心身の余白づくり

病児保育を使わない理由とは?私はノーベル会員になっていたか?

皆さん、こんにちは!ノーベルスタッフ吉田です。
ノーベルの一員になってから、自問自答していたことがあります。

私が前職を続けていて、かつサービス対象エリアに住んでいたら、「私はノーベル会員になっていたか?」ということ。

「え?ノーベルのメンバーであるあなたが今さら?」と言われそうですが(汗)
志望動機も「病児保育事業をしたい!」というよりも「子どもを産んでも働き続けられる社会に」というビジョンに強く共感しまして・・・

以前の私の働き方、考え方・環境だったら、どう判断したか?
以前の私と似たような状況の人は今どうしているんだろう?
と思います。

正直なところ、私は「利用しなかった」んじゃないかと思います。

病児保育を利用しない理由

業務内容によるもの

① 基本、内勤で外部の方とのアポイントは少なかった
② 仕事自体は超多忙だったが(睡眠平均3・4時間)、自宅でできる作業が多く、会社を休んでも自宅で(夜中…)作業すれば仕事に大きな支障はきたさなかった

協力体制によるもの

③ 「この日はどうしても休めない」という月2・3日は予め主人に仕事を調整してもらっていて、休みやすい環境を作ってもらっていた。
④ 長期看護(水疱瘡で1週間休みなど)の時は、岡山の実家の母に応援要請できた

価値観によるもの

⑤ 普段から保育時間が長く、病気のときくらい、自分がそばにいてあげたいという思いがあった
⑥ シッターさんなど訪問方保育に対する知識がなく、家に上がられる不安などもあった

様々な理由が重なり、「自分で頑張ろう」となっていたと思います。

家族の時間

でも今思うと、「もっと人に頼ればよかった」と。

もちろん休めるなら休んだほうがいい。
けれど、私の「休む」は「無理やり休む」だったなと。

無理やり休んだ結果、元々限られている業務時間がもっと削られ、組織から求められるアウトプットの量と質は最低限レベル。睡眠時間を削り、仕事をし「仕事しんどい」感がどんどん膨れてしまったと思います。

自分がアップアップになってくると、その緊張感やストレスは育児にも伝染してしまいます。
子どもに対してもピリピリ。

どんどん悪循環に陥ります。

私は岡山の田舎出身ですが、特に近所のおばちゃんに面倒みてもらったような経験もなく、子育てを地域みんなでするといった文化も特になかったんですね。ご近所さん同士でおうちを行き来するといったことも特にありませんでした。

だから子供を他人に預けたり、他人が留守中におうちに入ったりすることに心の底で抵抗感を持っていたのだろうと思います。

でも、ノーベルのメンバーになってみて、どんなスタッフがどんな想いでどのように子供や親に接してくれているか、を知り今までの自分が抱いていたイメージが覆りました。

そして、「母親は私、私が面倒みなきゃ」という固定概念

もちろんそれは当たり前なんですが、
時にそれが足かせとなって、一人で抱え込み、
一人で苦しむ状況になってしまったら、悪循環の始まりです。

病児保育を必要としている方々にきっちりと私たちの活動を広めていくことはもちろんですが、心理的な抵抗感で、現状、病児保育を必要だと感じていない親御さんたち。

しかし無理に仕事を休んで、会社にいづらくなったり、仕事をしんどく感じてしまったり、そんな悪循環に陥り始めている親御さんたち。

以前の私がそうだったからこそ、同じ思いで働きながら育児をしている親御さんたちにもっとノーベルを広め、理解していただき、実際に利用してみて頂きたいと心から思います

そんな方々へ何をいかに伝えるのか?
ノーベル利用の価値は何なのか?
より多くの方の心を動かし、社会全体の価値観を変えていける方策を考えていきたいと思います!

ノーベルの訪問病児保育

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