(2017.05.18更新)
ノーベルと学ぶ保育
子どもの病気乗りきり術|咳がひどくて眠れない!そんなときの対処法は?
こんにちは、ノーベル事務局です。
保育園入園、新しい環境、集団生活で体調を崩されているお子さまが多いようですね。誰もが通り過ぎる道です。4月に入り、ノーベルのお預かり件数が多くなっております。
前回は、「子どもの病気乗りきり術|下痢・嘔吐時の食事のポイント」と題して、下痢・嘔吐時の食事や水分補給でで気を付けるポイントをお伝えしました。
そもそも、どうして眠っているときに咳が出やすいのか?
それは、眠たくなると副交感神経に切り替わり安らぎモードへすると気管支、鼻腔、喉の粘膜など気道の粘膜の緊張が緩んで、すぼまり狭くなってしまうからだそうです。
さらに喉が腫れていると咳が出やすいく、鼻水・鼻づまりが症状があると喉に鼻水が落ちて咳が出やすくなります。
咳が出ているときは、こまめな水分補給や、お部屋の湿度がとても重要です。
今回は、水分補給や湿度の他に、咳で眠れない時の対処法として眠る時の体勢についてご紹介させていただきます。
寝るときの姿勢を整える
仰向けで咳をすると苦しさを感じます。
乳幼児の場合、縦抱きにして背中をトントンしてあげましょう。眠る時に咳き込むときは、落ち着くまで抱いてあげて、安心させてあげてください。
からだを横にすると咳が多くなり苦しくなるため、敷布団の下にタオルケットや、バスタオルなどを入れて上半身を少し高くして寝かせます。また、膝を曲げて腹筋を緩めた方が楽になります。
咳き込んで呼吸がしづらくなると、パニックになってしまうお子さんもいます。大きなお子さんであれば、ゆっくり大きな深呼吸をして落ち着かせてあげてください。
室内の乾燥に注意!
加湿器で、湿度を保って部屋の乾燥を避けてください。加湿器がなければ濡れたタオルをかけておくなども効果があります。室内の湿度は50~60%ほど、温度は24~25℃くらいが良いとされています。もし、湿度計・温度計があれば、参考にして調整してみてください。
食事と水分もしっかりと摂取!
咳はとても体力を消耗させます。咳き込んで吐いてしまわないように、少量ずつ、食べられるものを食べましょう。水分も、同じく少しずつ、何回かに分けて十分な量を摂取しましょう。
もし咳が長引いたり、変な音がしたら・・・
次のような、症状が続くようであれば、ご家庭で様子を見るだけでなく、かかりつけ医に受診をしてください。
・咳が長引いている
・咳き込んで水分がうまくとれない
・咳込んで吐いてしまう
・咳のため夜ぐっすりと眠れない
・咳以外に熱などの症状もでてくる
・ゼーゼー、ヒューヒュー聴こえる
風邪ですぐ治るようだといいのですが、喉や鼻水などの症状は長引くもの・・。
なかなか治らず、登園できない、というときにはぜひノーベルの病児保育を頼ったり、周囲の助けを借りてくださいね。
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