(2019.12.08更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|ロタウィルス快方期の1歳児との穏やかな時間
日々の保育で出会うお子様とのやり取りご紹介する保育スタッフ奮闘記。
今回はロタウィルス感染でお預かりとなった1歳児のケースをコラムと共にご紹介します。
― お子様プロフィール
Aちゃん:1歳
大阪市福島区在住。
――――予約時の状況―――
6日前、早朝嘔吐、朝下痢。昼も下痢。
夕方受診したところロタウィルス感染と診断され、回数は1日2〜3回と多くないものの水様便が続き、まだ便が白い状態。
食欲は少しずつ出てきたものの、咳と鼻水が多い…という状態でご予約をいただきました。
ロタウィルスについて
流行の時期は2月~4月がピークです。6ヶ月~2歳を中心に、乳幼児に多く発症します。
ケアのポイント
嘔吐がある場合は無理に食べさせず、水分を少しずつ与えます。
電解質濃度の高いイオン飲料(経口補水液OS-1など)をとることで、脱水症を防ぐことができます。
有効な抗ウィルス薬はないため、吐き気止めや整腸剤を使った対症療法となります。
ロタウィルス消毒の方法
1) 便や嘔吐物を処理するときは、必ず使い捨ての手袋とマスクを着用する。
2) 床などに嘔吐したり、便が付着したりした場合は、ウィルスが空気中に浮遊していかないように、素早く新聞やペーパータオルなどで覆います。 薄めた漂白剤などをかけて汚染場所を広げないようにペーパータオルでよく拭く。
3) オムツの便や嘔吐物を拭く際には捨てても良いものペーパータオルなどを使用してください。 処分する時にはビニール袋に入れて空気中に漂わないようにする。できれば室内に置かない!!
4) 空気中のウィルスを戸外に追い出せるようしっかりと換気をしてください。
保育の様子
朝は泣いてのお見送りになってしまいましたが、なぜか洗面所のスイッチをぱちんと消すと同時に泣き止みました。スイッチが切り替わったのかな?^^;
ピアノ絵本で「かえるのうた」を繰り返し選び、10回以上歌ってしました。
そのうち、ボタンを押しながらにっこりと、手でリズムを取ったりしていたのでかわいくてかわいくて、こちらからはやめられませんでした^^;
鼻水がよく出ていて、痰がらみの咳も出ていました。
早くなおれなおれ・・・。
お昼ご飯は少し早めに、和風うどん2/3くらいで止まりましたが熊のぬいぐるみさんにヘルプしてもらい、お口をアーンしてくれました。
野菜煮込みはダメでした・・・。バナナとマフィンは自ら「マンマ」と手を伸ばしていましたが、少し食べてお腹がいっぱいになったようでした。
お茶はコップとマグマグにも「ぶーぶ」と手を伸ばしてしっかり飲めていましたよ。
絵本を読んだあと、自ら布団へゴロン!(えらい!)
トントンで入眠されました。(すばらしい!)
1時間半ほどで一度目を覚ましましたがトントンとすると、自分の耳を触りながら再度入眠。結局2時間50分ねんねしていました。
しっかり休めたのか、寝起きはとてもよかったです。
大好きなピアノ絵本で歌を聴きながら、大好きなマフィンを「マンマ、マンマ」と言いながら口へ運んでいました。
おいしそうに食べていましたよ。
「大きな栗の木の下で」も上手に手遊びできました。夕方は「いないいないばあ」と「おかあさんといっしょ」を スタッフの膝の上でじっくり見入っていました。
早くよくなるといいね^^
ノーベルでは、感染症の流行時期に合わせてスタッフ研修を行います。 看護師の指導のもと、徹底的にウィルスをシャットアウトする方法を学び、利用者さんのおうちでも、消毒セットをご用意いただくようお願いしています。
とても穏やかで安心感があり、引き継ぎも一つ一つ丁寧に確認して頂けました。
また、子ども目線で話してくださったので、来てくださった時子供は泣きましたが、不安なく出かけられました。
帰った時も、丁寧に様子を教えて頂きました。
ちょうど良いタイミングで、知りたいことを報告メール頂けるところが嬉しいです。
ノーベル本部スタッフより
お忙しいパパさん・ママさんとの引き継ぎの間も、必要なことをきちんと丁寧に・・・を心がけていますので評価くださり光栄です。
Aちゃんも最初は泣いていましたが、愛情が伝わったのか?途中から気持ちを切り替えられたようなので、楽しい時間が過ごせて、スタッフも暖かい気持ちになったようでした^^
Aちゃん、早く治るといいね。お大事に☆
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