ノーベルの保育品質

ノーベルの訪問保育|寝ない子どもの病気のときの寝かしつけ方法

こんにちは、ノーベル事務局です。

「子どものお熱は38度あるけど、異常に元気。」「からだを休めて欲しいのに、いくら誘っても眠ってくれない。(少しは親も休ませてほしい…)」
…という状況は子どもの看病を経験した親なら誰しもが経験済みの「子育てあるある…」ですよね。

病気の子どもに限らず、またどの月齢のお子さんでも、共通のお悩みかと思いますので、参考になれば幸いです。

ポイント① 眠れる環境をつくる 

お子さんが病気のときはぐったりとしているから、すぐに眠れる…と思いきや、全然寝てくれない、ということはありませんか?お昼ごはんを食べたあとも、元気…、意外と子どもは病気のときでも元気なこともありますよね。

おふとんの上でも、すぐに起き上がったり、遊んだり。こどもはねんねする気になっていません…。

まずはお部屋の環境づくり

明るいお部屋で眠くならないのは大人も一緒です。まず、リビングの明かりや照度を調整できそうなら、お昼でもカーテンを閉め、電気を消して暗くしてみましょう。夜であれば、照明の明るさを抑えます。最近では、電球でも照度を調整できるスマート電球などもありますので、電球を変えるだけで対策もできます。

そろそろ寝ようか…、となったらテレビなど刺激の強い遊びはやめて、静かに絵本の読み聞かせなどをしましょう。

そして、寝室です。寝室も電気も消して暗くして、カーテンも遮光カーテンをおすすめします。窓に遮光シートを貼るのでもいいでしょう。我が家ではリビングの光が、明かり取りの窓から入ってしまうので、そこにシートを貼っています。

部屋を暗くする

ポイント② 手足を温める

発熱していて、熱は高いけど、手足が冷たい。熱があがっている時に身震いする、大人でもしんどいタイミングですよね。そんな時はやはり寝づらいもの。

そういう時は、手足を温めてあげると効果的です。

「手を握る」「太ももで足を挟む」「手足のマッサージ(さする、撫でる)」といった人肌作戦や、足が冷たいときは靴下を履かせる、ということも有効です。

お布団にちゃんと入ることも大事です。ただ、寝たと思ってからお布団をかけると、冬場などはお布団が冷たくて起きてしまうこともあります。その場合は、布団の上に親が座って温めておき、そこにそーっとひざ上からちょっとずつずらして置くとよいですよ。

我が家では、冬場は、お布団の頭の位置に湯たんぽを置いて温めておいてから子どもを寝かせるようにしています。お布団をあらかじめ布団乾燥機などで温めておく、というのも良いと思います。

ポイント③ 頭をなでなで

体を横にするのを嫌がるようなら、例えば親の膝の上に座った状態で、絵本読みながら手足や体をなでたり、頭をなでてあげたりするのも有効です。頭にはリラックス効果・眠くなるツボがあるようです。

赤ちゃんの足

ポイント④ お昼寝の後のお楽しみ

「寝たら元気になるからね」「次起きたら、これで遊ぼうね/食べようね」などと寝る理由と、寝た後の楽しみについて言い聞かせます。楽しみの食べ物だったり、好きな遊びやおもちゃの話だったり、いい気持ちで眠れるようにします。

お昼寝

ポイント⑤ とにかく布団へ誘導

言葉がわかるくらいちょっと大きくなったら、「寝なくてもいいけど、体を横にして体を休めてね/目をつぶってゆっくりしてね」と言い聞かせて布団にお誘いします。

手足や頭、その子が心地よいと感じる場所をさすりながら、絵本を読んだり、お話をして過ごします。そうやっているうちにウトウト。大人も布団で横になったらつい寝てしまいますよね?

布団に誘導できれば、こちらのものです。

寝かしつけに関する利用会員さまのギモンにお答えします!

寝かしつけテクニックをいろいろとご紹介したところで、もうひとつ利用会員さまからご質問をいただいたのでご紹介しますね。

利用会員さまからのご質問

「土日はどうしても、いつも保育園でお昼寝している時間には寝てくれず、夕方遅くなってから眠くなって寝てしまいがちです。夜もきちんと寝てほしいのですが、そのせいでなかなか寝付かなくて困っています・・・」
そんなとき、ノーベルではどのように対応されていますか?

保育スタッフからのアドバイス

そもそも日中はあきらめないで、上記の方法その他を駆使して寝かしつけをします。それでも寝ない子はほとんどいません。そのうえで、17時~18時になったら、先にお風呂を沸かし、寝床の準備をするなどしていつでも寝られる状態を整えます。

食事のしたくやいろいろな家事を先に片付けたいところですが、そこは子ども優先で。

もしその時間から寝てしまったら、途中で起こさず、朝まで寝てもらうつもりでそっとしておきましょう。

ノーベルスタッフは、病気で機嫌が悪かったり、初めて会うスタッフに不安だったりするお子さんを相手に、日々、しっかりとお昼寝をしてもらうことができています。絶対にできる!と信じて、あきらめずに頑張ってくださいね。

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