(2017.03.16更新)
ノーベルと学ぶ保育
子どもの病気乗り切り術|家庭内感染を防ぐポイント
こんにちは、ノーベル事務局です。
『子どもの病気乗り切り術』と題して、復帰後すぐに訪れる「子どもの病気」をどう乗り切るか?その対策と準備術をお届けします!
4月になり、保育園に入ると、びっくりするぐらい子どもは病気をもらってきます。しかし病気になり免疫力をつけて成長します。子どもにとって必要な過程なのです。ただ、大人にとっては子どもが病気になると、大変ですよね。
看病していていつのまにか子どもから親に感染し、家族みんなダウン…なんてことも。それは避けたいところです。
ノーベルの保育スタッフは病気のお子さまをお預かりしますが、子どもから感染することはほとんどありません。それは予防を徹底しているから、です。
みなさまも家族全員で予防を徹底して、家族内感染を防ぎましょう。
今回は保育スタッフ直伝、家族内感染を防ぐポイントをご紹介します!
手洗い・うがい・マスクを徹底
手洗いはあらゆる感染症の予防に有効です。保育スタッフにも研修の時に徹底してお伝えしています。
排泄物を触ったらどこも触らずそのまま手洗い。
子どものヨダレや鼻水がついてもどこも触らずそのまま手洗い。
ウイルスが付着した手で家中の扉、スイッチ、リモコン等触っていると、そこにもウイルスが付着し、そこを触った次の人が感染します。
「こまめに」「接触後はどこも触らず」手洗いに直行し、できれば<使い捨てのペーパータオル>で手を拭きましょう。
すぐに手が洗えない場合はウエットティッシュ(抗菌タイプ)のものを活用してもいいかもしれません。もったいない!と思うかもしれませんが、病気をもらってしまうと病院代や薬代、かえって高くこともあります。
病気について調べて、消毒。清潔な環境をつくる
手洗いとうがいである程度予防することができますが、それだけでは防ぐことができない場合があります。
消毒=アルコールのイメージがある方が多いと思いますが、アルコールだけでは消毒できない病気もあります。
例えば、冬に流行するノロ・ロタウイルスはアルコール消毒が全く効かないのです。
これらの感染症に有効な消毒は、塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)です。
塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)とはいわゆるハイターなどです。最近ではノロ・ロタ用の消毒液もドラッグストア等で販売しているので、消毒グッズもいくつか用意しておくことをオススメします!
病気についても受診の際に小児科の先生に聞いたり、インターネットで検索するとすぐに情報をえることができます。気になる症状があれば一度調べてみましょう。
下痢・嘔吐物の処理はすばやく
ウイルス性の胃腸炎などは、下痢・嘔吐物から二次感染します。家族内感染を防ぐためには処理をすばやくおこなうことがポイントです。
下痢・嘔吐物の処理の手順
1.便や嘔吐物を処理するときは、必ず使い捨ての手袋とマスクを着用する。
2.床などに嘔吐したり、便が付着した場合は、ウイルスが空気中に浮遊していかないように、素早く新聞やペーパータオルなどで覆います。薄めた漂白剤などをかけて汚染場所を広げないようにペーパータオルでよく拭く。
3.オムツの便や嘔吐物を拭く際には捨てても良いものペーパータオルなどを使用してください。
処分する時にはビニール袋に入れるて空気中に漂わないようにする。できれば室内に置かない!
4.空気中のウイルスを戸外に追い出せるようしっかりと換気をしてください。
こちらの記事も是非参考ください!
『感染性胃腸炎、その症状、事例、保育園登園再開の目安は?何日休む?』
よく食べ、よく寝て、生活リズムを整える
これは基本中の基本ですが、しっかりと睡眠・栄養をとること。
子どもが病気になって、ぐずってなかなか眠れない、夜中にも嘔吐。そして親は寝不足に…
病気の子どもはもちろんしんどいですが、看病する親も疲労がたまります。
でも自分が倒れてしまってはおしまいです。
家族や職場の人、それこそノーベルを活用して自分の睡眠時間を確保して、ご飯もしっかり食べましょう。
「もー眠いっっ!!」となったら子どもと一緒に寝ましょう。
家事が少々おろそかになってもなんとかなります。早く治ることが一番。
次回は、ノーベルがおすすめするお家に用意しておくと便利な病児ケアグッズをご紹介します!
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