代表長谷亜希ノート

日本の少子化対策には何が必要か?!

2023年がスタートしました。少し遅くなりましたが、今年1本目の記事です。
みなさま、今年もどうぞよろしくおねがいします。

さて、年始から賑わせているニュースといえば、こちら。

岸田首相は年頭の記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と述べました。
そして、将来的には子どもの予算を倍増するという発言もあり、
本当に予算は倍増されるのか?!といったところには
予算倍増に向けた大枠は6月までには提示すると明らかにしました。

世間では、【異次元】という言葉が話題となり、
それ以降、「少子化対策」について、ニュースやSNSなどで取り上げられ様々な意見が発信されてます。

日本の少子化の要因はなにか

最近、様々なメディアで少子化の原因についての意見や議論が行われています。
まず、少子化の現状をみてみましょう。

厚生労働省は2022年12月、今年の出生数は80万人を割る見通しだと発表しました。
これは、1899年以降初めての数字です。

そして、下記の図の通り、何十年も出生数は右肩下がりです。

(出典:厚生労働省HP

どこまで、下がり続けるのでしょうか。そして、何が原因で下がっているのでしょうか。
複雑な要因が絡まり合い、1つこれだ!というものはないところが難しいですが、
私が注目すべきところは未婚化の数字が増えていることだと思います。
下記グラフは50歳時点での未婚割合です。

(出典:令和4年版少子化社会対策白書

もちろん、結婚している人が子どもを産む数は減少傾向ではありますが
下記グラフの合計特殊出生率の推移を見る限り、直近30年単位でみても約0.2ポイントほどの差であり、そこまで大きなインパクトにはならないと考えます。

(出典:令和4年版少子化社会対策白書

私が考える少子化な主な原因は未婚化率の上昇であり

その要因として
「経済力がないから子どもを産めない・育てられない」
「家庭での子育てが大変そうだ」
「子どもを産むには家庭をもつことが当たり前だ」
といった子育てに対する否定的な考えが世の中にあり、少子化が進展していると考えます。

私たちノーベルが取り組むべきこと

では、解決するには?となると、子育て世帯への負担を取り除くことだと考えます。
母親だけで子育てをする、夫婦だけで子育てをすることを辞める。
そもそも家庭の中だけで子育てを完結させることがおかしいのです。
もっと第三者に頼れる社会をつくる必要があります。

私たちは昨年12月、「ケアするのは誰か」というイベントを開催しました。

                      (※イベント開催レポートはこちら

このイベントでは「赤ちゃんは、要介護度5の高齢者と同じ。自分で排泄も食事もできず、寝たきり状態」もし、赤ちゃんに対して要介護度5と同じ補助が得られれば、月36万円分のサービスバウチャーが使え、しかも育児ケアマネがすべての赤ちゃんについてくれる手厚いサービスになります。といった話がでました。
高齢者の介護を家族でやらなくなったように、子育ても同じように変化する時期にきていると考えます。

異次元というのであれば、介護制度ができた以上のことを実施しなければいけません。
単にお金を配るというものではなく、子育て世帯の実態やニーズに合わせたお金の使い方を議論する必要があります。

私たちは2010年から訪問型病児保育で子育て世帯をサポートをしてきました。
現在、病児保育だけでなく、総合的に両立をサポートするノーベルへ変化するために
昨年から、議論をスタートしました。

現役の子育て世帯が、
子育て中に困ったことが起きてもたすけてくれる人がいて、解決できる選択肢が身近にあること。一人で抱え込むすきがないくらい安心して子どもを育てていけると思える社会を作るためにノーベルは挑戦をし続けたいと思います。

今年は新しいサポートづくりに向けて、昨年から取り組んできたことも含め、ここでUPしていきたいと思います。

みなさま、今年もどうぞよろしくおねがいします。

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