(2017.07.19更新)
ノーベルと学ぶ保育
育休復帰準備│プールの時期ほど『とびひ』に注意!
こんにちは!スタッフ野末です。
【特集│育休復帰準備】と題して、復帰後すぐに訪れる「子どもの病気」をどう乗り切るか。
その対策と準備術をお届けします!
前回は【特集│育休復帰準備】vol.18 育休復帰と予防接種のスケジュール調整を!と題して、育休復帰後も定期的な接種が必要な予防接種についてご紹介しました。
今回は「プールの時期ほど『とびひ』に注意!」と題して、子どもたちが大好きなプールで遊べない…という悲しい惨事にならないようにとびひ、皮膚の感染症予防についてご紹介します。
育休復帰して困る事の一つが、「中耳炎」「虫歯」「とびひ」などで通院が必要となるたびに勃発する”病院誰が連れてくの”問題。
”子どもの発熱でも仕事を休めない”と悩む親御さまは、お子さまの通院に時間を割くことにも苦労されていると思います。
週に何度も通院させるのは、結構ハードワーク。
そうなる前にできることは”予防”するのが一番でなんです。
夏なのにプールに入れない!?
夏に気をつけたい皮膚の感染症はとびひ(伝染性膿痂疹)です!!
とびひは、急に症状がでるわけではなく、あせも・すり傷・虫刺されなどをかきむしった傷口に、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が感染して起こります。
また、強いかゆみがあり、かいて水疱の膜が破れると細菌を含んだ液が飛び散って、あっという間に広がります。
この液がとても感染力が強く、人にうつしてしまう恐れがあるためプールは治るまで禁止となります。
プールはOK。でも気を配ったほうが良い感染症
昔はプールに入らない方が良いといわれていたものの、現在の見解は異なる感染症もあるんです。
■みずいぼ(伝染性軟属腫)
■あたまじらみ(頭虱)
■かいせん(疥癬)
これらの感染症は、治療を開始していればプールに入ること自体は可能とされていますが、タオルや水泳帽等を介して感染することも。
タオルなどを共用することは避け、(感染症でなくっても)プールの前後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。
プールの入水に関する感染症について詳しく知りたい方・最新版は日本皮膚科学会HPでご確認くださいね。
とびひを予防するには
感染症を予防する一番の特効薬は手洗いです!!
暑いとついついお風呂も雑になりがちですが、泡立てたせっけんでしっかり体を洗うようにしましょう。
特にアトピー性皮膚炎、乾燥肌のお子さんは肌が弱ってとびひになりやすい傾向にあります。
入浴後にしっかり保湿ケアもお願いします!!
また、傷口が感染経路となるため爪を短く切り、かきむしって皮膚を傷つけることのないように気を配ってあげてくださいね。
鼻孔に指を突っ込む・・・というちいさなお子さまのあるあるですが、も気づいた時にやめたいところです。
とびひができてしまった時はまず皮膚科への受診をお勧めします。
その上で、家庭で気をつけたいとびひ対策をご紹介します。
■触らない
かゆみが強いので触りたいところですが我慢です!我慢できなお子さんにはガーゼなどで保護しましょう。
■お風呂はシャワーで
家族間で感染を広めないよう、菌を洗い流すためにシャワーとし、入浴はかかりつけ医と相談しましょう、
■タオルを使いまわさない
感染力が強いので、タオルは共用せず使い分けましょう。
■鼻を触らない
鼻の穴の入り口にはとびひの原因菌となるブドウ球菌はじめさまざまな細菌がいます。鼻の穴のすぐ下にとびひが発症する例も多く、特に小さなお子さまがご注意を。
大切なお子さまのために
大切なお子さまがプールの脇で、お友達が楽しそうに遊んでるのを眺める姿はみたくないですよね。
とびひに限らず、手洗い・うがいで予防できることはご家庭でしっかり取り組み楽しい保育園ライフをお過ごしください★
予防はしたけど、「お熱が出た」「嘔吐がとまらない」
そんなときにはノーベルの病児保育があります。
有休の”残り日数カウントダウン”となる前に是非、説明会へご参加ください。
▼ノーベルの病児保育とは?/説明会の詳細はこちら
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