ノーベルと学ぶ保育

子どもの病気乗り切り術|溶連菌に感染!粉薬の上手な飲ませ方、風邪との症状の違いは?

こんにちは、ノーベル事務局です。

大阪府感染症情報センターでは、「溶連菌(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)」の流行が報告されています。溶連菌は、病院から処方された薬を正しく服用すれば、治療できる病気です。 風邪と症状が似ており、風邪だと思って受診したら溶連菌だった、ということもあるようです。

今回は風邪との症状の違いや、薬の飲ませ方のコツ、保育園はいつから行けるのか、などご紹介します!

溶連菌とは?

A群β溶血性レンサ球菌(溶連菌)による感染によるもので、赤い発疹のでるタイプを猩紅熱(しょうこうねつ)といいます。最近は早期に抗生物質を使用するため症状がそろわないものも多く、一般的に溶連菌感染症と呼ばれています。
感染してから、2~4日後に、発熱やのどの痛みなどの症状が現れ、発熱後1日以内に体に発疹が出現します。発疹は近寄って見ると、針先のような小さな赤い斑点が集まっているのがわかります。
この発疹の手触りが特徴的でザラザラとしています。舌の表面にもぶつぶつができて“イチゴ舌”とよばれる状態になります。発病後1週間から2週間にかけて手や足の指先から皮がむけることもあります。

風邪との症状の違いは?

溶連菌の症状の代表的なものは、発熱(38〜39℃)と「のどの痛み」です。しかし、3歳未満ではあまり熱があがらないと言われています。溶連菌が風邪と症状が違う点は、咳や鼻水が出ないということです。

喉の痛みを訴え、体に発疹が出ているけれど、咳や鼻水は出ておらず高い熱があるなどの症状であれば、溶連菌の可能性があります。

治療は抗生物質。嫌がる薬、どうやって飲ませる?

溶連菌は細菌による感染なので、「抗生物質」を服用して治療します。

抗生物質は約10日間連続して服用します。

熱は1~2日で下がり、のどの痛みも消えますが、途中で薬をやめてしまうと合併症を引き起こす場合があるといわれているので、処方された薬は最後まで、きちんと指示どおりに飲むことが大切です。

とはいえ、小さいお子さんの病気で、困ってしまうのが「薬の飲ませ方」
抗生物質は粉薬で出されることが多いです。そんなお子さんに「粉薬を飲ませるコツ」をノーベルスタッフからお伝えします!

・味の濃いチョコレートアイスに混ぜる
・服薬ゼリーに混ぜる
・食事の合間にはさんで、薬の味を紛らわせる
・音楽や動画で気をそらす
・飲めたらごほうびをあげる

チョコレートアイス作戦は、高級なものほど薬の苦みを消してくれるとか…。風邪にしても、溶連菌にしても、まずは水分補給!のどの症状がある場合は、うどんやおかゆなど、のど越しが良く消化の良いものから様子をみてあげてください。

苦い薬が苦手なのは当たり前。口直しを用意してあげてくださいね。

粉末のお薬

保育園はいつから登園できる?

病院から処方された抗生物質での治療開始後、24~48時間後、症状が軽く熱も下がれば登園可能といわれています。

溶連菌は、唾液などがリモコンなどにつくことによる飛沫感染や、口を拭いたり、食器を使いまわしたりして直接唾液などに触れる接触感染が主な感染経路になります。一人が感染すると、きょうだいやご家族も感染する可能性の高い病気ですので、対策をしっかり行うことが大切です。

まだ熱があるなど症状がある場合は、体調が元に戻るまでは自宅で安静にさせることがおすすめです。

保育園登園OKまでノーベルで

治療開始後24~48時間後、熱も下がれば、とはいうものの、その後の体調は心配ですね。元気に保育園に行けるくらいになるまで休ませてあげたいけれど、仕事は何日も休めないし、感染症なので周りの人にも頼りにくい…

ノーベルの病児保育では、ご自宅でお預かりをするので、感染症のお子さんのお預かりにも対応しています。(はしか・新型ウイルスを除く)高熱が出てしんどい思いをしているお子さんを、ご自宅でゆっくりさせてあげられます。

感染症でこまった…ときこそ、ぜひ頼ってくださいね。

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