ノーベルの保育品質

ノーベルの訪問保育|麻しん(はしか)にお気を付けください!

皆さん、こんにちは。ノーベル事務局です。

連日、メディアで流れている、麻しん(はしか)感染拡大のニュース。関西空港で働く従業員や利用客39人(9.7時点)に感染が確認できており、大阪府は、7日緊急の対策会議を開く事態に。ノーベル事務所がある大阪市でも先週2名の感染者が報告されている状況です。

ノーベルが訪問型病児保育を提供しているのは、まさに堺など南部エリアも含む大阪で、はしか感染のお子さまからの病児保育予約の可能性も今後考えられ、事務局や保育スタッフ間では改めて、はしかが懸念される場合の対応について、確認を行っています。

ノーベルでの麻しん(はしか) お預かりの基準について

麻しん(はしか)は病児保育のお預かりができません

ノーベルは1対1の訪問型病児保育ゆえ、インフルエンザやノロウイルスなど感染力が高いと言われるものも含め、どんな感染症でもお預かり可能です。しかし、その中で、唯一お預かりをお受けできないのが、「麻しん(はしか)」となっています。感染力がとても強く、同じ空間にいるだけで感染してしまい、大人も感染をすると重症化し、命に関わる恐れがあるため設けられた基準です。

万が一、お預りのお子さんが受診の結果、麻しん(はしか)と診断された時点で、親御さんにご連絡をし、ご帰宅を要請し、保育終了とさせていただきます。

保育スタッフ自身が、風邪のような症状がある場合は、はしか感染の恐れがあるため、本部へ共有後、保育出動は控えます。

麻しん(はしか)の症状、対応について

感染経路・感染力

麻しん(はしか)は、感染者の咳やくしゃみのしぶき(飛沫)に含まれる麻しんウイルスを他者が吸い込むことによって感染してしまう、空気感染する感染症です。「はしか」の最大の特徴は、感染力が非常に強いこと。免疫がない人たちの中に、1人の「はしか」の患者がいたとすると、12人から14人の人が感染するともいわれているほどです。

症状

麻しん(はしか)は、10日ほどの潜伏期間を経て、初期症状の段階で、一般の「風邪」によく似た症状が出ます。38度台の発熱、せき、鼻水、めやに、目が赤くなる、体がだるいといった症状が続きますが、風邪と似ているため感染している事に気づきにくいものです。ある程度日数が経過した後に、口内に白いぶつぶつができ(コプリック斑)、その時点で麻しん(はしか)と診断されるケースが多くあり、診断までの間に感染を広めてしまうリスクが高くなります。その後、首筋や顔、胸、腹、背中、手足へ発疹が広がっていき、39-40度の高熱も3-4日続き、発症から7-10日程度高熱が続きます。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われている危険な感染症なのです。

対応で気を付けること

熱や咳、鼻水などのかぜのような症状が出て、「はしか」の患者との接触が否定できない場合は、要注意です。不用意に医療機関を受診すると、移動の際にさらに感染を広げるおそれがあるため、事前に医療機関に電話で連絡をして、「はしか」の患者と接触した可能性があることを伝え、指示に従って受診するようにしてください。

また大事になってくるのがワクチンの接種です。空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。

現在、1歳を超えると、麻しん風疹のMRワクチンを接種することになっており、小学校入学前までに2回目の接種をすることになっていますが、もし乳幼児で2回目接種がまだできていない!というようなご家庭は、ぜひこの機会に早めに接種してください。

また、ちょうど乳幼児の親世代(20~30代)は1回しか接種していない世代のようで、今回の感染者も30代前後の方が多いようですので、この機会に接種をすることも有効です。

過去、はしかが流行し、小さな子どもたちが命を落としたケースも多数あります。「はしか」が、これ以上広がらないために、一人一人が意識して、子どもたちの命を守っていければと思います。

 

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