(2023.12.15更新)
保育者として働く
マネージャー座談会|ノーベルの未来を一緒につくる!フラットな関係性を築くマネジメントとは?
現在、ノーベルでは管理本部(バックオフィス)のマネージャーを絶賛募集しております。
まずは、簡単にバックオフィスの業務をご紹介します。一般的な企業と同様に、NPOでも財務・経理・労務・総務といった様々な業務があり、それぞれに専門性を持つスタッフが在籍しています。
そんなNPO組織の基盤を整えるバックオフィスのマネージャーというポジションですが、そのお仕事の魅力ややりがい、またどんな人に入ってきてほしいかなど、具体的なイメージを持っていただけるよう、ノーベルのマネージャー陣が集まって座談会を行いましたので、その様子をご紹介します。
高:ノーベル代表・管理本部マネージャー
吉田:ノーベル副代表・広報ファンドレイジング、採用マネージャー
兼城:保育事業部マネージャー、利用会員窓口マネージャー
成田:保育スタッフ窓口マネージャー
中井:保育スタッフ窓口マネージャー
林園子:カスタマーサクセスチーム・シニアメンバー
ノーベルにおけるマネージャーの役割とは?
募集要項には下記のように書かれてあるんですけど、実際皆さんは、どんなことを意識的にやっていますか?
●管理本部全般のマネジメント:スタッフの育成・サポート・チームづくり
※マネジメントだけでなく、メンバーのフォローで業務をすることもあれば、組織が変化することで発生する業務を担うこともあります。
●事業部全体の戦略や計画策定、実行 ・指標管理や予算の執行
●事業部横断のプロジェクトを担う
兼城:ノーベル全体で決まった方針や指針、あるいは課題みたいなのをメンバーに伝えていく役割があります。ノーベルのミッションからチームのミッションへ落とし込んで共有したり、反対に現場の声を上にあげたり。
中井:メンバーの強みを引き出すということだったり、そもそも強みはなにかみたいなことを見つける感じでしょうか。メンバーが課題に挑戦していくための調整役ですね。
マネージャーをやっていてよかったこと、大変なことはありますか?
兼城:自分ができることをやる、みたいな視点から、チームメンバーができることはなにか、という視点が持てるようになりました。また、業務を進める上での判断基準を、メンバーに伝えていく役割でもあるので、ノーベルへの理解もより深まります。
成田:苦しさもあると思います。マネージャーとして、どうチームのメンバーと一緒に成長していけるか、チームとして貢献していけるか、というのは常に考えています。もちろんそのなかで、自分の力不足を感じ、行き詰まることや苦しいことも出てきます。そういう苦しさはマネージャー特有のものだと思うのですが、やっぱりそこを乗り越えないといけない。
高:そこはどうしてんの?
成田:やっぱり仲間の存在が大事ですね。私の場合、一人で抱え込まずに、とにかく言葉にして、相談します。マネージャーどうしで話すこともあれば、保育スタッフとの会話で励まされることもあります。マネージャーであっても、気兼ねなく話せる関係性ができるのもノーベルの良さの一つです。
自分を支えてくれる仲間の存在
兼城:マネージャーだからといって、全部のことを自分ができなければならないかといえば、そうじゃないと思っています。できていない部分もオープンにしているし、自分も含めて足りない部分をどう補い合っていくかを考えたり、チームで助けあったりしています。
中井:そのためにも、チームメンバーとの関係性もフラットであることを大切にしています。マネージャーとメンバーって上下関係をイメージしやすい言葉だと思うんですが、あくまで役割が違うだけだと思ってて。言いたいことを言い合える関係性だったり、課題の解決に向けて一緒に考えたりすることの大切さは、マネージャーになってより強く感じます。
兼城:ほんまにつらくてもがきながら苦しんでるときもあって、「いままさに筋肉痛やね」って副代表に言われて…」
吉田:「成長痛」ね!
