【プロに聞く!お役立ち情報 vol.04】子どもの「保湿」は大切です
こんにちは!ノーベル事務局です。
ぐっと朝晩の気温が下がってきました。
冬になるにつれて気になるのが、お肌の荒れや乾燥ですよね。
カサカサ、粉ふき、ひび割れ…
そうなる前に子どもも大人も予防をしたいところです。
さて、今回の「プロに聞く!お役立ち情報」ブログは、子どもの「保湿」について
「たにまちこどもクリニック」の院長 川越里佳先生にうかがったお話をご紹介
させていただきます!
肌がかさかさ、少し痒がっている様子です。
目立った食物アレルギーは無いものの、季節の変わり目や、気温差があるときなど
肌がかさかさ、痒がっている様子が…。
こんなとき、受診すべき目安はどうしたらよいのでしょうか。
川越院長:ちょっと肌を触っているぐらいであれば様子をみても大丈夫ですが、
肌の状態をみて、掻きむしったりしている場合は早めに受診をしてください。
ノーベル:そういった場合、皮膚科・小児科どちらを受診した方がよいのでしょうか?
川越院長:症状にもよりますが、判断が難しい場合は一度かかりつけの
小児科医に相談してみてもいいかもしれませんね。
保湿が大切な理由とは?
子どものお肌って、つるつる・スベスベ赤ちゃん肌!
と思っているのですが、それでも保湿ケアは必要なのでしょうか?
川越院長:赤ちゃんや、子どもの肌は大人の皮膚に比べて非常に薄いです。
20代女性の皮脂分泌量と比べると、子どもは半分以下しかないと言われていますので、
それをカバーするためにも普段からの保湿はとても大切なケアといえます。
ノーベル:特に、肌荒れなどの症状が出ていないときから必要ですか?
川越院長:はい、そうですね。カサカサなど肌荒れが無い普段からケアをして
あげることが非常に大切だと考えています。
ただし、肌荒れと言っても「湿疹」が出てしまうと、まずは痒みを抑えて
あげることが優先ですので、受診をして治療をしてあげてください。
保湿剤には痒みを抑える力はありませんので、治療とケアは区別して
使い分けてあげてくださいね。
肌荒れは「乾燥」が原因で起きることも多くありますので、そうならないための
予防として保湿は必要です。
ノーベル:どのような保湿剤がいいですか?
川越院長:市販の保湿剤も、よいものがたくさん出てきていますね。
「使用感(のび具合、塗った後の手触りなど)」に注目して言うと
病院で処方するものより、市販のものの方が使いやすい場合もあります。
ノーベル:使用する際に、何か気をつけることはありますか?
川越院長:市販の保湿剤を初めて使う場合は、体の一部に塗って
試してから使うと安心です。万が一、そのお子さんに合わない可能性もゼロでは
ありませんので、まずは目立たないところでテストをしてみてくださいね。
ノーベル:保湿した場合・しない場合のお子さんのお肌の状態はどれぐらい差が出ますか?
川越院長:症例で言うと、毎日保湿をした赤ちゃんと、そうではない赤ちゃんを比較したときに
後々、アトピーなどの症状が出る可能性が低い、または軽減できるという結果報告もあります。
全ての赤ちゃんやお子さんがそうであるとは言えませんが、毎日の保湿ケアの重要性は高いと
感じています。
ノーベル:確かに、年齢が違うだけで大人も子どもも、同じ皮膚は皮膚ですしね。
川越院長:でしょ?(笑)ママたちも毎日化粧水をぬって保湿しますよね。
子どもの保湿もそれと同じと考えてもらえたらなと思っています。
おうちで出来るケアのあれこれ
これからの季節、乾燥・粉がふいたり・ひび割れ・痒みなどの症状が多くなってきますね。
それらの症状を軽減するためには、「普段からの保湿ケア」はとても大切です。
お子さんも、ママ・パパも一緒に保湿ケアを習慣付けていきましょう!
▶︎お顔の保湿ケア
冬になると、頬がカサカサ…。ひび割れしたり…。
冷たい外気に触れやすい部分ですので乾燥がしやすい部位です。
夜だけではなく、朝に顔を洗った後も保湿ケアをしてみてくださいね。
また、よだれ、ミルク・食べこぼしを放置しておくと肌荒れの原因に。
こまめに拭いて、保湿ケアもお忘れなく。
▶︎手の保湿ケア
帰宅後、食事前など手は洗う機会が多いので、その都度、皮脂も奪われがち。
手を洗ったら保湿ケアをする習慣付けができるといいですね。
▶︎お風呂上がりの保湿ケア
お風呂から上がって10分もすると水分量がどんどん減っていきます。
お風呂上がりの10分以内にまずはお顔、そして身体に保湿ケアをしましょう。
次回も、川越院長の小児科医ならではのプロの目線と
お役立ち情報をご紹介したいと思います!
ぜひ楽しみになさってくださいね。
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