(2018.03.12更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|恐竜好きな5歳男の子。インフルエンザ発症4日目でのお預かり
日々の保育で出会うお子さまとのやり取りをご紹介する病児保育スタッフ奮闘記。
今回は5歳の男の子との一日です。
お子様プロフィール
Kくん
5歳9ヶ月
西宮市在住
――――予約時の状況―――
「おとといに日中、保育園より38度の発熱で呼び出しを受け、夕方の受診でインフルエンザB型と溶連菌感染症との診断。
昨日には解熱し平熱を保っている」と前日ご予約をいただきました。
さて、どんな一日になるのでしょうか。
--
スタッフの訪問時には、おとなしくDVDを見ていたKくん。
DVDが終わるまでは真剣な眼差しでしたが、終わると「テレビは終わろうか?」とのスタッフの声かけに「うん」とお返事してくれるKくん。
テレビを消して、DVDを取りだし片付けもして、絵本・おもちゃの方へ。
恐竜図鑑を取り出したKくん。
カタカナ沢山の恐竜の名前を次々に指を指して、読み上げてくれます。
肉食・草食なのか。
どの恐竜が仲間なのか。
どっちが強いのか。
白亜紀・ジュラ紀・・・いつごろ生息していたのか。
図鑑に書いてあるようなことが頭に入っており、恐竜博士!?と感心してしまうくらいの詳しさです。
次々、すごいな~~と聞き入っていると、
「この前、恐竜博物館に見に行ってね・・・」と。
Kくんの知識は、図鑑だけでなく実際にKくんの何倍も大きい恐竜を見てきた実体験からも蓄積されていたようです。
10:30頃に「ごはん食べたい!!」と、Kくん。
少し早いかな?とは思いつつも、食欲があるうちにと早めのお昼ご飯にしました。
今日はおかずがたくさん!
卵焼きを2切れ、トマト、五目豆、玉子スープを全部食べたので、おにぎりには手がなかなか伸びず。
「食べられるだけでいいよ」と、お母さんもお話してくれていたので、食べれるだけの”おにぎり1口”を口にしてごちそうさまとしました。
体温は36.6度。
鼻水も咳もなく、インフルエンザの『回復期』なKくん。
5歳となるとお昼寝する・しないもお子さん次第ですが、
「横になってお昼寝しようか」
との問いかけに「絵本読んだらね~」と条件つきのお返事がきました。
Kくんが選んだ絵本は、
「そうべいまっくろけのけ」「おっきちょんとかっぱ」「10ぴきのかえる」
ソファに横になって、絵本はスタッフが持ちつつも、ページはKくんがめくってあっという間に3冊終了。
でも、まだ眠くないKくん。
ソファの上でゴソゴソ…、ゴソゴソ…。
気長にスタッフも待つと、
「おひるね起きたら、おやつ食べる!!」とって、毛布を被るKくん。
しばらくすると入眠しました。
1時間程休んですっきりした顔でお目覚めのKくん。
おやつをぺろりと完食し、お茶も飲んで遊びの第2ラウンドスタートです。
カラフルな折り紙を取り出し床一面に並べるKくんに、
「ティラノサウルスの折り方知ってる?」
と聞いてみると、
「できるの?」
と目をキラキラさせ、ワクワクしているKくん。
スタッフが1度、説明をしながら折ってみせると、その間じーっと見つめ、
「やってみる」
とチャレンジするKくん。
初めてなので、スタッフも所々、説明はしましたが見事に完成させることが出来ました‼!
おにいちゃん、お母さまのご帰宅までご機嫌よく過ごすことができました。
登園できるまで、あと少し。どうぞお大事に☆
とても元気ハツラツとされていて子供もすぐに心を開きました 。
折り紙や工作もしていただき、とても楽しかったようです。
また機会がございましたらよろしくお願いします。
本部スタッフより
Kくんのように
『インフルエンザと溶連菌のダブルパンチ!』
『インフルエンザAの次はB。1シーズンで2度も感染・・・(涙)』
と今期のインフルエンザは大流行なだけあって、働く親御さんは大変。ノーベルもスタッフフル稼働で大変な今シーズンでした。
インフルエンザは高熱や重症化といった症状だけでなく、発症後5日、解熱後2日(幼児は3日)経過しないと登園・登校できないんです。
ノーベルや病児保育施設、じぃじ&ばぁば、ご夫婦交代。
何とか乗り切っているご家庭が沢山いらっしゃいます。
我が家だったらどうする・・・?
いざというとき、困る前に一度考えてみませんか。
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