兼城:そう!成長痛!!笑 その言葉で苦しさをポジティブに変換できて、それから、私も「成長痛」という言葉をよく使っています。(筋肉痛の話はなしで…笑)
大変さをどう捉えるかによって全然景色が変わってくる。成長痛を実感できている、と思うと、苦しさが楽しさに変わります。
中井:マネージャーどうしでもそうだし、代表・副代表からもフィードバックをたくさんもらえます。マネージャーであっても、そうやって成長できる機会があるのは、ありがたいなと思います。
兼城:マネージャーになって教えることよりも、教えられることのほうが多いと思っています。
現場第一!プレイングマネージャーとしての実務も
中井:マネージャーですが、プレイヤーとして自ら手を動かして業務をすることも多々あります。例えば僕の担当である保育スタッフの新人研修では、同日に複数人の研修を実施する日など、主担当のメンバー1人では対応できないときに僕が研修を行うことがあります。
実際に新人スタッフさんとお話をすると、「もっと具体的な事例を伝えないといけないな」「説明の順番を逆にしたほうが伝わりやすいかも」というような、資料を確認するだけではわからない課題に出くわすことは多いです。研修には年齢も経験も様々な方がいらっしゃるので、前回うまくいった説明が今回もうまくいくとは限らないし、ある程度マニュアルはあるもののオーダーメイド感が強い業務だなと毎回思います。
そういったそれぞれの業務の大変さを知らないままだと、チームの課題やメンバーのミッションなんて考えられなくて。そういう意味でも、現場に入らないとわからないことはたくさんあるなと思います。
どの部署でも、それぞれのスタッフが自分の業務を行っている「現場」があります。ミーティングの場を設けて、決められたタスクをやっていくということだけではなく、プラスαのことをやっていくのは、大変な部分でもあるし、面白いところです。
まずは、自分自身もその業務をやってみてどうなっているのか、具体的に何が課題なのか、知っていくことで、マネージャーとしてもチームの課題やミッションが明確に示せて、判断していけると感じています。
兼城:より現場に即した判断ができるし、一緒に考えて解決していける。現場って、特にバックオフィスの場合だと本当に多岐にわたります。例えば交通費や通勤に関することなども、保育現場だけでなく、会員さんへの伝え方やスタッフへの伝え方なども細やかな配慮が必要で、部署横断で必ず連携することになります。
連携するときに、お互いの部署が、それぞれの現場を知りに行こうっていう視点にたって考えないと、一方的に提案するだけで、お互いにとって良い解決策が生まれません。
高:マニュアルとルールをつくることも大事なんだけど、そこには見えない声が常に現場にはあります。それを意識しておかないといけないし、だからこそ現場を見に行かないと課題解決もできない。マネージャーはそれをメンバーに伝えていく役割もあるし、ルールはすぐに現場と乖離していくので、常に目を配る必要もあります。
成田:今年は特に、労務関係で保育スタッフ窓口とバックオフィスが話し合うことが多かったのですが、その時もいまの労務スタッフは必ず保育スタッフの目線にたって、気持ちを考えて提案や意見をしてくれます。そうじゃなければ、お互いの意見が対立し、喧嘩になってしまい議論が前に進みません。
保育スタッフの現場に行っていなくても、こうなんじゃないだろうかと、分かろうとしてくれる、そんな人と一緒に答えを一生懸命探っていくことができたら、と思います。
吉田:現場を支えるバックオフィスだからね。
高:バックオフィスは、縁の下の力持ち。目立たないんですが、実際組織としてはバックオフィスがいないと成り立ちません。だからこそ、いろんな現場や人を知ろうとして、組織を理解しようとする探究心がある人にぜひ来てほしいですね。
変化を楽しめる人に
今探究心がある人、という話もありましたが、どんな人に来てほしいですか?
兼城:とにかく明るい人に来てほしいですね笑
成田:ユーモアのある、ご機嫌なひと笑 大変なことが起きても「大変やーん!笑」っていられるひとがいいです!
