(2019.12.08更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|お見送り大泣き!ここからがスタート!の巻
日々の保育で出会うお子様とのやり取りをご紹介する保育スタッフ奮闘記。
今回は、保育スタッフOから届いた、ある日の病児保育のひとコマをお伝えします。
お子様プロフィール
Sくん:2歳
Sくんは、以前から何度かノーベルのご利用はありましたが、私は訪問したことがありませんでした。
ただ、以前に伺ったスタッフから「めちゃくちゃかわいいですよ~(^^)♪」と聞いていたので
いつか私も伺いたいな~と思っていたお子様でした。
そしてついに念願の・・・(病気なので念願とか言ったらダメですよね、苦笑 すみません)
Sくんは、とっても車が大好きな2歳のお子様です。
しかも車が大好きというだけあって、車の名前もたくさん知っていると聞いていました。
そこで、いろいろ見せてもらおうと思ってワクワクして伺うと、
玄関の時点で、いつもと違う雰囲気にウルウルのSくん。
「Sちゃん(ニックネームは「ちゃん」付けです)おはよう!!」と元気よく挨拶をすると、
我慢していた気持ちがあふれ出て、
「うわーん!!!(><)」と泣き出してしまいました。
そしておばあちゃまに抱きついて(というよりしがみついて)離れない。。。
豪快な泣きっぷりでしたが、訪問時はいつも泣いてしまうということは聞いていたので
大丈夫!と思いながらも、あまりに泣いていると保護者の方から離すことがかわいそうで。。。
でも、ここからがスタートです。
お見送り時は号泣でも、いかに早く打ち解けてもらい楽しく過ごしてもらえるかが勝負です。
そこで、2階の階段の近くで保護者の方とバイバイしたので、
そこから離れたくない(><)、という気持ちを尊重し、落ち着くまで階段の前(セーフティ柵があります)で遊ぶことにしました。
初めは泣いていたSくんですが、大好きな車のたくさん入った箱を階段のところに持ってくると、
すっかり泣き止んでくれ、車を選んで握り締めています。
大好きな車を握っていることで安心するのでしょうね。
そこで、この日は研修生と一緒だったので、2人がかりでテンション高く、
「これ何ていう車なん?めっちゃかっこいいやん!」
「うわ!この車すっご~い!!このドア開くんや!!かっこいい~」
など満面の笑みで話しかけると、
車に目が行き、少しずつ「遊ぼうかな~」と迷い始めます。
そんな時にラジコンの車を発見しました!
「うわ!この車めっちゃすごいやん!このボタン何?わーー!!!勝手に動くんや!!」
「えーーー!めっちゃすごい!!何これ!?何ていう車?」
と聞くと嬉しそうに
「オデッセイ!!!」
と教えてくれました。
そこで、ラジコンオデッセイを前進、後進させている時に、またまたすかさず
「うわ~!すご~い!!かっこいい~!!」
と2人がかりで車を褒めまくっていると
だんだん気持ちが乗ってきて、お話を始めてくれます♪
そうなってくるとお部屋に誘っても、納得してお部屋で遊んでくれるようになります。
ラジコンオデッセイを追いかけて他の車を「ブーン!!」と言いながら走らせたり、
ト○カの本を一緒に見ながら「(郵便車などを指差して)この車何する車なん?」
と聞いていると笑顔が出てきます。
そうすればもうあとはご機嫌♪
「これはな~、消防車!」から始まって「ワゴンアール!」「フィット!」など
車種まで教えてくれます。
今度は、お気に入りの車をたくさん並べて説明会が始まります。
しかも、すっごくイキイキと教えてくれるのですが、
私が車種をそんなに詳しくないということもあり
「ん?今何て言ったんだ???」
と思いながら車の裏を見るとその車の名前が書いてあり、
当たっているのでビックリ!!
「お~~!!すご~い!!天才?!」
(車に疎い私は心の底から感動)パチパチ(拍手)
私から見ると色が違うだけで同じ車?と思える車もきっちり教えてくれるんです!(^^)
こんなやり取りをしているとすっかり仲良しに♪
そんな風に遊んでいるとおばあちゃまがお出かけになられるということで
Sくんにご挨拶に来てくれました。
ドキッ・・・(^^;)
楽しく遊び始めたけど・・・大丈夫かなぁ?
思い出しちゃうかなぁ・・・?
とドキドキ見守っていると
顔をチラッと見ただけで遊びに戻ってくれました。
「おばあちゃんにバイバイしよっか!」
と声をかけても
小さい声で「バイバイ」と言って車に夢中です。(^^;)
ご祖母様も約1時間前とのギャップに驚いていらっしゃいましたが
やった!良かった♪楽しんでくれているんだ☆
と嬉しくなったひとコマでした!
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