(2018.01.21更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|お兄ちゃんのまねっこがかわいい、3歳&1歳の兄弟お二人同時お預かり
日々の保育で出会うお子さまとのやり取りをご紹介する病児保育スタッフ奮闘記。
今回はお兄ちゃん&弟くんとお二人同時の予約にスタッフ二名で訪問、4人で過ごした一日です。
お子様プロフィール
お兄ちゃん(Yくん):3歳8ヶ月
弟くん(Nくん):1歳7ヶ月
尼崎市在住
――――予約時の状況―――
<お兄ちゃん>
「数週間前から鼻水が続き、昨晩明け方に一回嘔吐。9時に37度1分で少し微熱し受診し、胃腸炎の診断。
風邪薬と抗生物質を処方してもらい機嫌よく過ごしていますが、普段より食欲が落ちてます。」
<弟くん>
「数週間前より鼻水が続き、朝37度5分。
お昼に小児科受診し、痰がからんでゴロゴロ胸の音を確認。風邪薬と抗生物質を処方してもらいました。
お昼寝後、よく動いて遊んでいたのに、夕食はほとんど食べず普段より食欲がかなり落ち18時に38度5分と熱も上がってます。」
と前日晩にご予約をいただきました。
さて、どんな一日になるのでしょうか。
--
スタッフ二人がそろって訪問。
お父さまとの引き継ぎ後、ご兄弟・スタッフと4名で賑やかなお見送りとなりました。
お兄ちゃんもいて安心してか、
弟くんは笑顔でパパにハイタッチ&バイバ~イ。
お兄ちゃんも弟くんを気遣ってか、順番をまってからパパとタッチをしてお見送りができました!
スタッフとすぐに打ち解けてくれたお兄ちゃんは、
早速、アンパンマンの太鼓を叩いてみせたり、乗り物の絵本を次々と取り出してくれます。
大好きなお兄ちゃんの真似したくて隣にピッタリついている弟くん。
兄弟ならではの様子に保育スタッフ二人もほほえましく顔が緩みます。
絵本のページ早めくり、指さし、歌絵本のボタンの早押しをお兄ちゃんが一人ではじめると
弟くんも精一杯まねっこをしていつの間にか競争ゲームに・・・。
でも、お兄ちゃんにはかなわない弟くん。
ぐずりはじめ、半ベソに・・・。
スタッフが1対1で二人とお話し、それぞれゲーム再開。
仲直りが早いのも、兄弟ならではですね。
きょうのお兄ちゃんは
「トイレ行く?」ときいても「トイレいかない!!」
「お昼ごはん食べる?」ときいても「お昼ごはんも欲しくない!!」と、どうも気分が乗りません。
(その間に、弟くんは別スタッフといつのまにやらご入眠…)
「○○しないの~!」「△△しないの~!」とカーテンの裏に隠れてしまったお兄ちゃん。
でも、スタッフのことが気になるようで、カーテンから顔を出してのぞき見・・・。
気になって、自ら出てきてくれました(笑)
昼食の準備をしていると、音や匂いにつられてかパチリと目を覚ました弟くん。
「ご飯たべない!」と遊びを止めないお兄ちゃんに対し
おうどんをパクパクする弟くん。
つるっとフォークから逃げたおうどんを指でつまんで、お口へ直行!
食欲が回復してきてか、お口も大きくあけて美味しそうに食べてます。
パクパク食べてる様子が、気になるお兄ちゃん。
何度か食卓まで様子を伺いに来ては、遊びに戻ってを繰り返します。
やっと、その気になったお兄ちゃん。
温めたおうどんを勧めましたが、その気にはならず念のためにとご用意頂いたパンを選んで食べて、二人ともお薬も嫌がることなく飲みました。
その気になるまでは時間がかかりましたが、食欲・調子が悪そうな様子はなくごちそうさまができました。
お腹がいっぱいになった二人。
そろって眠そうな様子がみられ、二人ともスタッフと抱っこに・・・。
(1対1の保育だからこそ、ひとりひとりに寄り添った保育ができましたね)
ほんの数分差でご入眠。
お目覚め後も、症状が悪化することなく親御さまのご帰宅まで4人で楽しく過ごすことができました。
どうぞお大事に☆
お兄ちゃん担当の保育スタッフへの評価:★★★★★
食事やトイレでこどもが「(ごはん)いらない」「(トイレ)いかない」と拒否ばかりで困られたと思いますが、本人の気持ちを尊重してもらい、過ごさせてもらったようでよかったです。
昼寝のときも泣くこどもを3歳になり重たいにもかかわらず、抱っこで安心できるように寝かしつけてもらったと聞き驚きました。丁寧なかかわりで嬉しかったです。
記録も丁寧にありがとうございました。夫も帰宅後手に取り、「様子がよくわかるねー」と安心しておりました。
弟くん担当の保育スタッフへの評価:★★★★★
笑顔の明るい気さくな雰囲気のスタッフさんでした。
こどものちょっとしたようすなども、簡単に引き継ぎの時に伝えて頂けて安心しました。
本部スタッフより
慣れたお家で、兄弟そろってなので二人ともスタッフに慣れるのが早かったですね。
弟くんが大好きなお兄ちゃんのまねっこする様子がとても微笑ましく思えました。
お大事に☆
「スタッフ1名でふたりを預かってもらえないですか?」とよくご質問を受けることの一つですが、ノーベルはマンツーマン保育としております。
病児という特性上、ほとんどのスタッフが初めてご自宅にお伺いし、親御さまのように全てを把握したうえでのお預かりではありません。
また、お子さまのお一人に目をかけている間に、もう一人のお子さまに目が行きとどかないリスクもあります。
お子様を安心安全でお預かりするのが最優先なのはもちろんのこと、万が一の急変時(例:高熱による熱性けいれん等…)は救急搬送となる事態も想定しておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いたします。
*ノーベルではお預かり中にお子様が痙攣を起こした場合、痙攣の継続時間・既往歴によらず救急搬送としております。
*救急搬送は、保育スタッフ・本部スタッフが連携し対応しています(詳しくは緊急時の本部体制から)
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