(2024.01.05更新)
代表長谷亜希ノート
#20 「子育て家族のまるごとサポート」モニター家庭が決定!
新年早々、心が穏やかになれない日々が続いていますね。
このたび、1月1日に発生した石川県能登半島地震、またそれに関わる事故によって犠牲になられた全ての方々にお悔やみを申し上げます。
すでに現地には、たくさんのNPO団体が入り救済と被災地支援のために尽力している方々がいます。今、私たちができることは、日常の生活を送ることです。もし、ノーベルとしても間接的にはなりますが、何かできるときがきたら、やっていきたいと思っています。
さて、前回のブログで「子育て家族のまるごとサポート」のリリースを発表してから、1ヶ月以上がたちました。その後の経過をお話します。
32家庭からのモニター応募!切実な声が届く
11月14日にリリースした「子育て家族のまるごとサポート」。
モニター募集を実施したところ、最終的に32組の家庭から応募がありました。
その応募家庭からはとても切実な声が届いていて、とても胸が苦しくなりました。
いただいた声を抜粋して掲載します。
子どもの療育との両立
障害のある次男の療育を充分に受けさせることができていない、子供たちの病院受診時に全員連れて行くのが大変、誰かが病気になった時に何をどう手配するか考えるのが大変、緊急時の対応を私が全て考えて対応しなければならないのが大変、主人の仕事が繁忙期の時は休日もワンオペになるのが辛い、このサポートを機に困りごとを家族で共有して解決策も一緒に考えたい・一緒に対応できるようにしたい。
夫が遠方居住の中、両立
私は10月から職場へ復帰したばかり。夫が遠方に居住しており3週間に1度、週末しか帰れない。実母が新幹線で毎週、日中の家事を中心にサポートに来てくれているが疲弊している。私自身に身体的負担のないように気を遣ってくれてはいるが、子ども(実母にとっては孫たち)への対応方法を見ていると、私にとって精神的にはストレスがある。子どもたちの世話と食事作りは私がしたいが、それ以外の家事は誰かに任せたい。家事代行サービスを検討中だが、我が家のニーズに合ったサービスを提供してくれる会社があるのかわからないし、依頼事項を言語化して伝えられる自信がない。子どもたちの幸せのために、私自身が笑顔でいることを大切にしてきたが、今まさに両立の壁にぶち当たっており、毎日の生活を回すので必死。誰かに大変さを共有できたらそれだけでも救われます。
双子出産予定、2歳、4歳児の4人の育児
12月中旬に双子(第三子、第四子)を出産予定です。親族からの産後の家事育児サポートはほぼ受けられないため、夫婦で協力して乗り越えていかなければなりません。母は産休取得中、育休取得予定であるものの、父は在宅勤務への切り替えのみ、また出勤しなければならない日もあり、母の家事育児の負担が増え心身ともに疲弊し、子ども達への暴言や虐待まがいのことに繋がってしまうかもしれない不安があります。(というより、そうなることが目に見えています) そんな辛い状況は家族のためにも自分のためにも避けたいのです。双子をみてもらえるシッターさんや、家事代行の方に週に一回など、定期的に来てもらうことで負担が少しでも軽減されるのではないかと考えています。何より、病児保育利用時からノーベルスタッフの皆様のあたたかさや、どんな時も優しく明るく接してくださる姿に感動し、子ども達も家に迎えに行く度にいい表情をしていて、素敵な保育をしていただいていたことがよくわかり、絶大なる信頼を置いています! ノーベルさんに助けていただけたら嬉しいなと思っています。
ワンオペ育児に不安
夫が単身赴任でワンオペをしています。子供が熱を出すのも怖いですが、1番怖いのは私が倒れること、、、その時になってからでは遅いので、事前に対策を立てたいのですが、いろんなサービスがあって決断しかねていたり。そもそも家事代行だけで事足りるのか?という不安もあり、今回サービスを利用したいと思いました。また、普段の生活の中でも、ワンオペでももっと効率的にできるはずとは思うものの、今の習慣を変えるためにはエネルギーが必要です。ただそのエネルギーが不足しているので、利用したいとおもいました。
親の介護も含めたWケア
親の介護、子供達の世話、仕事で家の中がぐちゃぐちゃだし、子供達も落ち着いて勉強できない。食事の準備中も末子の目が離さず、なかなかすすまない。寝かしつけも地獄絵図のようなのでまるごとサポートというのは 子供だけ、家事だけではなく日常に起こりうるすべてのことに、私に手を貸していただけるのかなと推察し利用してみたいと感じました。
これ以外にも多くの切実な声をいただきました。
アンケートフォームには約200のアクセス数がありました。
おそらく、みなさん興味を持っていたけれど、応募しようと思っていたけど、忙しくてアンケートに答えるのを先延ばしにしてしまったのではないかと思っています。
「誰かにこの状況を共有できるだけで救われる」という声に表れているように、今の子育てと仕事の両立に対して、不安や負担があるんだなと思いました。
カタチにしていけるように動いていきたいと思います。
いよいよ、モニター応募家庭への支援が始まります
今回は32組の応募の中から、第1期モニターとして10組を選定しました。
その他の22組も第2期、第3期でサポートできるようにしていきたいと考えています。
下記のステップを踏んで10組のサポートをしていきたいと思います。
まずは、2024年1月に、担当ガイドがご自宅にお伺いして、色々とお話を聞かせて頂く予定です。
今回の新しい事業のポイントは、
子育て世帯の困りごとが時間が足りない!回らない!でも頼れない!その要因は「意思決定のむずかしさ」だったということ。
子育て家庭が第三者に頼ろうと思っても、そもそも複雑すぎてできないのです。
そこを解決するために、CoBe-Tech株式会社と共同でアセスメントツールを開発することになりました。そのアセスメントツールも完成しました!
事前に回答していただいたアセスメントツールを活かし、面談では、各家庭の特徴を知った上で、話しながらその複雑さを解いていき、意思決定できるお手伝いをしようと思っています。
あくまで、モニター実施なので、今後様々な試行錯誤が続きますが、子育て家庭のみなさまとご一緒に創り上げたいと思っています。
- よろしければ過去記事もお読みください。
- #19 子育て家庭のたいへんさは意思決定の複雑さにあった?!新事業「子育て家族のまるごとサポート」、始動!!
- #18 病児保育という領域を超えて私たちが積み重ねてきたもの
それでは、みなさま2024年もどうぞよろしくお願いします!
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