(2022.02.22更新)
納得して働く
育休復帰特集|育休復帰前の面談に備えよう!何を聞かれる?ポイントは?
こんにちは!ノーベル事務局です。
皆さんの職場では、育休復帰前に上司や人事との「面談」はありますか?
多くの親御さんが、慣らし保育のスケジュールが決まり、仕事復帰日が見えてきたら一度は職場を訪問しているようです。仕事と育児の両立をするうえで、上司や会社の期待値とご自身の希望の働き方のすり合わせをする大切な機会となる「復職前面談」。
今回は「復職前面談」ではどのような話をすればいいか、をご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
そろそろはじまる「育休復帰前の面談」
1月末ごろから、各自治体より、4月入所申込の結果通知が届きはじめ、無事保育所が決まったら、復職前に会社や上司に、今後の働き方について話し合う「復職前の面談」を行う場合も多いかと思います。
2児の母である私の場合は、2人とも4月入所だったので、1月~2月に保育園が決まってから職場に「決まりました!」の報告の電話を入れ、その時に面談のアポをとり、3月頭に上司と面談しました。
制度として面談時期が「復職1か月前」など決まっている場合もあるかと思いますし、特に面談は設けない、という職場もあるかと思います。
もし制度がなかったとしても、自分から申し出て、ぜひ面談の機会をもうけることをおすすめします!スムーズに復帰するためにはとても大事で、有意義な機会となりますよ。
私自身は今思えば、何も準備しておらず、ポワ~ッとした状態で面談に臨んだので、もっとしっかり準備しておけばよかったと思うことも・・・
そこで今回は、確認すべきポイントや準備しておきたいことなど、まとめてみました!
確認すべきポイントは?伝えたいことを整理しよう
以下に、想定されるポイントをまとめましたので、ご自分の場合をイメージして、紙に書き出すなどしてまとめてみましょう!
いつから働けるのか
保育園によって違いますが、だいたい1週間くらい「慣らし保育期間」がありますので、実際復帰できるのは「慣らし保育が終わってから」となることを伝えましょう。
勤務時間
「時短勤務にしたい」「フレックスを利用」など、勤務時間について。
また、それをいつまで適用するのか?2歳まで?3歳まで?といったことも、今後の人事や人員配置にも関わるため、会社側は気になるところです。現時点での希望を伝えておきましょう。
復職後の部署、仕事内容
復職後に働き方が大きく変わったり、異動になる場合もあるかと思います。
実際にどのような働き方になるのか、また業務ボリュームもはじめからフルで持つと子どもの病気の多発などでキャパオーバーになることもあります。かといって、少なすぎてもマミートラックに陥ってしまうため、上司と細かいイメージをすりあわせましょう。
子どもの病気時の対策について
子どもの病気時に預ける先はあるのか、夫や祖父母などはどれくらい頼れるのか、病児保育やベビーシッターを確保しているかなど・・・。
つまり「どれくらい休むことになるのか」をイメージしておきましょう。保育園の登園基準なども確認し、解熱後どれくらいで保育園に通えるのかも含め、一度子どもが病気に罹ったら2,3日は休むことを想定してみてください。
また、1歳半健診や家庭訪問、懇談など、復職後も、平日の日中に行われるイベントが多くあります。会社の制度でフレックスや中抜けなど利用できれば良いのですが、復帰後は想像しているより休みが必要になります。
残業や出張などはできるか
小さな子どもを抱えて、育休前と同じようには働けない場合がほとんどです。
どの程度残業できるのか、出張は可能なのか。
「絶対残業はムリ」「週1、〇曜日なら可能」「事前に分かれば出張も可能」など、できること・できないことを整理して伝えましょう。 無理のない範囲で、意欲を伝えられたらいいですね。
復職後に利用できる制度について
在宅勤務やフレックス制度、また残業の免除申請など、様々な制度がそれぞれの企業にあると思います。在宅やフレックス制度などを活用して、柔軟に働けると、平日の検診や予防接種、懇談なども行きやすくなりますよね。ぜひ、あらためて確認をしてみてください。
育休中に変わったことの確認
人事異動や組織変更、直近の会社のお知らせやプレスリリースなどを確認し情報を収集して、脳内をアップデートしておきましょう。
(母乳育児を続けたい場合は)搾乳の時間・場所など
母乳育児で月齢が小さい場合は、授乳をどうするか?が大きな課題になりますね。
断乳する、搾乳する、保育園ではミルクにするなど、方針を決めて今から準備するとともに、搾乳したい場合は就業時間内にその時間を確保できるか、相談しておきましょう。
どのように働きたいのか、今後のビジョンについて
復帰する側はどうしても消極的な姿勢になりがちですが、せっかくまた働くのですから、明るいビジョンをもって取り組みたいですね。
ぜひポジティブに、どのように貢献していきたいか、また目標とする状態や希望など、この機会にぜひしっかりと伝えましょう。
「新・ワーママ入門」もご参考に
先日紹介した「新・ワーママ入門」という本でも、「上司との面談前の心得」などが紹介されており、特に、記入式の「面談準備シート」がとても実践的!
伝えるべき項目や、伝える順番、伝え方の例まで紹介されています。
ぜひ面談前に一読して、参考にしてみてくださいね。
この本を読んで私は、
「上司も実はいろいろと気遣いしていること」「でもそれがすれちがって母親側のモヤモヤになってしまうこと」が意外とあるんだ、と知り、目からウロコでした。
それを防ぐためには「自己開示」と「ヒアリング力」が大事、とのことです!
他にも、
・成長意欲や目標を示した上で「覚悟→懸念点→交渉」の順番で伝えること、
・「面談で達成したいこと」を考えておくこと、
など、実践的なアドバイスがもりだくさんですよ!
感謝と、貢献の意識を忘れずに。
最後に、もっとも忘れてはならないのが「感謝の気持ちを伝えること」ですよね。
まず、育休をとらせてくれたことに感謝。
復帰後のポジションを確保してくださったことに感謝。
そして、面談の時間を取ってくれたことに感謝・・・
また、長い育休中には会社側も、正直「ちゃんと復帰してくれるのか」「以前のように意欲をもって取り組んでくれるのか」と心配している場合が多いでしょう。
それを吹き飛ばすためにも、十分な意欲を示すとともに、
「復帰後しばらくはこのような制約が発生するが、このようにして乗り越えたい、そして〇年後にはこのように働き、貢献したい」
というビジョンをしっかり整理して伝えられたら、上司も安心して、「ではこんな仕事も〇か月後には任せられそうかな」など、イメージしてもらいやすくなるのではないでしょうか。
・・・・なんて、えらそうに言ってきましたが、自分自身のときにはできていなかったことばかりです(汗)すみませんです。
育休復帰関連については、職場によって雰囲気や理解度がかなり異なると思いますし、一概にはいえないことが多いかと思いますが、少しでもご参考になればうれしく思います。
ノーベルは子育てと仕事の両立を応援しています!
両立でいちばん困ることは、子どもが病気の時の預け先。病児保育に頼る、という選択肢も考えてみてくださいね。
「ノーベルの訪問型病児保育」くわしくこちら>>
RELATED POSTS
納得して働く
納得して働く
納得して働く