代表長谷亜希ノート

Googleインパクトチャレンジを通して。

こんな社会をつくりたいんだといった純粋な気持ちが人のココロを動かす。

そんなことを実感した10日間だった。

事業を怒りや悲しみ、悔しさといった感情でするのはいいけれど、
そういった反骨精神は存在意義を求め、上下で物事を判断し、そして比較をすることを導いてしまう。

負の感情がさきにきてしまうと、それは相手や自分を大切に想うことよりも自分を守ることが一番となる。その負の感情を愛で包めるようになったとき、何かが動きだし変わるのかな。

そんなことを帰りの新幹線でひとりぼーっと考えていた。

正直、今回のGoogleインパクトチャレンジは自分でも不思議なくらいこんな社会であればいいのにと純粋な気持ちで申請した。

どこかでお金が入るといいな。とか賞をとりに行こうという邪な気持ちもなかった。

どちらかというと、「テクノロジー。そっかそういう考え方があったのか。」とGoogleさんの「世界をよくするスピードをあげよう」というキャッチにわくわくしていた。

私は自分の可能性をどれだけ制限してしまってるんだろう、
という反省とともに、そこからは、アイデアベースの妄想が始まった。

こんな社会にしたいな。
お母さんたちにこれを届けたいな。
子どもたちにもたっくさん届けたいものがあるな。

そんな気持ちが出てきて、
導かれるように申請し書類審査がとおり、インタビュー審査も通過。
そして、最後は一般投票1位という一番嬉しい賞をいただいた。

個人的なことを言えば、この3年間は私にとって本当に苦しい時期だった。
ずっと自分と向き合っていて、負の感情を自分でコントロールできずにどうしても自分がダメだと思ったり、自分を責めることが多かった。

でも、いろんなきっかけがあって、少しずつ解放される自分がいて純粋に負の感情を愛で包めるようになった。

それが本当に最近のこと。

そんなタイミングでのこの賞は私にとってはとっても意味のあることできっと一生忘れないと思います。

そして、そういう状態に自分がなったからこそ、初めて味わった重圧。

自分ありきではなく、助けたい人や協力してくださる人の相手の顔やこころが見えはじめ、それがかなりのプレッシャーになり、プレゼンが過去最悪の出来。
本当に自分でもショックで、まだまだだなぁ、、、って。

でも、何よりも今回一番嬉しかったことは一般投票1位。ということ。

ノーベルらしいなって。

投票開始前は私たちが一番発信力ないね。
有名人とか知り合いにいないし、SNSも使いこなせてないし、と自信喪失…。
でも、「ノーベルらしさを出そう!最後まであきらめない!」と決めました。

スタッフみんなが一致団結して、何も言わないでもそれぞれがアクションをとってくれたこと。

今までお世話になったみなさんが自分ゴトのように投票協力を広めていってくれたこと。

それが輪のように広がっていったこと。

そして、当日は大阪で留守番をしていたスタッフたちもずっとずっと気にしてくれてたこと。

プレゼン前に不安げな私をみて、スタッフが「みんながついてるからね」と書いたお菓子を渡してくれたこと。

表彰が終わった時にみんなで抱き合って泣いたこと。

また、応援をしてくれた人たちがずっとずっと発表を気にしてくれていたこと。

そして、本当に喜んでくださったこと。

後で「感動して泣いた。」という言葉をたくさん聞いたこと。

これがノーベルらしさなんだなと。

スタッフのみんな、ノーベルの利用会員さん、そして、ノーベルを応援してくださる方。
私たちが6年間積み重ねてきたもの。

それは「人」
私たちみんなで築いてきたものなんだと。

最後に。

私が一番大切にしたいこと。

それはやっぱり人間同士の温かさや助け合い。それがあってこそなんだと。
それがあるからこそ、テクノロジーは活きていく。それが評価されたことが本当にうれしい。

そして、今回、投票から多くの人が、
この問題をなんとかしなければいけないと思っているんだと受け止めました。
私もそう思っています。

帰りの新幹線でとあるお母さんのことを想ってました。

「帰ったら、●●さんに伝えよう。一緒に一歩踏み出しませんか。」と。
今の生活から一歩抜け出すきっかけや希望を作っていきたい。

みなさま、これからもノーベルをどうぞよろしくお願いします。

Googleチャレンジ

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