに!を守っていきましょう。

嘔吐がおさまり、症状が落ち着いてきたら

⇒食事を開始

3を続けてみても嘔吐がなく、症状が落ち着いたら、食事を開始してみてください。
食べさせるものは、お粥や薄味のコンソメスープ、くたくたに煮た野菜の雑炊、といった消化のよいものから。
特に雑炊やスープは、水分と一緒に野菜の栄養や塩分も摂れるのでオススメです。
ただし、味の濃いものは腸が驚いてまた嘔気が出るかもしれないので、ごく薄味のものから始めましょう。

3日ほどたって普通食が食べられるようになったら

⇒ほぼ復活!

3日間ほどは、4の食事内容で、量を少しずつ増やしていき、4日目からは様子を見ながら、煮物など薄味の普通食に戻していきます。この頃には症状が落ち着いているかと思いますが、ノロウイルス等の場合はしばらくは便などに菌が混ざっている排出されている状態です。

便を処理する場合は2次感染しないように気をつけて下さい。

子どもが病気になったらどうする?乗り切りイメージ

ノロに限らず、ふつうの風邪などでも、1日で熱が下がるということはまずなく、登園・登校できるようになるまで数日はかかると思っておいた方がいいです。

むしろ、まだ十分に回復していない時に無理に登園させると、ぶり返してしまい、かえって長引いてしまう・・・というのが、私の経験則から得た教訓です。子どもの突然の病気に備えて、最低3日間は乗り切れるよう、あらかじめ計画しておくと良いですね。

そんないざという時のために、ぜひノーベルの訪問保育を頼ってください。

 

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