(2015.05.24更新)
ノーベルの保育品質
子どもの病気乗りきり術|高熱!40度!子どもが嫌がらないクーリング術
こんにちは!ノーベル事務局です。
この春入園したお子さんたちは、そろそろ保育園にも慣れてきた頃ですね。はじめての集団生活、楽しく登園できるようになった頃に、襲ってくるのが突然の感染症や風邪…!
保育園に入る前はさほどお熱を出すこともなかったけれど、入った途端に子どもは風邪をもらいがち。これまでは、一日中たくさんの子どもと一緒に過ごすことなんて無いですもんね。
そして、子どもの熱は上がりやすいもので、39度や40度までお熱がグングンあがっていくこともさほど珍しいことではありません。
ただ、火の玉のようにアッツアツになった我が子を抱え、親としてはヒヤヒヤ。
そんなときの対処法を今回はご紹介します。
セットポイントを見極めてクーリング
クーリングは、タイミングを見極めるのがとても重要です。
人のからだは体温を一定に保つようにできていますが、感染症が発生し、ウイルスや菌に対抗するようになると、その体温になるまで体温は上がり続けます。この体温の設定をセットポイントといいます。
たとえば、38.5℃にセットポイントが上げられると、この体温まで身体は熱を上昇させます。体感でいうと、悪寒や寒気が出ていて、ブルブル震えているときですね。(この震えをシバリングといいます)
このような、これから熱があがっていく時のクーリングは禁物です。
自分であれば、悪寒がしてブルブル震えている時が分かりますが、なかなかお喋りがままならない乳児さんの場合は分かりづらいですよね。
でも意外とカンタンです。
見極めポイントは「手足が冷たくないか」。
・手足が冷たい時はクーリングはしない
・温かくなってきたらクーリング開始
おすすめクーリング方法3つ
クーリングといっても体のどこを冷やせばいいの?というところですが、頭やおでこなどは面積が小さく、効果が低いです。大きな血管の通っている首、脇、足の付け根を冷やすことで、体温が下がりやすくなります。こうした箇所を効果的に冷やすことのできるクーリング方法をいくつかご紹介します。
①市販のクーリンググッズ
インターネット通販や子育て用品を揃えているショップで売っているたすき掛けタイプのクーリンググッズは保育スタッフの間でも「すごい便利!」と感嘆の声のあがる1品です。わきや太ももにつけるタイプもあります。
市販のモノに、我が子が大好きなキャラクターのワッペンでも貼ったら大喜びでしてくれるようになるかもしれませんね。
➁ 小さな保冷剤+タイツなどでたすき掛け
市販のものを買う時間がない!今すぐクーリングしたい!という時には、ケーキ購入で付いてくる小さな保冷剤を活用してください。(おうちにあるといいのですが…我が家には常備してあります。)
保冷剤を手ぬぐいなどの薄手のタオルで巻いて、体にたすき掛けのように縛るという方法。
この方法を保育スタッフたちはよく保育中にしているようです。
お子さんのサイズアウトしたタイツやレギンスがあれば、その中に保冷剤を入れて使ってみてください。伸縮性があるのでお子さんも動きやすく、嫌がらない可能性が高いです!
ちなみに、小さな保冷剤は冷凍庫でカチンコチンに固めたものではなく、冷蔵庫で冷やした柔らかい状態のほうがオススメです。急激に冷やしすぎないことと、柔らかいほうが体になじみます。
③ 【イチオシ!】そけい部+スパッツ
クーリングを嫌がる子でも一番やりやすいのが「そけい部(太ももの付け根)」です。
ガーゼに包んだり、お子さんのソックスに入れた小型の保冷剤を足の付け根あたりに忍ばせます。ワキの下や首よりも、お子さんが忘れやすいようです!この時、ゆったりしたパジャマよりも、肌に密着するスパッツなどのほうが、保冷剤が動かず固定できるので、おすすめです。
工夫次第で、意外とすんなりクーリングさせてくれることもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
高熱のときはお子さんもしんどく、眠りが浅かったりしますよね。
抱っこでは寝てくれるのに置いたら起きる!といったこともあり親も看病にグッタリ…。睡眠不足で免疫力が下がり、あげくは自分も風邪をもらって発熱…!なんてことも。
家族だけで乗り切れない!と感じた方は、お早目に病児保育やその他のサポートを検討してみてくださいね。
ノーベルは子育てと仕事の両立を応援しています!
両立でいちばん困ることは、子どもが病気の時の預け先。病児保育に頼る、という選択肢も考えてみてくださいね。
「ノーベルの訪問型病児保育」くわしくこちら>>
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