(2022.05.24更新)
保育者として働く
ノーベルの訪問保育の働き方|訪問型病児保育のパターン・ランゲージ
パターン・ランゲージという言葉をご存知でしょうか?
もともとは建築の専門用語として用いられていたもので、町や建物に繰り返し現れる関係性を「パターン」と呼び、それを「ランゲージ」(言語)として記述・共有する方法のことです。
と一言で言っても難しいのですが、私たちの行動やこれまで積み重ねてきて出来上がった町や生活の場には、繰り返しの実践のなかで生み出された、よりよいやり方が編みこまれています。私たちが普段そういう場を訪れたときに「なんかいいな」とか「心地いいな」と思っているものは、きっと良い「パターン」がそこにあるからです。
それを分かりやすい言葉にして、みんなで共有できるようにしよう、というのが「パターン・ランゲージ」です。言葉にすることで、それを再現することもしやすくなりますし、「こういうことだったんだ」と気づき、具体的な実践に活かすこともできます。
私たちノーベルも、病児保育の実践を10年以上積み上げてきて、そのなかでさまざまなケースがあり、さまざまな保育スタッフがよりよい保育を目指して、活動を続けてきました。そこには、きっと「ノーベルの保育」のパターンがあり、繰り返しの実践のなかに共通する「良い病児保育の要素」が詰まっているはずです。
いまノーベルでは、この『訪問型病児保育のパターン・ランゲージ』を作成するプロジェクトが始まっています。
そこで、私たちだけではなく専門家の方も交えて、日々の保育の実践やこれまでのたくさんの記録、ご利用者様の声などを集め、その中からノーベルの訪問型病児保育の型のもとになる要素を抽出しています。
この訪問型病児保育のパターン・ランゲージ作成はもちろん、長年訪問型病児保育の実践をしてきたノーベルだからこそできるものであり、日本で初の試みになります。なんだかワクワクしてきますね!
「ノーベルの保育」の共通言語ができれば、スタッフどうしでの教えあいや新人への研修にも役立つだけでなく、これから訪問型病児保育を始めていきたいと思っている人にもそれをお伝えして、ノーベルの保育がより多くの場に広まっていく可能性も秘めています。
こうしたパターン・ランゲージの基礎となるのは、やはり現場の保育スタッフさんの毎日の病児保育の実践です。
ぜひ、こうした日々の実践の積み重ねをしていくメンバーにあなたも加わりませんか??あなたの働きが未来の訪問型病児保育の担い手を作る土台になります!
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