(2012.03.19更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|10ヶ月児の小さな自己主張に思わずハグの巻
日々の保育で出会うお子様とのやり取りをご紹介する保育スタッフ奮闘記。
今回は、保育スタッフ高光より届いた、10ヶ月の赤ちゃんとの一日の様子をご紹介いたします。
お子様プロフィール
Tちゃん:10ヶ月
朝、お祖母さまからの引継ぎで
「全然~人見知りしないから、とてもやりやすいんですよ」と言われているそばから泣き出したTちゃん!
「あらららら・・・」お祖母さまも私も思わず苦笑でした。
「泣き止んで~お願い~」と思いながらも、泣き声はエスカレートするばかり(汗)
泣きながらのお見送りはよくある光景ですが、やはり一番気を遣ってしまう瞬間です。
そんな心情を知ってか知らずか?ドアが閉まったとたん、ピタッと泣き止んでくれたTちゃん!
「え!なんで?」と思いつつも、泣き止んでくれてホッとします。
こんなパターンも実によくあることですが、
保護者の方からすれば泣きながら見送られるのは後ろ髪ひかれる思いですよね。
できることなら、もう泣きやみました!メールをすぐにでも送信したいくらいです。
一方、Tちゃんはつかまり立ちを始めた頃で、ひとたび下に降ろすとすぐさま机に手をかけ必死につかまり立ちをします。
立つ瞬間はギリギリ頭を打ちそうになる・机の上に手をついて屈伸する
頭をぐるんぐるん回す・机を舐めようとフラつく・足元ヨタヨタでつたい歩きする・・・
まぁ一瞬たりとも気が抜けません。
でも、私が手で支えようとすると「ひとりでできるもん!」と言わんばかりに自己主張するTちゃん(笑)
できるだけ見守ってあげたいんですが、
至近距離で見守っていると、精一杯の小さな自己主張がなんともいじらしくて、かわいくて・・・。
思わずハグしてしまい、結局Tちゃんに怒られてしまいました(笑)
そんなくり返しで半日過ぎると、さすがにTちゃんもお疲れなのか?
「眠りが浅いからお昼寝しないかもしれません」と、おっしゃってたお祖母さまの心配をよそに、ぐっすり眠ってしまいました。
十分眠ってくれたおかげで、お目覚めは満面の笑み!超ごきげんに復活したTちゃん!
お目覚め後も机が目に入るとまっしぐらです。
さすがに机はリスクが大きいので、両手をつないで立っちしながら歌をうたうと、
今度はすごい勢いで踊りだし(笑)ダンシングTちゃんに早変わり☆
中でも「アイアイ♪」にハマッてくれたのか、ニコニコしながら
立って踊ってしゃがんで~、立って踊ってしゃがんで~、を飽きることなく繰り返し、
私は喉がカラカラになるまで「アイアイ♪」を歌い続けました。
午前中、哺乳瓶に入ったお白湯をほとんど飲んでくれなくて、マグマグに移しかえてもダメ!
ひとくち飲んでイヤイヤをくり返していましたが...
おやつ後、哺乳瓶のキャップで遊びだし楽しそうにしているかと思うと、気づけばキャップで何かを飲むマネを始めました。
そんな風に見えただけかもしれませんが、何度も飲むマネをしてキャップの底をジーッと眺めては
また飲む~、眺める、をくり返しているうちに、本当に飲みたいのかも?と思うようになり・・・
キャップをきれいに洗って、試しにお白湯を少~しだけ入れて「はい!」と渡すと、ビックリするくらい上手に飲めたんです。
さすがにTちゃんも「あれ?今、なんで?」とビックリした顔になっていましたが、
「上手に飲めたね!」と声をかけると、すごく嬉しそうに笑ってくれました。
その後も、ひとくち飲むたびにニコニコ笑いながら「おいしいね~」と首を傾げてポーズをとるTちゃん。
お白湯を何度もおかわりして30ccほど飲んでくれました。
その間、必ず「おいしいね~」をしてくれて、一度もこぼすことなく両手で持って飲み干してくれました。
あの時の嬉しそうなTちゃんの顔は、今でも思い出すととても癒されます。
Tちゃん、一緒に遊んでくれてありがとうね(^^)
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