ノーベルと学ぶ保育

溶連菌のお預かりが増えています!溶連菌の予防、症状への対策は?

 

こんにちは、ノーベル事務局です!

ノーベルでは、6ヶ月〜小学生までの病児のお子さんをご自宅でお預かりする訪問保育を行っています。年齢や時期ごとに流行している病気にももちろん敏感になります・・・!そこで、それぞれの病気の症状や予防・対策などについて詳しく解説・ご紹介していきたいと思います。

「溶連菌」とは?

溶連菌は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とも呼ばれ、発熱、のどの痛みが出て、扁桃腺が腫れる、といった症状が出るのが特徴で、症状が進行すると、手首やくびの所や股関節の所に小さな赤い発疹が出たり、舌に「いちご」のようなブツブツが現れるのが特徴です。

流行時期は12月~7月と比較的長いあいだになります。特に、2~10歳の子どもが感染しやすい病気ですが、大人でも感染します(一度治っても、繰り返しかかる可能性があります)。

感染経路

感染経路は以下のようなものがあります。

(1)飛沫感染(口や鼻から感染):咳やくしゃみなどで飛び散った菌を吸い込むことで感染します。
(2)接触感染(皮膚から感染):皮膚と皮膚が触れたり、タオルや食器などを介して感染します。

溶連菌の予防策

飛沫感染によるものは、マスクをすることで予防できます。保育園やご家庭内での二次感染を防ぐために、もし身近な人の感染が分かればなるべくマスクをしましょう。また、接触感染を防ぐためにも、タオルの共用や身の回りのおもちゃなどの消毒、こまめな手洗いを行いましょう。

溶連菌の治療・ご家庭でのホームケア

溶連菌は、喉の痛みなどの症状が発覚したら、医療機関での検査・治療を受けましょう。

検査は、綿棒で喉をこすり、綿棒に付着した菌を検出するというものです。およそ10分程度で溶連菌があるか否か、結果がわかります。兄弟・姉妹間の感染率が高いのでのどの痛みなど少しでも症状が出ている場合は一緒に検査してもうと安心です。

抗生物質の治療開始後、24時間を経て感染力がほとんどなくなります。

しかし、発熱やのどの痛みなど全身状態によっては数日のお休みが必要です。
通園・登校開始については、医療機関とご相談ください。

ご家庭でケアをするにあたって最も大変なのは「喉の痛み」です。痛みを伴うため食べ物を飲み込むことも困難になることがあります。
喉に刺激を与えないように、すっぱいもの・辛いもの・熱いものなどは避けて、お粥やうどん、ゼリー、ヨーグルト、プリンなど、のど通りが良いものがおすすめです。発熱時は、通常より水分が体から失われるので、食欲がない場合でも水分はしっかりと摂り、脱水症状にならないように注意しましょう。

なお、皮膚のはがれは、「回復期」に見られるもので、新しく病気が始まっているわけでもありませんので安心してください。

のどの痛みなど、風邪とよく似た症状もあるので受診せずに様子見…ということもあると思いますが、そうこうしているうちに一緒に遊ぶ兄弟・姉妹にうつる確率も非常に高いので注意してください。

溶連菌でもノーベルの病児保育利用可能です

ノーベルの訪問病児保育では、溶連菌などの感染症であってもご利用いただけます。病児保育施設ではなく、ご自宅での1対1の保育ですので、他のお子さまに感染させてしまう心配もありません。保育スタッフも手指消毒等の感染予防対策を徹底して、日々の保育にあたっております。

何日も熱が続いたり、保育園に登園できなかったり、といったことがこうした感染症では起こりがちになります。ほかの感染症の流行とも重なってしまうと、ご自身の有給休暇だけでは足りない…!という自体にもなりかねません。

ぜひ、お一人で抱え込みすぎず、私達ノーベルをはじめとした周りの人やサービスにもたくさん頼って感染症シーズンを乗り切ってくださいね。

参考:A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは(国立感染症研究所)

こちらのブログもご参考ください。

子どもの病気乗り切り術|溶連菌に感染!粉薬の上手な飲ませ方、風邪との症状の違いは?

 

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