(2019.12.08更新)
ノーベルの保育品質
病児保育奮闘記|おたふくかぜでイヤイヤ!の2歳1ヶ月
日々の保育で出会うお子さまとのやり取りをご紹介する病児保育スタッフ奮闘記。
今回はおたふくかぜで発熱がはじまってから6日目。
お熱は下がったけどご機嫌が今一つのHくんとの一日です。
お子様プロフィール
Hくん:2歳1ヶ月
東大阪市在住
――――予約時の状況―――
「日曜日の朝から39度の発熱、ぐったりしてよく寝ていました。
翌日月曜日に受診して、流行性耳下腺炎と診断されました。この日も熱が高かったですが、食欲もあり元気に遊んでました。
水曜日には平熱まで下がりましたが、機嫌が悪く常にグズグズ泣いています。 両耳の下が腫れていますが、自分から痛みを訴えることはあまりなくごはんもよく食べるので、処方された頓服も1度も飲んでいません。」と金曜日のご予約を前日にいただきました。
コラム:おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
幼児に多い感染症で、耳の下が腫れておたふくのようになり痛みます。流行の時期としては、秋にはあまり見られませんが、1年中流行する病気です。 耳下腺の腫れとともに過半数に38~39度くらいの熱がでることも。3日目くらいが発熱・腫れのピーク。腫れや痛みは1週間くらいで治ります。
ケアのポイント
安静第一。食事が摂りにくくなることが多いので、水分を中心に誘う。 あごを動かすと痛いので、やわらかいものを小さ目のスプーンやお箸などで食事を取りましょう。
登園・登校許可の目安
耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫れがみられたときから5日以上経過し、かつ全身状態が良好になるまで。
さて、どんな一日になるのでしょうか。
--
ご予約の際に、親御さまからも「高熱の後なので、かなり機嫌が悪くなんでも泣いてイヤイヤ状態です」と事前情報を頂いていた保育スタッフ。
Hくんと早く仲良くなれるように、持参した風船やシールを広げて気をひきます。
泣くことなくお母さまのお見送りが出来ました‼
お母さまのお見送り後もシール貼りを楽しんでいました。
思い出したように「おかあさんは?」
と一つの遊び終わると聞いてくるHくん。
「お母さんはお仕事に行ったね。」とスタッフがお話すると、うなずいてまた遊び始めます。
スタッフが持参した牛乳パックの口を開けては閉めて。開けては閉めて。黙々と繰り返しています。
すごい集中力のHくん。
次は牛乳パックの口を開けては、コップに見立てたトイレットペーパーの芯に「ジャー」と入れる真似をしてから、口を閉める。
お母さんが牛乳を用意する様子をしっかり真似ているHくん。
何度も上手に繰り返している姿が可愛らしいです。
とても眠たそうにしていたので少し早めのお昼ご飯にしました。
お母さんが用意してくれたご飯をフォークで上手に食べているHくん。トマトやブロッコリーのお野菜も残さず全部食べました!偉いっ!!
食後は眠たそうにしていたので「お昼寝しよう」と声をかけるも、「イヤっ!」の返事。
でも、眠いHくん。
お布団の上をゴロゴロ、ゴロゴロ。。。
ゴロゴロ、ゴロゴロ。。。
ゴロゴロが続くので、スタッフが抱っこをしてみると直ぐに寝入ったHくんでした。
お昼寝のあとも笑顔で「おかあさんは?」と聞いてきますが、
スタッフが「どうしたの?」と聞き返してみると「おしごと」とはっきり返してくれるようになりました。
早く大好きなお母さんと会いたいけれど、がんばってくれたHくんでしたね。
ご機嫌が悪くなることなく、スタッフと一日楽しく遊んでくれたHくん。
来週は元気に保育園に行けるといいね。お大事に!
高熱の後でグズグズ言っていたので、大丈夫かなぁ?と不安がありましたが、牛乳パックやシールや風船などたくさん遊び道具を持って来ていただき、仕事に行く時も泣くことなく遊んでいて助かりました。
途中経過のメールでも機嫌よく遊んでましたと報告してもらったので安心できました。
帰宅後の報告も1日の様子を細かく教えてくださって、息子とも楽しんでいた様子が伝わりました。
転んで目の下を打ったとのことで、大したことなかったのですが本部の方からもお詫びの言葉をいただきました。
本部スタッフより
廊下を歩いているときに転んで頬をうってしまい、未然に防ぐことが出来ず申し訳ありませんでした。
にも関わらず、保育スタッフ・事務局スタッフにも配慮のお言葉までいただき、恐縮です。より安心・安全の保育を努めていきたいと思います。
ノーベルではまさに夏風邪の手足口病、プール熱のお預かりが増えていますが、大阪の河内地域ではおたふくかぜも迫る勢いの感染状況のようです。潜伏期間が2~3週間と長い上に、回復までの期間も長いのでできれば予防したい病気の一つですね。
▼ノーベルの病児保育とは?
https://byojihoiku.nponobel.jp/
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