ノーベルと学ぶ保育

いざというとき子どもの命を守る<救命救急セミナー>を開催しました!

こんにちは!スタッフの吉村です。

毎日毎日暑さは酷くなる一方ですね。
今日は日本でも40℃を超えた市があるとか……。

さて、そんな中、さる7/21(土)に行った救命救急セミナー。
お暑い中ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!

私、吉村も広報担当として参加したのですが、
実は今まで救命救急講習を受けたことがなく、今回が初めての受講。

緊急時の命のやり取りが発生する状況を想像し、気を引き締めつつ、
講師・前田先生の巧みな話術に、「ほー!」と声をあげながら
たくさん勉強させて頂きました。

そんな吉村の体験も交えながら、今回は皆さんに、

救急セミナーがどのようなものなのか?
皆さんどんな雰囲気で受講されているのか?

などをレポートしたいと思います!

救命救急には、何より心構えが大事

今回の参加者は、普段子育て支援に携わるお仕事に就かれている方々と、
セミナーの場所を提供してくださった興徳寺の奥さま(過去に医療関係に従事されていたとか!)、
そして吉村。

講師を務めてくださったのは、ノーベル立ち上げの時からお世話になっている
「すまいる舎こども救命講習センター」の 前田 祐宏 先生です。

年2回定期開催している、ノーベルスタッフの救命救急講習の講師を務めて下さっています。

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スタッフの野末から、ノーベルの団体紹介や活動の紹介を簡単にさせて頂き、
その後に前田先生の講習がスタート。

・滑り台で服がひっかかり、首が引っ張られた
・給食のパンが喉に詰まってそのまま窒息
・マラソンの練習中に倒れて起き上がれず

など、実際に起こった事故の事例から、
なぜ助からなかったのか、どうすれば良かったのか、なぜ誤った対応になったのか、
こんな時はどうすればいいのか、

と詳しい説明が続きます。

その中で、吉村が一番印象に残ったのは

「マッサージのやり方だけを知ってても、いざという時はパニックになって動けないのが人間。
パニックになってもいい、動いて助けなきゃ」

という先生の言葉です。

いざという時、頭が真っ白になってしまったり、その場でうずくまってしまう方が現場では多いのだそうです。
真っ白になっても、シンプルに「こう動けばいい」ということだけをきっちり理解していれば、
いざという時に動ける、と。

子育てに携わる人間として、しっかりと心に刻み、忘れてはいけないことだと思いました。

そしていざ、実践!

もし心肺停止が起こった場合、タイムリミットは10分しかありません。
心肺停止から4分後には脳が死に始め、以降、時間がたつごとに障害が残る可能性は高まります。
10分後にはほぼ助からないとのこと。

見つけた瞬間に行動しないといけないのは、このタイムリミットがあるからです。

<倒れている子供を見つけたら>

①まず、叩いて、呼んで、意識があるかを確認!

鎖骨のあたりをたたくか、小さな乳児であれば両足首を片手で持って足の裏を叩きます。

②顎を持って気道の確保、呼吸の確認

大人と違って、子供は心臓由来ではなく、呼吸が止まったことによる心停止が多いそうです。
まずは気道を確保し、呼吸をしているかを確認しましょう。

<意識がなく、呼吸もなかったら>

それは心肺停止状態です。ここで固まらず、早急に対応が必要!

③119番を呼び、周りにAEDを持ってきてもらうよう依頼。そして胸骨圧迫へ!

30回の心臓マッサージと二回の人工呼吸がワンセット。心臓に刺激を与え、呼吸を継続させて、脳に酸素を送り込みます。

④AEDが来たら貼付け、心臓のチェック

AEDは電気ショックだと単純に思っている方が多いそうですが(私も思っていました…)実際は心臓のリズムをチェックする機械です。
必要がないと判断された場合、ボタンを押しても電気は流れないとのこと。
なので、AEDを貼ることを怖がらなくても大丈夫です。
あとは、AEDから流れるアナウンスに従って行動しましょう。

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いざやってみると、これがなかなかハードです。
心臓マッサージ30回→人口呼吸2回 を2セットするだけで、軽く肩があがりました。

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子育てに携わる方々。皆一生懸命練習しています。

私も、初めてするので最初は慣れませんでしたが、何回か繰り返すうちに少しコツがわかってきました。

技術的なことも色々と教えてくださいましたが、その中でも何より大事なのは「実行する」こと

子供が倒れた時に、うずくまらない。パニックになって立ち止まらない。救急車も呼べない状況にならない。
まずはそこが一番大事だとのことでした。

あなたは、いざという時、子どもを助けられますか?

そんなことを正面から問われているような講習でした。

講習を終えて

講習自体は真面目なものでしたが、先生や参加者の方々のお人柄か、雰囲気は終始和やか。

休憩の合間にはたくさん質問が飛んだり、普段どんなお仕事をしているのかの話で盛り上がったり。

情報交換をしながら、楽しく、けれど本当に役にたつ情報が得られた貴重な講習でした!

個人的には、昨年父が脳梗塞で倒れ、その数か月後今度は不整脈で倒れたのですが(今は元気です)、この知識があったらあの時、自分にも出来ることがあったな……、と思い返したり。

いざという時、大事な人を守れるか?
その問いかけに、イエスと答えられる自分でありたいと思いました。

ノーベルではお子さんの安全を守るために、子育てに携わるお仕事をされている方向けの救命救急セミナーを定期的に開催しています。
もしご興味ある方は、ぜひ周りの方にもお声掛けの上ご参加ください!

また、ノーベルでは保育スタッフも募集しています。
もしノーベルの活動に興味があり、ノーベルで働きたいという方がいればお気軽にお問い合わせください。

▼ノーベルの病児保育に関してはコチラ
https://byojihoiku.nponobel.jp/

▼スタッフ募集に関してはコチラ
https://nponobel.jp/about/recruit/

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