(2019.12.08更新)
ノーベルと学ぶ保育
子どもの病気|夏の感染症 ~咽頭結膜熱(プール熱)
皆さん、こんにちは。
広報の吉田です。
今日は「子どもの病気」情報をお届けしたいと思います!
ところで皆さん、
“感染症”って冬に流行るもの、というイメージがありませんか??
空気が乾燥し、インフルエンザやノロ、ロタなどウイルスが蔓延する冬。
しかーし実は、気温が高くウイルスが繁殖しやすいので、夏も感染症の季節なのです。
夏到来!感染症シーズン到来です!!
働くおとんおかんにとっては、ちっともウキウキしないフレーズです(笑)
長期休暇は夏休みだけで結構。
感染症で1週間登園不可、なんてことはどうにか避けたいのが親心ですよね。
ということで、今日から数週間の間、
この夏に流行る病気について、その予防法や対処法をお伝えしていきたいと思います。
まず今日は、咽頭結膜熱(プール熱)についてお伝えします。
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<夏に流行します>
咽頭結膜熱の感染は通年ありますが、
大阪では5月から8月にかけて発生数が増加する傾向です。
気温が高くなる夏にウイルスが繁殖しやすいので、注意が必要です。
<咽頭結膜熱とは>
アデノウイルスによる感染で、潜伏期間は4~7日です。
ウイルスが口・鼻、のどの粘膜、眼の結膜から入って感染します。
飛沫感染、接触感染(手指・タオルの共用など)、便を介しての経口感染があります。
プールで子どもの間での流行が多いため、「プール熱」とも呼ばれていますが、
プール以外でも感染します。
<症状は>
☆ 突然の発熱(38~40度)、頭痛、倦怠感
☆ のどの痛み、食欲不振
☆ 結膜炎に伴う結膜充血、目の痛み、まぶしい、涙が出る
等が主な症状です。この他に一般的なカゼの症状がでることもあります。
ほとんどは自然に治りますが、一部、肺炎等重症化することもあります。
<予防方法は>
☆ 流水と石けんによる手洗い、うがいをしましょう。
☆ 感染者との密接な接触はさけましょう(タオルなどは別に使いましょう)。
☆ プールの前後には、シャワーを浴び、うがいをしましょう。
☆ バランスの取れた食事と十分な睡眠で普段から抵抗力つけておくことも大切です。
<プール熱にかかったら>
☆ 水分補給。
☆ 喉ごしの良い食べ物をたべる。
☆ 十分な手洗い・うがいとタオルの共用は避ける。
☆ 症状が消えた後も、約1カ月間は尿・便中にウイルスが排出されるため、
おむつ交換の際に使い捨て手袋を使用するなど注意が必要です。
<治療は>
☆ 特別な治療法はなく、対症療法です。
高熱が続く、ぐったりしている、せきが激しい、吐き気、
頭痛の強い時は、診察を受けましょう。
咽頭結膜熱と診断された場合、登校・登園は学校保健法により停止になります。
熱やのどの痛み、結膜炎などの症状がなくなってから2日間過ぎたら出席できることになっています。
<参考>国立感染症研究所感染症情報センター
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大阪市内では6月に入ってからやはり上昇傾向の様子。
→大阪市感染症週報
水ぼうそう等のように免疫はできないそうなので、
シーズン毎に罹ってしまう可能性があるそうです。
熱やその他の症状が治まるのに平均3~4日かかり、
そしてそこから2日経過しないと登園できないという、長期戦の病気。
万が一のときに、どう仕事と子どもの看病をやりくりするか、
のりきり方をご家族であらかじめ相談しておくことをおすすめします!
なかなか仕事が休みづらい…という方は
病児保育もひとつの選択肢としてご検討ください。
▼ノーベルの病児保育とは
https://nponobel.jp/service/overview_service/
ちょっとしたご質問でもご相談でも承っております。
ぜひご遠慮なくお申し付け下さいませ。
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