
(2025.09.01更新)
代表長谷亜希ノート
3年がかりで創りあげた新事業「まるサポ」をリリースしました ― 子育て支援の新しい挑戦
新事業「まるサポ」を正式にリリースしました!!
(※プレスリリースはこちらのお知らせからご覧いただけます。)
この一歩に至るまでに3年の歳月を要しました。子育てを取り巻く社会の構造的な課題を直視し、調査・仮説検証・サービス設計・人材確保・資金調達という経営に必要な要素を、一つずつ積み重ねてきました。単なるサービス開発ではなく、「どのようにすれば社会課題を本質的に解決できるか」という問いに向き合い続けた結果として生まれた事業です。
希望を持って子どもを産める社会はまだ実現していない
私たちが最初に着手したのは、ビジネスモデルの検討ではなく、子育て家庭の実態調査でした。調査から浮かび上がったのは、日本社会が依然として「希望を持って子どもを産める社会」にはなっていないという事実です。
経済的負担、時間の不足、心身の限界。加えて、子育て支援制度がいまだ昭和の仕組みにとどまり、制度の存在と家庭の利用実態の間に大きな乖離がある。支援があっても「頼りたくても頼れない」という壁が存在する。
これこそが構造的な課題でした。
(※調査結果はコチラ)
課題を読み解き、解決の糸口を探し続けた日々
調査を通じて見えてきた課題に対し、「どうすれば本当に解決につながるのか」を問い続けました。そこでたどり着いたのが、「家庭が実際に使えるようになるまで伴走すること」の重要性です。
その発想から生まれたのが、「子育て家族のまるごとサポート」というモデルでした。名前の通り、家庭の声に耳を傾けながら必要なことをまるごと支える。
サービスの範囲をあらかじめ限定せず、柔軟に伴走する。そんなアプローチです。当初は介護制度を参考にしながら形を模索しました。
約30世帯と伴走しながら試行錯誤を繰り返す中で、私たちは少しずつ確信を深めていきました。サービス設計をブラッシュアップし、仕組みを整え、ようやく「まるサポ」という形にたどり着いたのです。
支えてくださった多くの方々へ
ここまで来られたのは、決して私たちだけの力ではありません。
調査に協力してくださった子育て家庭の皆さん、モニターに参加してくださったご家庭、サービス設計において、様々な専門家や企業の関係者、そして資金面・人材面で支援してくださったステークホルダーの皆さま。本当に多くの方々に力を貸していただきました。
改めて、心から感謝申し上げます。
リリースはゴールではなくスタートです。
私たちにできることは、一つひとつの家庭にしっかり寄り添い、実績を積み重ねていくこと。数字や成果を追う前に、目の前の家庭の安心をつくることに集中していきます。
「頼れる人がいない」と孤立してしまう家庭が、「ここに相談できる」と安心できる。その積み重ねが、社会全体を変える力になると信じています。
次回から事業開発の舞台裏を公開します
今回のブログでは、リリースに至るまでの全体像をお伝えしました。
次回以降は、「まるサポ事業開発の舞台裏」をより具体的にご紹介していく予定です。
まるサポ開発者としてのリアルを、包み隠さずお届けしていきたいと思います。
新事業「まるサポ」。
ここからまた、新たな一歩を踏み出します。
(※まるサポHPはコチラ)
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