(2021.06.02更新)
ノーベルと学ぶ保育
子どもの病気乗り切り術|赤ちゃん・子どもが嫌がらない「鼻水」の処理方法
皆さん、こんにちは!ノーベル事務局です。
急に涼しくなったからか、鼻水や咳が出る症状のお預かりが増えています。
風邪を引いた時の黄色や緑の鼻水は中耳炎の原因になる細菌が混ざっていることが多いので、なるべく鼻水をすすらせないで、こまめに鼻をかませたいところです。
とはいえ、鼻を自分でかめない赤ちゃんやお子さんの鼻水は、処理に困りますよね。
また、寝ようとしたときに、鼻が詰まって何度も起きてしまう・・・ということもあり、どうにか上手に取ってあげたいもの。
・鼻水を吸引してあげる
・鼻を温める
などの方法がよく書籍などでも紹介されていますが、実際にやろうとすると…
鼻水吸引:「鼻吸い器を見ただけでギャーー!」もしくは「吸っても吸っても出てこない!」
鼻を温める:「ひと時たりともじっとしてくれない!」などに困っていませんか?
そこで今回は鼻水にまつわるノーベルスタッフの対処法についてご紹介します。
鼻水吸引のコツ
鼻吸いは、まず体の抑え方がポイントです。
大人二人がかりなら、一人は子どもを押さえる担当、一人は鼻吸い担当と分業できますが、多くの場合は大人一人で子どもを押さえつつ、鼻を吸わなければなりません。しかも、子どもはじっとしているのも、鼻をいじられるのも気持ち悪いので嫌がります。
コツは、しっかり体を固定させること。親も嫌がっても躊躇せずに行うのも大切です。
子どもを寝かせた状態で、大人の足を伸ばしたところに寝かせて、両足で子どもの体を固定します。見た目が、ちょっとかわいそうな体勢ですが、動きを封じるならこれが一番です。
(言葉だけだとわかりづらいので、図も描いてみました。)
鼻水吸引の器具の例
鼻水吸引の器具ですが、吸って出す鼻吸いとスポイドタイプの鼻吸いなどもありますが、ここでは電動の鼻水吸引器を紹介します。吸って出すタイプなどでは、風邪がうつりやすいなどのリスクもあります。吸引器を使う際には、各メーカーの取り扱い説明書に従って、強い力で吸引しないよう、ゆっくりと先端を鼻の穴に近づけて使いましょう。
赤ちゃんや子どもが嫌がっていても、頭をしっかり固定して、鼻の穴から水平にノズルの先端が入らないと、余計に痛い思いをさせてしまいます。
メルシーポットS-504
耳鼻科同等-83kPAのパワフルな吸引力
丹平製薬 ママ鼻水トッテ 電動鼻すい器
ベビー用スキンケアなどを発売する製薬会社が手掛ける赤ちゃんにやさしい製品
ピジョン 電動鼻吸い器
チューブに鼻水が通らないからお手入れラクラク
コンビ 電動鼻吸い器 S-80
サラサラ鼻水からどろどろのしつこい鼻水までしっかり吸引
鼻の温めについて
子どもの鼻を温めるというのも難しいと思いますが、熱がないのであればお風呂に入ることが、鼻を温めることになります。
しかも、蒸気があるので加湿効果もあります。
咳だけの症状または鼻詰まりだけという場合は、お風呂が一番簡単に温めてあげられて、かつ加湿もできる場所だと思います。
お風呂に入れない場合は、顔を拭くついでに、温めるというのもありですね。少し温かいタオルで、包むように拭いてあげると良いかもしれません。
でも、これは普段からの顔を拭く行為を、嫌がらないようにしておくこともポイントになります。
毎朝、濡れタオルを電子レンジで20秒ほどあたためたホットタオルで顔を拭く(蒸らす)のが、美容にいいらしいです。ママと一緒なら子どもも喜んでやるケースがありますよね。美容・健康、一石二鳥なのでオススメです。
加湿も大切
加湿が十分であれば、鼻が通りやすいので、加湿をしてあげるのも有効です。加湿器があれば簡単ですが、ない場合は下記のようにします。
●原始的なやり方ではありますが、タオルなどを濡らして室内に吊っておく
●湯気のたっているものをそばに置く(やけどに注意が必要です)
姿勢にも注目
大人もそうだと思いますが、横になって上を向いて寝ていると、両方の鼻が詰まって息苦しいと思います。
咳のケアと似ているところもありますが、横に向いたり、座ってみたり、体位を変えるのと一緒で、子どもたちも体位を変えると楽になります。少し、頭を上げてあげたり、横を向かせてあげたりも有効だと思います。
出てきてしまった鼻水の処理
すでに垂れている鼻水については、拭くしかないのですが拭きすぎにも注意しましょう。ティッシュで大丈夫な場合もありますし、荒れてしまう場合もあります。
ガーゼも古くなるとガサガサしてしまいますし、タオルも結構痛がられます。
そこでオススメはウェットティッシュを温めてさっと拭くこと。感触はソフトだし拭いたら捨てられるし、お湯で絞って使えるので便利。
RSウィルスや、インフルエンザなどの感染症の時にもオススメです。
そして何を使う場合も当てはまりますが、鼻を拭くのは、何回もするのではなく、1回でぱっと拭いて、嫌がる前にやめるが基本です!
鼻をかむ練習をしておきましょう
鼻が詰まっているときは、出すのが一番スッキリします。ある程度子どもが大きくなってくると鼻をかむ練習をし始めることも大事です。
※鼻をかむ練習については、後日記事にしますのでお楽しみに☆
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