(2015.03.16更新)
社会の課題
Googleインパクトチャレンジ| 病児保育のノーベルが母子家庭支援をする理由
皆さん、こんにちは。スタッフ吉田です。
今日は重要なお知らせです!
Googleが開催する<Googleインパクトチャレンジ>というプログラムにて、
10組のファイナリストの中に、ノーベルが選ばれました!
Googleインパクト・チャレンジとは?
“世界をよくするスピードを上げよう”を合言葉に、テクノロジーを活用して、よりよい社会を作るアイディアを募集する取組みです。1月から始まった書類審査、面接を経て、10組がファイナリストとして選出。本日16日からスタートした一般投票の上位1組と、審査で選ばれたその他3 組には、Googleからそれぞれ 5000 万円の助成金と技術アドバイスが提供される予定です。
▼詳しくはこちら
https://impactchallenge.withgoogle.com/japan
ノーベルのチャレンジ内容について
「母子家庭の生活支援ネットワークアプリ」を構築して、必死に働くシングルマザーをみんなで支え合う。世の中に広がる「助けたい」という思いと、「助けて」の心の叫びをテクノロジーで繋いでいく。そんなチャレンジを今回、ノーベルは掲げました!
なぜ病児保育のノーベルが 母子家庭の支援をスタートしたのか。
ノーベルは2010年から大阪市中央区・西区で関西初となる、共済型の病児保育を始めた団体です。
「深夜に子どもが突然発熱。でも明日は仕事を休めない。頼れる人も近くにいない。」
そんな働く親の最大のピンチに対して、当日朝8時までの予約なら100%お預かりを約束し、
保育スタッフが自宅にうかがい、お子さんの病状・リズムに合わせたきめ細やかなケアを行う。
そんな病児保育をこの5年間続け、のべ700世帯に毎日、安心を届けてきました。
病児保育は圧倒的に足りておらず、困っている親御さんたち、
特に、子どもをひとりで育てているひとり親のお母さんたちからの問合せは後をたちません。
まだノーベルが立ち上がって半年も経たない頃にあった1本の電話。
それが私たちノーベルがひとり親の支援を始めるきっかけになりました。
「明日、子どもを預かってくれないとクビになるんです。
しかし、当時、行政からの補助もなかったため、
ノーベルの病児保育を利用するには、入会金15,000円、
毎月月会費が6,000円程度がかかります。
「そんなお金、払えません・・・。」
結局、そのお母さんをサポートすることは当時のノーベルにはできず、
電話を切ることしかできませんでした。
念願のひとり親向け安価な病児保育パックリリースひとり親の声に耳を傾けた2年間。
その電話から3年後。
私たちの想いがようやくひとつのカタチになりました。
個人・法人からの寄付を財源に、ひとり親に安価に病児保育を提供する
「ひとりおかんっ子パック」です。
https://nponobel.jp/contribution/ouendan/
提供開始から問合せは増え続け、あっという間に寄付を待つ人であふれ、
今現在も、50世帯のお母さんたちがノーベルの病児保育を利用したくてもできない状況です。
「病児保育は生命線なんだ」と、その価値を実感。
病児保育提供のために寄付を集める一方で、
母子家庭のお母さんに会えば会うほど、
自分たちの無力さも痛感する2年間でした。
「お風呂は共同なんです。冬はめっちゃ寒いですよ。」
病児保育だけでは足りないのです。
日本で一番ひとり親が多い街 大阪で。目の前のお母さんを支えたい。
ノーベルのビジョンは 「子どもを産んでも当たり前に働き続けられる社会」の実現。
共働き、ひとり親関係なく、「子どもを産み育てたい、働き続けたい」そう願う人誰もが
当たり前にそれを実現できる世の中にしたい。そう心から願い、活動を続けています。
今や10人に1人が母子家庭。全国125万世帯にものぼります。
特に大阪は、日本で一番母子家庭が多い街。
今まで会ってきたお母さん、子どもたちが、
当たり前に食卓を囲んでごはんを食べる。
当たり前に足を伸ばしてお風呂に入れる。
そんな当たり前をかなえるためのサポートの仕組みを作りたい。
様々な葛藤を抱えて生きている母子家庭のお母さんたちの、
声にならない心の叫びを、テクノロジーの力で、支援したい人たちとつなぐ。
そして、みんなで支えあう社会をつくる。
それが私たちノーベルの挑戦です。
皆さんのご協力が必要です。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。
応援方法
1)投票で応援!投票はこちらから
https://impactchallenge.withgoogle.com/japan
2)SNSなどで友人知人の皆さんへ投票呼びかけで応援!
ぜひこのブログ記事や下記のノーベルチャレンジ詳細ページをシェアしてください。
https://nponobel.jp/impactchallenge-withgoogle/
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