(2020.01.23更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|口内発疹で食べられない3歳の男の子
こんにちは!ノーベルの保育スタッフです。
例年、9月からお子さんの病気が落ち着いてくるのですが、今年は夏風邪の大流行で9月も大忙し!
10月半ばを過ぎて、ようやく少し保育件数が落ち着いてきました。さて、今回の病児保育奮闘記は手足口病の診断で口内発疹ができてしまったBくんのお話。保育スタッフはどのようにして、ごはんを乗り切ったのか、ご紹介します。
「口内発疹でなかなか食べられない」Bくん
お子様プロフィール Bくん(3歳2ヶ月)
〜ご予約時の状況〜
「昼から熱が出ており、口の中と手足に発疹があります。病院にはまだ行けていないので、朝イチで受診をお願いします」
さて、前日に予約頂いたときは37度後半のお熱が出ていましたが、訪問時には37.0度まで下がっていました。お母様と引継ぎを終えた後は、まずはBくんと距離を縮めよう…と遊びに誘います。
最初は怪訝な顔をしていたBくんですが、スタッフがアンパンマンのシールを取り出すとニッコリ!
「あっ、アンパンマンや!」
とスタッフの前にトコトコやってきます。
シールを貼りながら、
「こないだな~、おばあちゃんと動物園行ってん」
とお話してくれます。少し慣れてきたのか、だんだんいっぱいお話ししてくれるようになりました。
お茶を飲んで、少し落ち着いたら病院へ。
(ノーベルでは、保育スタッフによる代理受診もしています)
診断結果は「手足口病」。
※手足口病についてはこちらの記事も参考ください。
子どもの病気乗り切り術|夏の感染症(アデノウイルス・ヘルパンギーナ・手足口病)対策
熱はだいぶ下がっているので問題はないとのことでしたが、手足の発疹が痛そうです。
病院から帰るともうお昼前だったので、「お昼ごはん食べようか」
と、親御さんが用意されていたお弁当を開くものの、「口が痛くて食べられない……」とBくん。
体もまだ本調子ではなく、しんどそうだったので、無理せずに先にお昼寝することに。
「しんどいなあ、元気になるために、先にお昼寝しようか」と誘うと自分からお布団へ。
疲れていたのか、すぐにぐっすりと眠ってしまいました。
お昼寝から目覚めると、少し顔色が良くなっています。
「おなかすいた!」
と自分から言ってきてくれたので、食べられる分だけ、少しずつ卵焼きやおにぎりなどを食べました。
そのあとは、親御さんが帰ってくるまでテーブルゲームで遊びました。
途中で「キャー!」と歓声をあげながら喜ぶB君。
2時間おきに熱を測っていましたが、親御さんがご帰宅するまで、お熱があがることはありませんでした。
良かったですね!明日は登園できますように!
子どもも楽しく遊んでくれたみたいで、大変喜んでいました。楽しそうに、先生と何をしたか色々お話しをしてくれました。
病院にも行って頂き、丁寧に説明してくれて、大変助かりました。また、シール遊びやアンパンマンの折り紙などを持参して頂き飽きないよう工夫してくれて大変感謝しております。また、食事があまりとれなかったとの事でしたが、昼寝後におにぎりを食べたいと子どもが言ったみたいで、対応して下さりありがとうございました。
子どもの意見をしっかり尊重してくださった保育で大変感謝致しております。
安心して仕事ができました。
ありがとうございました。
食べられるときに、無理なく少量ずつ、ごはんをあげたことで、うまくごはんが食べられたBくん。子どもの意見を尊重した保育、これからも心がけていきます!
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