(2019.12.08更新)
ノーベルの保育品質
子どもの病気乗り切り術|楽しくクセづけ、熱中症対策には水分摂取
こんにちは!ノーベル事務局です。
今回は「楽しくクセづけ、熱中症対策には水分摂取」と題して、まだまだ続く暑い日を乗り切るべく熱中症対策と水分摂取についてご紹介します。
なぜ起こる?子どもの熱中症
小さな子どもは自分で体温を調節する機能が未熟です。
汗をかいて体温調節することが出来ず、環境の影響で体に熱がこもると体温が上昇しつづけることに。お子さんが成長して発汗で体温調整ができるようになっても、体を冷やすための水分が足りないと脱水症状から熱中症となってしまします。
特に夏は屋外の直射日光や、室内でも温度・湿度の高いところにいるだけで、熱中症のリスクは増加!日光に熱せられたアスファルトやコンクリートの路面に近い背の低い乳幼児は、大人以上に高温状態のなかで過ごしています…。
赤ちゃんをベビーカーに乗せたり子供の手を引いたりして外出することも、場所によってはたいへん危険です。(※ベビーカーも熱中症対策に昔と比べて赤ちゃんの位置が地面より高くなるように設計されているものが増えていますね…!)
熱中症の初期症状
熱中症の初期症状として
■ 頭痛・めまい・失神
■ はきけ・嘔吐
■ けいれん
■ 高体温
などが挙げられますが、命を落とすこともある熱中症。意識が少しでも曖昧な場合は救急車を要請して下さいね!
ただ…これらの状況を言葉の話せない赤ちゃん、うまく言語化できない幼児から、様子を見てくみ取るのは難しいですよね。
■ 機嫌が悪い、反応が鈍い
■ おしっこの量が少ない
■ 唇が乾燥している
■ 体が熱い・顔が赤い
といった変化が初期症状のヒントに。お子さんの様子がいつもと違うな?と感じることが大切です。
熱中症の予防策
■涼しい服装
服は麻や綿など通気性が良い素材を選び、下着は吸水性・速乾性が良いものを選びましょう。
黒いものは赤外線を吸収しやすく、表面温度が上昇しやすいので、白系色の薄いものを着せましょう。
■外出時は直射日光を避ける
日陰で過ごす、陽があたる場所では帽子をかぶるようにしましょう。
■室内を快適に
エアコン・扇風機で室温を涼しくしましょう。
日差しが入る場所はカーテン等で温度の上昇を抑えましょう。
■こまめに水分摂取する
汗と体の成分が流れていくので、水・お茶だけでなくイオン水も交えて水分補給を。
楽しくクセづけ、水分摂取
夏に限らず、成長のため、病気のときも水分摂取は大切です。日頃から寝る前・起床時に水分摂取をクセづけておくのが一番の予防策です!ぜひ習慣化、学習づけをしてみてください。
赤ちゃんで水分摂取自体を嫌がる場合は、「口を湿らすだけ作戦」 でスプーンで少しずつ湿らせる・小さな氷を口に含ませる。
あれこれしたい!の気持ちが芽生えてきたら、「お気に入りのグッズ作戦」でスプーンやストロー、コップ等をお気に入りのものを使ってみる。
ビールで乾杯!の親御さんの真似っこを取り入れて「乾杯ごっこ作戦」でごっご遊びの延長戦で水分を摂取する。
といったように、クセづけ・楽しみながら水分摂取ができるように試してみてくださいね。
- こちらの記事もぜひご参考くださいね。
- 子どもの病気乗りきり術|小児の熱中症の予防と対応策
参考
RELATED POSTS
保育者として働く
保育者として働く
保育者として働く