ノーベルの保育品質

新人スタッフが現場で学ぶ「同行研修」。安心安全の保育のためにノーベルが力を入れていること

皆さんこんにちは。ノーベル広報担当の水野です。

ノーベルでは、新しくノーベルに入職した保育スタッフの研修として、先輩スタッフと一緒に会員さんのお宅へ伺い病児保育を行う「同行研修」というものがあります。

ノーベルの病児保育は、毎回伺うお家も異なれば、保育の内容も異なります。限られた時間の中で親御さんと信頼関係を築くことや、お子さんの体調や年齢に合わせて適切な関わりをもつこと、初めての環境であっても「安心安全の保育」で欠かせないリスクマネジメントをきちんとすることなど、座学だけでは学びきれない多くの経験や知識が必要とされます。

同行研修では、現場で先輩スタッフのサポートを受けながら、そういった経験や知識を習得することができます。

このブログでは、同行研修での学びや雰囲気について、新人スタッフ・先輩スタッフ双方に聞いた話をもとにご紹介していきます!

同行研修は何回あるの?

ノーベルの保育スタッフは入職後、4回の座学研修と最低3回の同行研修を経て、現場へのデビューを果たします。

1回目の同行研修は、先輩スタッフが主導で親御さんとの引継ぎや経過報告を行い、新人スタッフはその様子を見ながら学びつつ、先輩スタッフと一緒にお子さんと関わります。
2回目以降は新人スタッフがメインで保育を行い、先輩スタッフが見守りながら、適宜フォローやアドバイスを行い、最後にフィードバックをします。

現場の緊張感を経験する


ノーベルの保育スタッフは、もともと保育園で働いていたなど保育の仕事の経験者も多くいますが、ノーベルでは毎回違うご家庭で1人で保育を行うため、保育園とはまた違った緊張感があります。

初めての訪問時はなおさらで、誰もが緊張感マックスの状態です。
同行研修では先輩スタッフが緊張をほぐしつつ、落ち着いて保育ができるようにサポートしてくれます。

例えば、初めての親御さんとの引継ぎは、緊張で頭が真っ白になってしまう人も。

まずは親御さんが書いてくださった連絡票に沿って症状など漏れがないようにヒアリングをするのが重要ポイントです。加えて、現場の状況によって、下記のようなポイントもアドバイスしています。

〇保育園と違い、食事やお昼寝の時間割が組まれていないお家での保育。前日夜からのお子さんの睡眠や食事の状況を確認しておくことで、保育中のおやつや食事、お昼寝時間の判断がしやすくなる。
〇ポットや電子レンジの使い方は親御さんがいるうちにしっかり確認しておく。食事を準備するときに使い方がわからないとお仕事中の親御さんにご連絡することになって、ご迷惑をかけてしまう。
〇初めて会うスタッフに緊張したり、人見知りで泣いてしまうお子さんもいるため、好きなおもちゃや落ち着くものを親御さんに聞いておくと良い。
〇ノーベルスタッフと早く遊びたくて、引継ぎ中もお話してくれるお子さん。最初は引継ぎでいっぱいいっぱいになりがちだけど、親御さんだけでなく、お子さんにも気を配ろう。

などなど、ここに書いたものは一部の例ですが、お子さんと適切に関わり、スムーズに保育を行うためのアドバイスがされています。

その他に、お子さんと一緒にかかりつけ医を受診する「受診代行」も、特に初めての時には戸惑うスタッフも多くいます。
持ち物の確認から始まり、お子さんの移動には抱っこひもやベビーカーを使うのか、病院までは徒歩で行くのかタクシーで行くのか、などなど、家で過ごす時間とは違うことをする緊張感があります。
先輩スタッフも付き添いつつ、新人スタッフが自分で判断し行動できるように見守ります。

ノーベル歴の長いベテランスタッフによると、保育中の一連の動きは、ある程度回を重ねることで慣れていくこともあれば、何度やっても緊張するものもあるとのこと。

同行研修は、実践の場で保育のやり方を確認したり、先輩スタッフからコツを教わることができる貴重な機会です。

訪問型保育ならではのリスクマネジメント

保育中の怪我や事故を防ぐためのリスクマネジメントの視点を身に着けることも、研修の大事なポイントです。

訪問型保育においては、家庭ごとに保育環境が異なります。
怪我につながりそうな物が置かれていたり落ちたりしていないかを的確に察知し、危険がありそうな物はよけさせていただくこともあります。

他にも食事の際、用意されているおかずや野菜のサイズが大きければ、小さく切って食べさせることもあります。こういったことはその場でその都度判断が必要です。

保育中に怪我や事故が絶対にないように、予めしっかりと危険を予測し、避けること。これは、「安心安全の保育」を行う上で欠かすことのできない観点なので、研修中にしっかり確認しています。

「安心」を届けるノーベルであれるように

新人スタッフがひとり立ちする前の同行研修。大切なお子さんを1対1でお預かりするという責任あるお仕事だからこそ、現場での研修はとても大事です。

よく会員さまから「ノーベルは皆さんしっかり見てくださるので、どのスタッフさんが来ても安心してお任せできます」といううれしいお声をいただきます。これも、会員さまにご協力いただき、現場での研修をさせていただいているからこそ、できていることです。いつもありがとうございます。

これからも、ノーベルの病児保育で親御さんの安心とお子さんの安全をお守りできるよう、スタッフ育成に取り組んでまいります。

「ノーベルの訪問型病児保育」くわしくはこちら>>
<お問合せ先>
ノーベル事務局 06-6940-4130 (平日9:00〜18:00)
メールでのお問合せ(お問合せフォーム)
LINEチャットでお問合せ(24時間受付 回答時間10:00~17:00)

TAG

この記事をシェアする

この記事をシェアする
  • LINEで送る
この記事をシェアする
両立をつくりなおすメールマガジンに登録

RELATED POSTS

保育で親子を支える
2024.09.17

保育者として働く

ノーベルの訪問保育の働き方|週1日からOK!Wワーク可能な保育スタッフはどんな人が働いている??
保育スタッフ
2024.08.23

保育者として働く

訪問保育の職場体験の魅力とは?参加者インタビュー
保育で親子を支える
2024.08.22

ノーベルと学ぶ保育

保育スタッフ研修|お互いのからだとこころを守る関係性ー子どもの権利よりー