(2019.12.08更新)
ノーベルの保育品質
病児の呼吸とあそび―保育スタッフ全体会議より―
皆さん、こんにちは。スタッフ吉田です。
毎月定例で数回に分けて行っている、保育スタッフ全体会議。この会議では、日頃の保育の中で、「こんな時こうしたよ」など、保育スタッフ同士の経験や知識を共有し、日々の保育に生かしていく話し合いの場です。
今月のテーマは 「病児の呼吸とあそび」
今月は「あそび」の中でも、「呼吸」を意識したあそびが取り上げられました。
皆で取り組んだのは、「紙コップ風船」。ストローで息を吐くと、紙コップの中に畳んでおいたビニル袋が膨らんで、可愛らしいキャラクターが登場するというもの。あそび自体は何ら特別なものではなく、メジャーな制作あそびです。
講師役のスタッフが、見本を実演♪ ちょっとずつ膨らんで、かわいいネコちゃん?ネズミちゃん?が登場です!
はいどうぞ~!と紙コップやストロー、シールやマスキングテープなど、飾りつけの材料もならび、みんなそれぞれ、あーだーこーだ考えながら、デコしていきます。
そして、完成!!窓辺にズラっと並べると、同じ材料でもみんな表情が違って、かわいいのなんの。撮影会がはじまるのでした~
作って楽しいのはもちろん、それ以外にも意味のある、このあそび。
冒頭でお伝えした通り、「息を吐く」という行為が、体をラクにしてくれる効果があるんですね。
しんどい時の呼吸ってどうなっているの?
体調を崩している子どもたちは、咳やぜんそく、発熱、下痢・おう吐、痛み、寝不足、不安など、様々な症状があるもの。
体調を崩しているときは、呼吸も浅くなり、体も制限されている状態になっています。
ストローを使って、口をすぼめて息を吐くと、自然に力が入って、腹圧がかかり、結果として横隔膜が動きやすくなり、呼吸が楽になります!
また、息を吐くことで副交感神経が活性化され、心とからだをやすめてくれますよ。
ぜひ、おうちでも簡単にできますので、上記写真の作り方を参考に、ためしてみてくださいね。
今後も病中のお子さんたちが、体を休めながらも、退屈することなく楽しく時間を過ごせるあそびをご紹介してまいりたいと思います!
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