(2019.12.08更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|1歳9ヶ月イヤイヤ期、「4つのイヤイヤ」発見の巻
日々の保育で出会うお子さまとのやり取りをご紹介する病児保育スタッフ奮闘記。
今回はイヤイヤ期まっさかり!の女の子との一日です。
お子様プロフィール
Sちゃん:1歳9ヶ月
今回訪問させて頂いたSちゃんは私にとって2回目のお預かり。
前回お預かりした時より少し成長して、1歳9ヶ月になっていました。
「ピンポン♪」チャイムを鳴らしドアが開くと、にっこり笑顔で迎えてくれたSちゃん。
「おはよう~!」と声を掛けると、「アンパンマン!」とあいさつ代わりにお気に入りのキャラクターの名前を言って、元気な様子を見せてくれて安心しました。
お母さまと引継ぎしていると、どうもSちゃん、ただいまイヤイヤ期の真っ最中。
「イヤイヤ~」と言いながらズボンをはかずにお部屋をうろうろ。
お母さまからは「イヤイヤだもんね~(笑)」
「イヤイヤよく言うと思いますがよろしくお願いします」と無事に引継ぎを終えてお見送り。
さっ!今日はたくさん「イヤイヤ」があるかな~?!
改めて気合を入れ直しSちゃんと遊び始めました。
おままごとに絵本、ブロック遊びにお絵かき!たくさん遊びました。
遊んでいる間には「ないない」「せんせい」(→先生、クレヨンを箱の中に入れて)
昼食中には「いただきます」「おいしい」など、たっくさんお話してくれました。
もちろん、お預かり中には「イヤイヤ~~~~~~!」とひっくり返る姿もありました。
ですが、「イヤイヤ」といっている言葉は一つですが、場面によって、
Sちゃんの想う「イヤ」の種類がたくさんあることに気付かされました。
■パターン1
自分でやりたいのに、うまくいかず悔しくて「イヤ~」
■パターン2
自分でやろうとしているところを手伝ってしまい、構って欲しくなかったの「イヤ~」
■パターン3
眠い・おなかが空いた気分が乗らないときの「イヤ~」
■パターン4
「イヤ、イヤ」言ってみて大人の反応を見ている時の「イヤ~」←(この時は、顔がニタニタ)
など「イヤ」と言った言葉の意味を考えていると、語学勉強でもしているような気持ちになってきました。
Sちゃんの想いを受け止めれた時には、時には「イヤ」はすぐに終わります。
何だか外国の方との会話で「通じた!」という感覚に似た気持ちになります。
まだまだ、Sちゃんの表現できる「イヤ」の言葉には色々な意味を持っていそうです。
前回お預かりした時より、お話できる言葉も増えていたSちゃん。
また、自分のいろいろな気持ちを、知っている「イヤ」という言葉を使って表現してくれている姿が見られ、成長をものすごく感じられた一日でした。
また、もしお預かりとなった時には更にたくさんのお話をしてくれるでしょうか?
お子さまと時々しか会えないからこそ成長に気づきやすい!これは病児保育の特権かもしれませんね。
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