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病児保育奮闘記|疲れから来る蕁麻疹?4歳のノンストップおしゃべり姫との空想ごっこ

日々の保育で出会うお子様とのやり取りご紹介する病児保育奮闘記。

今回は前週も風邪でお預かりだったお子さんが蕁麻疹が出たということで、再びお預かりとなったケースです。

お子様プロフィール Mちゃん:4歳
大阪市中央区在住。
――――予約時の状況―――
「前日の21時頃から足がかゆいと言いだし、腕やわき腹などだんだん広がって蕁麻疹だと思われます。 特に変わったものなどは食べていません。 0時頃いったん寝ましたが、3時間ぐらいしてまた起きてかゆくて寝られないと泣いています。まだ治まっていません。」 とのことで、当日予約をいただきました。

蕁麻疹が出ているという事だったのですが、朝伺った時にはもうほとんど出ておらず、お父さん、お母さんをお見送りした後も、興奮していたのかずっとおしゃべりし続けていたMちゃん。
一息ついた後、またいろいろお話してくれています。
おしゃべりに夢中だからか、スタッフがお願いしても体温をなかなか計らせてもらえません。

先週担当したスタッフの報告書にも、「空想の世界の大好きな女の子」と書いてあったので、手を入れてあそぶカメさんのパペット(ぬいぐるみ)に代わってもらうことにしました。

カメさんをスタッフの手にはめて、「Mちゃん、お熱、計ってほしいなあ~」と身振り手振りをつけてお願いすると、「いいよ~」と言って計らせてくれました。(すっかり平熱です)
ぬいぐるみさんたちにはその後も活躍してもらい、今度はペンギンさんが一緒に病院へ。

ぬいぐるみ遊び

 先生によると、蕁麻疹の出た原因はわからないけど、おそらく咳や、疲れから蕁麻疹が出ているのだろうという事で、飲み薬と塗り薬を処方されました。

コラム:じんましん
【症状】
体の一部または全体に、突然かゆみを伴う紅斑や盛り上がった膨疹がたくさんでき、数時間から1日程度で出没を繰り返します。後半の大きさは数ミリから手のひら大まであり、形も円形、地図上など様々です。
【原因】
食物や薬の摂取、慣例や温熱といった物理的刺激などが原因となって、皮下組織内に存在する肥満細胞からかゆみを起こすヒスタミンという物質が分泌されるために起こります。 きっかけとして疲労や精神的ストレスとの関与も指摘されています。 【治療】 原因となる物質が見つかれば、それを除去します。対処療法として、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬を内服します。

帰り道もぬいぐるみを使ったなりきりごっこは続きます。
Mちゃんがママ、スタッフがパパ、ペンギンさんが赤ちゃんという設定で、楽しくお話しながら帰ってきました。

帰宅して、処方された飲み薬を飲みました。
2時間様子見るように言われているので飲み薬を服用した時間をメモメモ…。

さて、家に帰ってからもその関係は続いており、「パパお買い物行くよ。」「ママが玉ねぎ買ってきてあげるね」「赤ちゃんは何が欲しい?」と、おままごと&買い物ごっこを楽しんで、ずっとテンション高めでおしゃべりが続いています。

その他、絵本を読んだり、かるたをスタッフが読むと覚えているようで素早く見つけたりと、本当に楽しく過ごしています。

少し眠たそうには見えるのですが、楽しさからかテンション高く、スタッフが言っても、カメさんが言っても、「寝ない」と主張…。
無理強いはせず、許可をいただいていたテレビを見ながら、体を休めていました。

そのうち、薬を飲んで2時間経ったので膝の裏を見てみましたが、朝出ていた蕁麻疹はおさまっていて、痒がる様子はありません。
蕁麻疹がおさまっていなければ、塗り薬を塗るように言われましたが、おさまっているので一安心です。

そのうち、赤ちゃん役のペンギンさんに「お菓子をあげるー」と言って持ってきて、スタッフがペンギンさんを動かしながら「牛乳もください、ぶどうもください」とリクエストするとまた「いいよー」と持ったふりをしてお口に入れてくれる様子がとても可愛らしいです。

小さなママは、いつもママにしてもらっているように、優しくしてあげていましたよ。
結局、眠りにつくまでずーっと、このかわいいママとその家族の関係は続いたのでした。

なりきりごっこ

よくお眠りで、お母さまが戻られるまでお休みでした。
咳と鼻水が出ているので、はやく全快するように、祈っています。

保育スタッフへの評価

お医者さんに言われたことを口頭で伝えるだけでなく、丁寧に紙に記載してくれるなど、きめ細やかな心遣いが伝わりました。娘も楽しく安心して過ごせたようです。

事務局スタッフへの評価

娘の様子の報告がいつも昼頃連絡が来るので昼頃来るのを待っていたら、今回はちょっと遅かったので何かあったのかなと少し心配してしまいました。 いつもノーベルさんに助かっています。娘もノーベルさん好きで、自分からノーベルさん呼ぶ?とか言ってきます。

本部スタッフより

一日の経過報告は、お昼寝の時間を利用してご連絡することが多いのですが、お昼寝がずれるなど、なかなか目が離せない場合は多少前後することがございます。ご心配をおかけして申し訳ございません。
Mちゃんにはなりきりごっこを楽しんでいただけたようで何よりです。

小さいママのMちゃん、お大事に☆

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