高:(ノーベルの指針にもある)エンジョイエブリシングやね。変化も当たり前、新しい仕組みを作り続けないといけない。
園子:マネージャーのすぐそばで一緒にしごとをしている私としては、いろんな部署から上がってくるこんなことやっていきたい、みたいな要望をきちんとまとめて落とし込んでくれたり、抽象的な理想の形を道筋立てて具体化してくれることがありがたく、業務の要にもなっていると感じます。
中井:できないではなくて、どうしたらできるか、は大事。粘り強く解決していける人がいいなと思います。
兼城:「明るい」にもいろいろあると思うんですが、大変なこともはねのけていける強さや、誰とでも気さくに話せる明るさも大事です。でも、いまノーベルにいる人はみんな楽しいし、それぞれに面白いところがあります。
それをまとめあげていくのが、マネージャーの役割でしょうか?
一同:いや、まとめあげなくていい!!
あえてまとめあげないマネジメント
兼城:まとめあげるというか、つなぎ合わせて、みんなで頑張る、というイメージ。なにか困ったら手を差し伸べるし、気づいて背中を押せる存在であればいいのかな、と思います。どう力を合わせますか?と、それを最初に言う人、なのかな。
中井:指示してやってもらう、というよりは、「何が課題なのか?」を一緒に考えて、メンバー一人ひとりが「じゃあこうしてみよう!」と思えることを一緒に見付けることが大事だなと思います。実際にそうやって取り組んだことは、メンバーの満足度も高いような気がしています。
成田:みんな、それぞれに当たり前に業務を進めていける人ばかり。まとめ上げる必要はそんなにない。やりやすい環境を整えていく、というのが大事。
高:組織として上下関係は本当に作りたくなくて、マネージャーだから特別にどうというのもない。ノーベルはこれまでもずっとメンバーとの対話を重視してきたし、これからもそうしていく。
ただ、これはできません、この領域のことは知りません、とか線を設けないでほしい。知らなければ、できなければ、知ればいいし、チャレンジすればいいだけです。管理職のイメージだと業務や現場を管理する、ってなるけど、そうじゃない、とにかく一緒に創っていく。
吉田:完全にメンバーに任せきりというのも違うし、うまく計画が進まない場面などもやっぱりあります。そういうときに掛け声をかけて「さぁ行こ!」みたいに進めていけるのがノーベルらしいマネージャーかなと思います。
ノーベルの最先端の景色が見れる、未来を一緒に創る
成田:マネージャーは常にノーベルの最先端の情報を得られる、という良さもあると思います。ノーベルが向かおうとしている先はなにか、今どういうところにいて、どんな船に乗っているのか。最先端の景色を見て、理想の状態をイメージしながら、現場の実務を進めていけます。
吉田:ノーベルの病児保育の現状や課題について、今まさに会員様からどんなことを期待されているのかを知ることができますし、新しい事業を展開するにあたっても、今現場で起きている困りごとを解決する提案もすることができます。
また、スタッフが長く働けるような環境を提供したい、という私たちの想いを反映させた人事制度の設計などにも携わっています。この辺りはマネージャーならではのやりがいですね!
兼城:ノーベルの目指す未来に単純に興味ある人だったら、きっとわくわくする感じになると思います。
高:まさに、ノーベル事業を創る人、ノーベルの描く未来を創る人に一緒になれたら、と思います。バックオフィスのマネージャーは本当にノーベルの描く未来に欠かせない存在なので、一緒に理想の社会を創る楽しさ、未来に向かっていく楽しさを感じていただけたら、と思います。
いかがでしたか?ノーベルのマネージャーのひと味違う部分や、やりがいや楽しさなど、少しでも伝わったら嬉しいです!座談会中も終始笑いの絶えない、とても賑やかで楽しいノーベルの雰囲気を率先してつくっているマネージャー陣です。
ぜひ、これからのノーベルの基盤を支え、一緒に社会を作っていきませんか?
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